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【つみたてNISA】口座の非稼働割合は40%超 初心者は100円から初めよう

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【つみたてNISA】口座の非稼働割合は40%超 初心者は100円から初めよう

資産運用をNISA口座でご検討されている方もいらっしゃるかと思います。

注意すべきは、NISA口座開設をすることと資産運用を始めることは違うということです。

NISA口座を開設するには時間がかかりますし、開設後は実際に商品を選ばなければなりません

従って、NISA口座を開設する際には、実際に開設後にどのように投資を開始するかも合わせて考えることが大切です。

今回は、直近のNISA口座利用状況について解説すると同時に特に投資初心者の方が実際に無理なく投資を始められる方法を紹介します。

初心者が無理なく投資できる方法

2019年度のNISA口座利用状況

NISA口座の2019年度の利用状況に関する金融庁公表データによると、「つみたてNISA口座」を開設しただけで未利用の方が非常に多いということが分かります。

NISA・ジュニアNISA口座の利用状況に関する調査結果

当該データを見ると、2019年度の「つみたてNISA口座」を保有されていた方の40%以上は実際の商品の買付をしていないことがわかります。

この要因は、一概には言えませんが、「口座を開設するだけで満足してしまった」か「いざ投資を始めるとなると腰が重くなってしまった」という方が一定数いらっしゃるのではないかと推測されます。

実際に、NISA口座を開設するには一般の証券口座開設よりも時間を要します

そのタイムラグの間に資産運用を始めようという熱が冷めてしまうことも想像できます。

「つみたてNISA」は少額から始められる

「つみたてNISA」は最大年間40万円まで投資可能です。

これを1か月にすれば最大3万円超を積立金額に設定できるということです。

しかし、投資枠を使い切らなければならないというルールはありません。

資産運用にそこまで資金を振り分けられない方だけではなく、投資に慣れていない方も毎月3万円以上の金額に設定することにこだわる必要はありません

投資のリスクを調整する方法として簡単なのは、金額を小さくすることです。

「つみたてNISA」の場合、証券会社にもよりますが、ネット証券であれば最低投資金額が100円という会社もあります

投資に抵抗を感じる方はまず少額から始めてみる

投資に抵抗を感じる方は、投資に慣れる意味で100円から始めてみるのも1つの方法と考えます。

「つみたてNISA」は最大20年間の利用が可能です。

最初の

1年程は資産を増やすためではなく、投資に慣れることを目的に投資金額を設定して、まずは始めてみる

というのはいかがでしょう。

資産運用を開始したい場合には、「資産運用を開始 → 資産が増える」ではなく、

「資産運用を開始する → 投資の知識や経験が増える → 資産が増える」

という段階を踏みます。

投資に不慣れな方は、投資を経験してご自身に馴染むまでの時間を意識的に設けることも資産運用を成功させるカギです。

ちょっとずつならいける

買付商品や金額の変更は随時可能

「つみたてNISA」は金融庁がある程度商品を選定してくれているので、投資初心者の方がこれから資産形成するのになじむ商品で構成されています。

また、投資方法も一括でまとまった金額を投資する方法は利用できず、毎月少額の積立投資に限定されています。

従って、、ある程度買いたい商品のめどがついたら、最初は気になる銘柄をまずはいくつか買い始めてみるとよいことでしょう。

買付商品や金額の変更は随時可能ですので、最初は無理のない金額からぜひ始めてみてください。(執筆者:元証券会社勤務 佐藤 彰)

《佐藤 彰》
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佐藤 彰

佐藤 彰

全国に営業店を構える対面型証券会社とIT系の証券会社に勤務し、2019年4月に独立しました。金融機関在籍時は、主にコンプライアンス部門に所属し、若手社員教育、コンプライアンス研修、投資信託販売のチェックを主に担当していました。金融機関外での金融教育の必要性を実感し、現在は主に投資信託による資産形成を支援するファイナンシャルプランナーとして活動しています。コーチ資格も保有しており、投資と心理にも着目した情報発信をしています。 <保有資格>AFP、米国CTI認定プロフェッショナルコーチCPCC 寄稿者にメッセージを送る

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