家に眠っている不用品はメルカリなどのフリマサイトに出品すれば、ほとんどのモノは売れていくでしょう。
しかし、同じモノであっても売るタイミングによって売れる値段は変わります。
需要が少ないときに出品すれば安く売れてしまい、需要が高いときに出品すれば想像以上に高値で売れることもあるのです。
今回は、いま売ると得するお宝を紹介します。
目次
1. 巣ごもりで需要増「筋トレマシーン・運動グッズ」
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いま売ると得するお宝のキーワードは「巣ごもり」です。
巣ごもり時間を有意義に過ごすためのグッズが高値で取引される傾向があります。
例えば「筋トレマシーン・運動グッズ」です。
おうち時間が増えて体重の増加や体力低下に悩んでいる人が増えています。
ランニングマシーンやバランスボールが家にあれば、スポーツジムに通わなくても手軽に運動できるでしょう。
しかし、ランニングマシーンのような大型マシーンは高額な出費を伴うだけでなく、せっかく購入してもすぐに飽きてしまい無駄な出費なる可能性もあります。
そこで「とりあえずメルカリで安い中古を探してみよう」と考える人が急増しています。
メルカリでは、ここ数か月、ランニングマシーンの取引が活発に行われています。
家に眠っている筋トレマシーンや運動グッズがあれば、まさに今は売り時といえるでしょう。
大型らくらくメルカリ便を利用しよう
大型マシーンは梱包が大変です。
コンポ資材や箱を買って送料まで負担したら経費が高くつきます。
そんなときには大型らくらくメルカリ便を利用しましょう。
大型らくらくメルカリ便は、業者に梱包をまるごと依頼できます。
送料は大きさによって変わります。
もしも折りたたみが可能なモノならば、折りたたんだ状態で発送すると送料を抑えられます。
売るなら巣ごもり需要の「いま」
筋トレマシーンや運動グッズは、需要がないときには「送料がマイナスにならなければいい」程度の金額で取引されていました。
ところが、巣ごもり需要が伸びてきてからは、大型らくらくメルカリ便の送料と同等の利益をのせられる金額で取引されています。
2. いまが売りの「金」
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金の価格が高騰しています。
2010年の平均価格は1gあたり3,477円だったものが、2020年8月7日には7,769円の値がつきました。
金の取引といえば板状のゴールドバーをイメージしますが、金は重さで値段が決まるためネックレスでも指輪でも昔よりも今の価格の方が高くなっています。
家に眠っているギラギラした「もう使えないデザイン」のネックレスや指輪があれば、今が売り時です。
金は毎日値段が変わります。
値が上がっているときには、つい「明日の方が高くなるかも」と思い、売りに行く日を先延ばしにしてしまいそうになります。
しかし、金や株はささいなことで大きく値が動きます。
純金積み立てのように実物が手元にあるのではなく、電話やネットで簡単に売買でればよいのですが、ネックレスや指輪のような実物資産で手元に金を持っている場合は、実物を店頭に持って行って売らなければならないことが多いです。
使わない金のネックレスや指輪はいまが売り
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せっかく値が上がっても「今日は仕事で売りに行けない…」とタイミングを逃しているうちにあっという間に値が下がることもあります。
多少の変動があったとしても、これほど高値で金が取引されてきた期間はありません。
使わない金が手元にあれば、「行かれるときが売り時」と思って売りに行きましょう。
ちなみに、ネックレスは切れていても、指輪は傷だらけでも金の価値は「重さ」で評価されます。
壊れたネックレスを捨てて3万円損した友人の話
「ネックレスの留め具が壊れ使えないから捨ててしまった」という人がいました。
ネックレスの価値はなくなっても、金の価値に変わりはありません。
買取価格は金の相場や純度によって異なりますが、彼女はおよそ4gの金、約3万円を捨ててしまいました。
3. 人気の児童書は「ほぼ定価で売れる」可能性も
巣ごもり需要の隠れた人気商品が児童書です。
家で過ごす時間が長くなった子どもに本を買い与える親が増えています。
今まで本を読む習慣がなかった子どもが、休校期間中に本を読むようになり、本好きになったという話も聞きます。
親としてはせっせと本を買い与えてたくさんの本を読ませたいと思うでしょう。
しかし本は意外と値が張ります。
絵本よりも字が多い児童書は1,000円ちかくするものが多く、全13巻となれば1万3,000円の出費です。
本を安く手に入れるならば古本屋ですが、人気の児童書は古本屋の本棚に並んでいません。
なぜならば、古本屋に売るよりもフリマサイトで売った方がずっと高く売れるからです。
人気がある児童書の例
小学生に人気の「銭天堂」という児童書があります。
大人が読んでも楽しめる内容となっていて、1冊990円(税込)で、1巻は2013年に発売されました。
現在は13巻まで発売されていますが、7年も前に発売された本にもかかわらず、どの巻もメルカリに出品されれば即完売です。
値段も、700円なら安い方で800円以上でもすぐに売れてしまいます。
1度読んだきりの本を売るならいま
児童書が売れやすい理由は、買い手が求める商品のハードルが低いことです。
大人が使う商品は「汚れ」、「色あせ」が売値の大きなハードルになります。
一方、児童書は「子どもが1度読めればいい」と考えるせいか「汚れ」、「色あせ」、「折れ」はさほど値段に影響しません。
売るときには「汚れ」、「色あせ」、「折れ」をはっきりと伝えないと、トラブルの原因になるので注意してください。
子どもが1度読んだきりで眠っている児童書は巣ごもり需要がある今が売り時です。(執筆者:式部 順子)