興味本位でいろいろ買った結果、似たような物が増えてしまった経験はありませんか。
しかも徐々に増えていくことが多く、低額なために家計簿を見ても気がつかないことがあります。
このような重複買いを効果的に防ぐコツについて、無意識のうちに集めてしまう商品を例に挙げました。
「興味本位でつい買ってしまう」というジャンルがあると重複買いが起こりやすいので、自分にも思い当たる節がないか確認してみてください。
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目次
1. 調味料
料理が好きな人やいろいろな味を試したくなる人は、あまり使わない調味料を買ったり、似たような調味料でも違うメーカーの物であれば買ってしまいます。
私の場合はドレッシングで、収納場所に困ってやっと買いすぎに気がつきました。
しかもいろいろな味を買っているつもりが、気づけば4種類とも似たような醬油ベースのドレッシングでした。
いつの間にか賞味期限が切れている物もありました。
クレイジーソルトなどハーブ入りの複合調味料を使用している場合は、単品で売られているハーブの調味料を使わなくなることが多いです。
クレイジーソルト自体にハーブが入っているため、他のハーブをあえて使用しなくなるからです。
しかしわが家にはクレイジーソルトの隣に使っていない単品のハーブたちも並んでいました。
調味料は100円から安く購入できる商品が多いため、家計に影響をしているという実感がありません。
しかし単体では安い調味料も、買いすぎれば浪費につながります。
2. サプリメント
「疲れやすい」
などの理由で、健康を気づかってサプリメントを飲んでいる人が多いです。
年齢を重ねるにつれてサプリメントの種類が増えていくという人もいるでしょう。
しかし複数のサプリメントを飲んでいると、成分が重複していることがあります。
例えば、
・ シェイプアップのため → プロテイン
・ 疲れや肉体疲労のため → ビタミン剤
というように、それぞれの悩みに対してさまざまなサプリメントを飲んでいるとします。
しかし成分表示を確認してみると、ビタミンやカルシウム、マグネシウムなどが重複していることがあります。
期待する効果ごとに購入しているために、成分の重複を見落としてしまいます。
栄養成分は推奨される1日に必要な摂取量を取ることができていれば、それ以上に取る必要はありません。
また、成分によっては取りすぎると良くない物もあります。
重複しているものがあれば減らせば節約にもつながりやすいです。
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3. 化粧品
新しい化粧品が発売されると、つい買ってしまうことがあります。
しかしアイシャドウや口紅など、似たような色を買ってしまうことがありませんか。
それぞれ微妙に色が違ったり、質感が違ったりする物を買っているつもりでも、比べてみると以前から持っていた化粧品とほとんど変わらないことがあります。
欲しい化粧品を見つけた時は、同じような物を持っていなかったかを考えて購入しましょう。
4. 洋服
よく着るデザインや好きな形がある人は、似たような服を買ってしまう傾向にあります。
私の場合はVネックのセーターとパーカーを複数持っていました。
これらは数年にわたって買った物であり、購入後タンスにしまう時に気がつきました。
それぞれ違う色であってもデザインが似ているため、飽きてすぐに違う洋服を買うことがありました。
また服には着やすい形があるように、着やすい色もあります。
特にプライベートよりも仕事や育児の時間が増えていくと、黒や紺、白やベージュ、グレーなどフォーマルな色が多くなりやすいです。
私の場合は紺色の服が多くなり、着合わせに困ったことがありました。
このように似たデザインや同じ色の服ばかりを集めてしまうと、いつも同じ服を着ている感覚になりやすいです。
結果、違う服を買いに行って出費を増やしてしまうことがあります。
これを防ぐためにも、以下のことを意識しましょう。
・ 同じデザインや色を買い集めないように気をつける
5. 柔軟剤
いろいろな香りの柔軟剤が好きな人は、つい何種類も買ってしまうことがあります。
柔軟剤の香りブームの時には自宅に3~5種類くらいあるという人もいました。
しかし多くの種類があると、すべて使い切るには時間がかかります。
・ 違う柔軟剤に好みが変わった
などの理由から使わなくなることもあります。
使いかけの柔軟剤を放置しておくのは成分の劣化につながりやすいこともありますが、なにより使わないのはもったいないです。
しかし、柔軟剤が1種類だと物足りないという人もいるでしょう。
そのような人は柔軟剤を2~3種類に絞ってローテーションすると、上手に使いきれます。
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買う前に「同じものを持っていないか」考える
調味料や柔軟剤などさまざまな種類が販売されている商品は、徐々に増えていきやすく、使わないものが出てくると無駄です。
化粧品や洋服なども同様です。
似たような物を買っていても、低額な商品ならば家計に影響を与えているように感じないため、家計簿を見ても気がつかないことが多いです。
そのため、実際に目で見て「今所有しているもの以上に必要かどうか」を考えると判断がしやすくなります。
似たような物を買ってしまう人は、購入時に同じような物を持っていなかったのかを考えてみると、重複して購入することを防げます。(執筆者:藤代 聖子)