ベルマークを覚えていますか。
お菓子やノートに付いているマークを切り取って、学校に持って行った記憶があるでしょう。
ベルマークは基本的に学校などが得をするもので、集めた人は得をしません。
しかし、ベルマークを寄付しつつ自分も得できるチャンスがあります。
今回は、ベルマークについて学ぶとともに、お得なチャンスの内容を紹介しましょう。

目次
ベルマーク運動とは

ベルマーク運動とは、子どもたちが豊かで平等な環境で学ぶことを目的とした活動で、その仕組みは以下の通りです。

(1)「協賛会社」と呼ばれる会社が自社商品にベルマークを付け、ベルマークの点数分の資金援助をします。
(2) 協賛会社の商品を消費者が購入し、商品に付いたベルマークを「各種団体」(学校・公民館など)に寄付します。
(3) 各種団体はベルマークの点数を集計し、その点数を使って「協力会社」が扱う教材や備品を購入します。
そして、ベルマークに関するあらゆる事務的なことを担当するのが、「ベルマーク教育助成財団」です。
ベルマークの対象商品
どんなものにベルマークが付いているか、協賛会社とその商品を紹介します。
イシイのおべんとクンミートボール

石井食品株式会社のイシイのおべんとクンミートボールは、お弁当のおかずの絶対王者、今でも筆者は「あん」をご飯にかけて食べています。
袋をきれいに洗って、約1cm角の小さなベルマークを切り取るので、ベルマーク難易度は高めです。
ショウワノート「ジャポニカ学習帳」

「ジャポニカ学習帳」でおなじみショウワノート株式会社のノートにも、ベルマークが付いています。
「気持ち悪い」という理由で1度は消滅した昆虫シリーズも、50周年を記念して復活です。
気持ち悪いと感じる方向けには、イラストバージョンもあります。
あいおいニッセイ同和損保の「タフ」

お子さんとは直接関係ないかもしれませんが、あいおいニッセイ同和損保の保険商品「タフ」シリーズにも、ベルマークが付いています。

ベルマークの交換商品
集まったベルマークは、1点=1円相当として協力会社のこんなものに交換できます。
黒板ふきクリーナー

内田洋行の黒板ふきクリーナー(税別1万3,500円)です。
筆者の学生時代にもある日これがやってきて、従来は窓の外でパンパンたたいて黒板吹きの掃除が、非常に楽になった記憶があります。
屋外時計

SEIKOの屋外時計(税別34万円)は、グラウンドのどこからでもよく見える場所に設置されていました。
ベルマークを集めると抽選で賞品が当たる

ベルマーク運動は、マークを集める消費者は直接得をしません。
ボランティアとはいえ、自分もなにか得をしたいです。
現在、ツルハドラッグでは関東地域限定(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・茨城県・栃木県・長野県・山梨県)ですが、
関東地方では10月19日まで、キリンビバレッジの対象商品のベルマークを6点分集めて、ツルハにある応募はがき(官製はがきでも可)に貼って送ると、合計160名に以下のような賞品が当たります。
・ ツルハグループ商品券1,000円分:100名(結にはずれた方の中から)
ふるさと応援関東地方「結(むすび)」は、銘柄肉・麺類・果物など厳選された関東エリアのグルメボックスです。
ベルマークの対象商品は、キリン生茶・キリンレモン・小岩井純水果汁シリーズ・キリンラブスポーツです。
応募に使ったベルマークは、関東地方の小学校などに寄贈されます。
開催期間:2020年10月15日(木)まで
応募締切:2020年10月19日(月) ※当日消印有効
ベルマークで抽選に参加し子どもたちをサポートしよう
子どものころよく集めていたベルマークは、学校の教材などに活用されます。
1人1人が集められるベルマークの点数は決して多くありませんが、多くの人が協力すれば高額商品も購入可能です。
学校をよく見ると、あれもこれもベルマークでもらったものかもしれません。
消費者は直接的に得をしないベルマークですが、ベルマークを送って抽選ですてきな賞品がもらえるキャンペーンもやっています。
ぜひ参加して、学校に貢献するとともにすてきな賞品を獲得しましょう。(執筆者:角野 達仁)