福袋といえば冬の楽しみですが、今年に限っては「今しか買えない福袋」がたくさんあります。
コロナで行き場を失った商品が詰め込まれた福袋です。
休業要請や自粛によって行き場を失った商品の多くは、すでに福袋や処分価格で販売されて完売しています。
しかし、まだまだ「もったいない福袋」は残っています。
そこで今回は、今からでも買える応援福袋を紹介します。
目次
1. 80%引き: 今なら買える「バラの花束30本」送料込み6,600円
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コロナの影響を大きく受けた業界といえば「生花業界」ではないでしょうか。
結婚式やイベントが続々と中止になり、生花は行き場を失いました。
飲食店は徐々に営業を再開し、食品や食材の福袋は少なくなりました。
しかし、まだまだ自粛ムードなのが結婚式やイベントで、延期などによって生花は行き場を失っています。
花屋の前を通ると季節ごとのきれいな花が並び「ちょっと買ってみようかな」と思うこともあります。
しかし、値段をみると「ガーベラ1本300円」、「バラ1本1,000円」と書いてあり、購入を見送ることが多いのです。
発表会に招待されて花束を買うことはありますが、それなりのボリュームを求めると5,000円以上の出費は覚悟しなければなりません。
そのような高価な花が「コロナで行き場を失った」という理由だけで廃棄されてきました。
その花や業界を救うために立ち上げられたのが「スマイルフラワープロジェクト」です。
定価の80%引きで購入できる花もあります。1本が定価1,000円で売られている高級なバラは1本200円になるということです。
もちろん花自体は定価で売られているものと全く同じです。
「スマイルフラワープロジェクト」では、コロナの影響で行き場を失った花を他にもたくさん紹介しています。
生花はクール便で送られることが多く花代が安くても送料が高いことが多いのですが、「スマイルフラワープロジェクト」は国産農林水産物販売促進緊急対策事業であり、対象商品は送料が無料(クール便も含む)です。
9月には敬老の日があります。例年であれば自分の親に孫の顔を見せに実家に行っていたかもしれません。
それもままならない今年は花を贈ってみてはいかがでしょうか。
自宅に飾るのであれば華なラッピングの5,000円の花束よりも収穫して間もない新鮮な花がたくさん詰まった箱入りの方が喜ばれるかもしれません。
2. 52%引き: まだあった「冷蔵で届く真鯛のお刺身」送料込み1,380円
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食品の福袋の多くは完売しています。
しかし、料亭で使われる高級食材の一部はまだまだ在庫が残っています。
一流料亭やホテルで使われる高級食材は福袋価格になっても高いことが多く、庶民の食卓用には別の意味で「もったいない」で手を出せません。
しかし、実は、高級食材にもかかわらず庶民にも手が届く1,500円以下の高級食材福袋があるのです。それが「真鯛のお刺身」です。
一般的にお刺身や肉の福袋は冷凍された状態です。
家庭で解凍するとドリップが出てしまい、おいしい食材でも味が落ちてしまう傾向があります。
「真鯛お刺身セット」は冷蔵で届くので届いたその場で食べられます。
鯛のお刺身御膳を外で食べれば1人前も1,380円では食べられないことでしょう。
それが「行き場を失った食材」というだけで3人前(300g)が送料込みで1,380円になっているのです。
「真鯛お刺身セット」が紹介されているサイト「REACH STOCK」では、たくさんのお刺身や厳選された食材が庶民にも手が届く値段で紹介されています。
「高級食材はふるさと納税でお得にもらう」という人がいますが、鯛のお刺身を300gもらうためには1万4,000円程度の寄付を求められることが多く、やはり庶民には気軽に払える金額ではありません。
出費を最小限に抑えつつおいしい食材を入手する方法は今ならではの「もったいない福袋」なのではないでしょうか。
3. プライスレス: 気持ちがうれしい「元祖いかせんべい」
福袋には思いもよらない出会いがあります。
筆者は岩手のおみやげ品が詰まった復興福袋を購入しました。
その際に入っていた「いかせんべい」をとても気に入り、パッケージに書いてあった製造元から直接購入することにしました。
10枚で411円(税込み)という手頃な価格でありながらも三陸のイカがたっぷりと使われているせんべいで、甘いものが苦手な人でもおいしく食べられるおやつです。
ホームページから注文すると、間もなく商品が届きました。
支払いは同封された手書きの振込用紙を使って郵便局で振り込みます。
ダンボールを開けると、注文した商品だけではなく、壊れたいかせんべいがたくさん入っていました。
いかせんべいは「ひらぺったい」せんべいであるため、生産中にどうしても「こわれ」が出ます。
その「こわれ」がおまけとして入れてありました。
「こわれせんべい」の袋には地元の小学生が描いたと思われるイラストが印刷され、心温まる「おまけ」でまるで福袋のようにお得なダンボールでした。
福袋は支払った金額分よりも多い商品が詰まっているから「お得」だと感じます。
しかし、福袋には「知らなかった商品を知るきっかけ」というプライスレスなお得も詰まっているのです。(執筆者:式部 順子)