1年間で100万円貯金できれば、5年で500万、10年で1,000万円貯まります。
多くの方が必要になる教育費や住宅資金、老後資金などにはとても大きな金額が必要になりますが、年間100万円貯めていけると手持ち資金で賄うことも現実的になってきます。
100万円という目標額を達成するために、筆者が改良を重ねた予算の立て方を紹介します。
目次
目標を見える化して、貯金を実現する

年間100万円はなかなかの金額です。
今年は特に、新型コロナウイルスの影響から給料やボーナスが減額されたり、在宅する時間が増えたことから家計費が増加しているご家庭もあることでしょうから、例年以上に家計費の調節は難しいと言えます。
そのような中でも貯金を確実に貯めていくために最も大切なことは、きちんと期限を決めて目標額を設定する「そんな当たり前なこと…」が大事なのです。
貯まりにくいご家庭ほど、意識してください。
明確な締め切りとゴールとなる数字があれば、自ずと現在の達成率が分かります。
目標を立てたときには想像できなかった急な支出があったという経験は、誰しも覚えがあることではないでしょうか。
思った通りに貯金が進まない時に、予算を組み直すのは早いに越したことはありません。
達成度が理解できていれば
というように、実際の暮らしに合った方向転換をしやすくなります。
まずは期限を設定し、100万円を達成すると決めてください。
貯金ができなくなる理由
100万円を貯めるには、
・ 年2回のボーナスから10万円ずつ貯金できれば月約6万7,000円
が必要です。
多くのご家庭では毎月の収入に多少の増減があっても、似通った金額ではないかと思います。
一方で、支出は毎月同じというわけにはいきません。
入ってくる金額はほぼ変わらないのに、支払いが多いときにも同じ金額を貯めていかなくては目標には届きません。
貯金が続かなくなる理由として、
よう取り組みましょう。
生活費を均等にしてみる

毎月必要な住居費や保険料、各種ローンなどの固定費は、金額が決まっていることがほとんどですから問題はないと言えます。
調整が必要な物、つまり毎月支払額が一定になりにくい生活費は
・ 食費
・ 光熱費
・ 生活雑貨
・ 衣類
・ レジャー費
・ 交際費
などです。
食費や生活雑貨
予算を立て、決めた枠内で生活しましょう。
無理のない金額を設定をするために、実際にどれだけ使っているのかを把握するには家計簿を参考にしてください。
家計簿は現在の使いすぎを判断するだけではなく、今後の予算を決めるために非常に役立ちます。
つけていない方は、とりあえず1か月使った額をありのまま記入し、いくらぐらいまでなら節約できるかを再考して、予算を設定してください。
光熱費
季節によって支払額が変動する光熱費は、昨年の支払額から金額が最も多い月と少ない月(筆者の場合は1月が最高額で10月が最低額です)を調査し、平均します。
毎月同じ額を取り分け、余った月はプールしていくことで支出を均一化します。
別に予算化する被服費、レジャー費、交際費などの特別費
1年間のそれぞれの予算を立て、特別費として別に費用を準備します。
これら特別費の備えがないと貯金を崩しやすくなるので、必ず確保してください。
特にレジャー費は外出時の
・ 交通費
・ ガソリン代
・ 食事代
・ お土産代
なども含んだ額を見込んでおくことで、普段の家計費が赤字になるのを避けられますし、使いすぎ防止にも役立ちます。
さらに、
というメリットもあります。
費用が大きくなる傾向にあるこれらの項目は金額が相応にあるため、意外にも節約しやすいのです。
セールやキャンペーン、ポイントなどを利用して、お得を見つけてください。
家計と向き合うことから始めてみる
収入が少なかったり赤字が続いていると、家計と向き合うのはどうしても億劫になります。
しかし、これは筆者の実感ですが、決して所得は高くなくても工夫次第で貯金はできるのです。
お金と向き合う時間を増やすことから、まずは始めてみてください。(執筆者:リアルな実用性のある記事にこだわる 吉田 りょう)