引っ越し後しばらくのあいだ、車のない生活を送っていたわが家ですが、子どもが3人に増えたことを機に車を購入しました。
わが家が選んだのは新車ではなく「中古車」です。
中古車は本体価格が安いという点が1番の魅力ではありますが、その他にも経済的なメリットもあればデメリットもあることを実感しました。
今回は中古車を購入した筆者が実感した、中古車を購入する経済的なメリット・デメリットについて紹介します。

目次
【メリット1】本体価格が安い
わが家が中古車を選んだのも、「価格が安いこと」が1番の理由です。
新車でファミリーカーを購入すると300万円以上はかかります。
しかしわが家が購入したファミリーカーは、乗り出しまでで60万円以下です。
「安かろう悪かろう」という言葉もありますが、安い中古車でも探せば掘り出し物が見つかります。
【メリット2】ローンを組まずに購入しやすい
わが家が中古車を選んだもう1つの理由は、「ローンを組まなくて良い」という点です。
中古車でもローンを組んで購入する人はもちろんいます。
ですが中古車は新車よりも価格が安いので、一括で支払いやすいことも大きなメリットと言えます。
ローンを組む必要がなければ利息も発生しないので、出費の減少にもつながります。
【メリット3】新車では手が出せない車種やグレードの車も買いやすい
新車だと手が出せない車種やグレードが高い車も、中古車であれば何十万円も安く購入できる場合もあります。
とくにモデルチェンジする時期は、旧モデルを安く購入できるチャンスです。

【デメリット1】新車より燃費が劣りガソリン代がかさむ
一方で中古車には新車では発生しない経済的なデメリットもあります。
どんな車を購入するかにもよりますが、中古車は新車よりも年式が古いため燃費も劣ります。
筆者が購入した車も、燃費が良いとは言えません。
そのため、新車よりも当然ガソリン代がかさみます。
普段はできるだけ自転車で行動し、雨の日や休日のおでかけ、帰省の際に車を使うなどメリハリを持たせるようにしてガソリン代を抑えています。
【デメリット2】メンテナンス費がかかる
中古車は、前所有者の乗り方やメンテンスによって状態が異なります。
そのため見た目はキレイでも、実際に乗り始めてからいろいろなところに不具合が起きることも少なくなりません。
新車と比べてメンテナンス費がかかるため、急な修理代や車検代が高額になる場合もあります。

【デメリット3】初年度から13年経過すると自動車税が15%高くなる
初年度登録から13年経過すると、自動車税が15%追加されるため税金が高くなります。
年式の古い中古車を購入すると数年乗っただけで自動車税が高くなることもあり、新車よりも出費が増えます。
【デメリット4】エコカー減税が使えない
新車を購入する際は「エコカー減税」を利用して自動車税を減らせます。
中古車でもエコカー減税が適応になる場合もありますが、基準を満たす必要があるためエコカー減税を受けられるケースは少ないです。
メリット・デメリットを把握し納得して購入を
わが家は、
(1) 小さな子どもが3人いるので汚す可能性がある
(2) 筆者が約2年運転していないので、車に傷をつける可能性がある
(3) ローンを組まずに購入したい(利息の支払いは避けたい)
(4) 乗り潰してから次の車を購入する予定
(5) 普段は自転車移動、必要なときのみ車を使うスタンスにする
上記5つの理由から、中古車を選びました。
中古車のデメリットもしっかり把握し、割り切って購入したので特に不満はありません。
ただし中古車のデメリットを知らないまま購入すると、後から「新車にしておけばよかった」と後悔する可能性もあります。
中古車を選ぶ際は、経済的なメリットだけでなくデメリットも把握し、納得したうえで購入することが大切です。(執筆者:三木 千奈)