今、時代のトレンドは長財布からミニ財布へとシフト中です。
バッグの中身の省スペース化、コンパクトでおしゃれなシルエット、など支持される理由にはさまざまなものがありますが、実はミニ財布は節約アイテムとしてもとても優秀です。
そこで、今回はなぜミニ財布が節約に良いのか、その理由について詳しく紹介します。
「今までいろいろな節約術を試してきたけれどどれも続かなくて…」と悩んでいた人は、ミニ財布に変えて、浪費体質を改善させましょう。
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目次
【理由1】レシートをこまめにチェックできるから
長財布だとスペースに余裕があるゆえに、もらったレシートをついついため込みすぎてしまう傾向にあります。
気づけばチャックやボタンが閉まらないほど、財布がふくらんでいたなんて経験はないでしょうか。
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実はこれ、家計簿が続かない人の象徴でもあります。
レシートをとりあえずためておいて、あとでまとめて家計簿をつけようとするとだんだんわずらわしく感じてしまい、断念してしまう人が多いのです。
家計簿が続かないと、どれだけの支出があったのかの把握もできないため、もちろん節約や貯蓄も難しくなるでしょう。
一方で、ミニ財布は当日分のレシート数枚なら収納できますが、だいたい2~3日程度でパンパンになってしまいます。
そのため、嫌でも強制的にレシートの整理をしなければならないでしょう。
家計簿がわりにも
また家計簿をつけない人でも、2~3日分のレシートであればだいたいの金額をチェックしやすく、
と使い過ぎに気付いて意識できます。
こまめなレシートチェックを自然と習慣化できる点は、ミニ財布の大きなメリットと言えます。
【理由2】クレジットカードを厳選し管理できるから
ミニ財布はポケット収納も少ないため、持ち歩けるカードは限られています。
そのため、クレジットカードも本当に必要なものだけを数枚厳選しなければなりません。
クレジットカードは、決算が翌月となってしまうだけでなく、支払日もカードによってバラバラであるため、分散しているとどれだけ使ったのか管理しづらいのが難点です。
しかし、カードをまとめれば、支出管理もしやすくなります。
また、クレジットカード経由のポイントも集約できるので、効率よくポイントをためられるでしょう。
ミニ財布とデビットカードの相性も良い
そのほか、ミニ財布派で節約上手な人のなかには、クレジットカードや現金をあまり持たない代わりに、デビッドカードを持つ人もいるようです。
デビッドカードはクレジットカードのように翌月引き落としではなくその場で口座から引き落とされるため、支出管理が把握しやすいだけでなく残高以上に使ってしまうリスクも減らせます。
ミニ財布といっしょにデビットカードデビューするのも節約の近道となるかもしれません。
【理由3】ポイントカードによる無駄使いが防げるから
スーパーや、ドラッグストア、飲食店や美容室など、いまやどこででもポイントカードをすすめられます。
その多くが0円で作成できることから、
と考えてしまう傾向にあります。
しかし、作ったのはいいものの、そのおかげで財布はパンパンになってはいませんか。
ポイントカードをたくさん持っていると、「何日はポイント何倍」や「何円以上で1ポイント」といったワードにひかれて、つい不要なものまで購入してしまう場合もあるでしょう。
しかし、ミニ財布であれば、クレジットカード同様に最低限のポイントカードしか入れられないため、本当によく利用するお店のものだけを厳選しなければならないほか、カードを作成すること自体を慎重に考えるようになります。
ドラッグストアならここ、スーパーならここ、と普段から決めたカードだけを持ち歩けば、無駄遣いも防げるほか、ポイントも効率よく貯められます。
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【理由4】小銭貯金ができるから
ミニ財布はたいてい小銭入れもコンパクトな作りとなっているため、小銭入れもすぐにいっぱいになりやすいです。
ゆえに、小銭を意識して使っていかなければなりません。
小銭がたまらないよう計算しながら支払うことで、お札も減りにくくなり、節約へとつながっていくでしょう。
また、小銭がたまった場合は貯金箱へ移すのもおすすめです。
「ちりも積もれば山となる」で、小銭貯金を続ければ案外大きな金額がたまっていることもあります。
ミニ財布なら無理なく節約体質
長財布を愛用中の人にとって、ミニ財布の容量が小さい点はマイナスポイントと捉えてしまうかもしれません。
しかしこれが節約には有効に働きます。
近頃では、100円均一などでも機能的なミニ財布が販売されています。
まずは安価なミニ財布を購入して、試してみるのもいいと思います。
ぜひ、ミニ財布であなたも家計改善を目指してみてはいかがでしょうか。(執筆者:元銀行員 吉村 みき子)