芸術の秋です。芸術と言えば美術館を思い浮かべますが、国宝・重要文化財の所蔵数を考えると博物館にも見どころがたくさんあります。
今回は、東京国立博物館をお得に楽しむというお話しです。

目次
日本を代表する博物館「東京国立博物館」
東京国立博物館は1872年に開館した日本最古の博物館であり、700件超にのぼる国宝・重要文化財の所蔵を誇ります。
これまでに「国宝阿修羅展」や「運慶展」など、大行列のできる数々の特別展が開催されてきました。
まさに日本を代表する「美の殿堂」です。
「総合文化展」と呼ばれる常設展も大変に充実していて、展示替えを年間約300回も行っています。
したがって、いつ行っても新しい発見があるのです。
値上げが続く東京国立博物館の料金

日本を代表する国立博物館ですから、料金も少々お高めです。
実は、2020年4月1日に総合文化展の一般料金が620円から1,000円に大幅に値上げされました。
「収蔵する文化財の保存に費用がかかるため」という理由です。
特別展もこれまで1,600円程度(テーマによって異なる)と決して安くはありませんでした。
さらに、10月6日から開かれる特別展「桃山―天下人の100年」の一般入場料は2,400円に値上がりします。
同館で開かれる展覧会の入場料としては過去最高なのですが、新型コロナウイルス感染対策のためと聞けば止むを得ません。
もし、「桃山」展に家族4人(大人2人、中学生以下2人)で行った場合、大人(一般)は2,400円 × 2人で4,800円です。
途中で展示替えがあるので、前期と後期の両方に行くとなると9,600円もかかります。
なお、特別展は中学生以下が、総合文化展は高校生以下が無料ですので、大人の料金さえ抑えることができれば東京国立博物館をリーズナブルに楽しめるのです。
東京国立博物館の特別展にほぼ半額で入場する方法
実は、正規の方法で大人がほぼ半額で入場できる方法があるのです。
それが「メンバーズプレミアムパス」です。
メンバーズプレミアムパスの概要
年会費は
です。
一般料金1,000円の総合文化展(平常展)に何度でも入場できることに加え、特別展のチケットが4枚含まれています。
ひとつの特別展を複数回観覧したり、家族や友人にチケットを譲ることもできるのです。
「桃山」展に4回(もしくは延べ4人で)入場しても5,000円で済むというわけです。
なお「桃山」展以降の入場料については、2020年9月現在でまだ未定ではありますが、コロナ対策の影響で「桃山」展に近い金額になることが想定されます。
パスは正門前の会員受付窓口で申し込むことができます。オンライン・郵便振替による申込受付は休止しているのでご注意ください。
総合文化展(平常展)は年間入り放題
特別展のチケット4枚だけでも十分にお得なのですが、総合文化展もかなり見ごたえがあるのでおすすめです。
しかも総合文化展に関しては、日本国内の他の国立博物館3館(京都・奈良・九州)にも何回でも入れるのです。
それらの都市に旅行や出張に行った際に、お金をかけずに芸術を楽しめるというわけです。
たとえば特別展4回(「桃山」展に準ずる金額と想定)、総合文化展5回を観覧するとあわせて1万4,600円ですから、1万円近くも節約できます。

奈良・九州の国立博物館の類似のパス
「メンバーズプレミアムパス」と類似したパスを奈良・九州の各国立博物館でも販売しています。
「奈良博プレミアムカード」で一般料金5,000円(特別展は記名者本人のみ各展覧会2回まで無料)
【九州国立博物館】
「メンバーズプレミアムパス」で一般料金3,100円(合計4回まで特別展を観覧可能)
なお、京都国立博物館には類似したパスはありません。
また、名称が似ている「国立博物館メンバーズパス」というのもあるのですが、こちらは東京・京都・奈良・九州の4館の総合文化展を何度でも観覧できます。
なお、これらの料金体系は2020年度のもので、2021年4月には新しい料金体系に変更となる可能性がありますので、ホームページなどでチェックしてみてください。
「メンバーズプレミアムパス」をお得に入手する裏技
さらに「メンバーズプレミアムパス」をお得に入手する方法があります。
株式会社コアが実施している株主優待では、200株以上でメンバーズプレミアムパス引換券1枚をもらえます(1年以上継続して保有)。
参考までに、2020年9月29日現在の株価は1,470円で最低購入金額は29万4,000円、権利確定月は3月末です。
株は購入できないという場合は、メルカリやヤフオク!で引換券が出品されていることがあるのでチェックしてみてください。
東京国立博物館はコロナ対策も万全
新型コロナウイルスの影響で、ファミリーで遊びに行ける場所がかなり減ってしまいました。
しかし、東京国立博物館では特別展、総合文化展ともオンラインで事前予約とすることでコロナ対策を行っています。混雑を避けることができるので安心です。
また、ファミリー向けのワークショップを開催したり、子どもでも楽しめるように展示方法を工夫している箇所もあります。
敷地内にはレストランやカフェもあるので1日中楽しむことができます。
なお、本館の階段は大ヒットドラマ「半沢直樹」において「東京中央銀行」としてたびたび登場しました。それだけでも家族で盛り上がること間違いなしです。
博物館には教科書にも載っている名品がたくさん展示されているので、子どもの学習にもぴったりです。
「メンバーズプレミアムパス」を活用して、東京国立博物館をぜひお得に楽しんでください。(執筆者:本田 陽子)