現代の日本では、一家に1台、もしくは複数台のテレビを所有しているというのが一般的です。
しかしながら、そのテレビを手放すことでたくさんのメリットが得られることでしょう。
今回は、テレビを手放す最も大きな利点として、4つの節約効果について紹介します。
目次
節約効果1. 時間の節約

ネットリサーチのDIMSDRIVEによる約8,000人を対象としたアンケート調査では、参加したうちの約半数が1日に2時間~3時間テレビを視聴しているという結果が出ていました。
いったん無意識にテレビを付けてしまうと、10分、20分、1時間…あっという間に貴重な時間が過ぎてしまいます。
お金に余裕があるないに拘らず、誰もが1日24時間を平等に与えられています。
本当に見たい番組ならムダにはなりませんが、「なんとなく」で眺めているだけの時間はもったいないです。
テレビを手放すことで、得られる「時間」に焦点をあてましょう。時間にゆとりが生まれた分、節約や副業などができればさらにお金を増やせます。
節約効果2. お金の節約
毎月のNHK放送受信料も、軽視してはいけません。
2020年11月の時点では、クレジットカード、または口座引き落としの場合、1か月1,225円、年払いで1万3,650円です。
テレビを1日1時間視聴したときの電気代は、1か月で平均約52円と言われています。
仮に1日3時間視聴したとすれば、1日で5.19円、1か月で155.7円、年間にすると1,868.4円です。
テレビを手放せば、これらのコストは一切かからりません。
算出工程
52円÷30日=1日1時間あたり1.73円
以下1日3時間視聴した場合のコスト
1.73円×3時間=1日3時間あたり5.19円
5.19円×30日=1か月あたり155.7円
155.7円×12か月=1年間あたり1,868.4円
1,868.4円 + NHK受信料年払い1万3,650円 =1万5,518.4円
節約効果3. 思考の節約

ただ何となくテレビを見ていると、自分の意思とは関係なく、さまざまな情報が入ってきます。
目から耳から絶え間なく情報を浴びてしまい、本来考えるべきものごとを、考える余裕すらなくなってしまいます。
さらには予定外に購買意欲までかきたてられ、無駄な出費につながることさえあります。
次から次へと飛び込んでくる情報に右往左往し、自分に影響を及ぼさない事柄にまで干渉するなど、これでは本末転倒です。
テレビを手放せば過剰な情報や誘惑を遮れ、ムダな出費をおさえられます。
節約効果4. 空間の節約
テレビは比較的大きめのモノが多いので、置く場所を確保しなければなりません。
特にリビングに置いてあるテレビは、家の中でもかなりの存在感です。それだけに、手放すことには抵抗がある方も多いことでしょう。
そのような場合には、ある一定の期間、たとえば3か月を目安にして考えてください。
その間に1度もテレビを見ずに済んだのであれば、テレビを手放すことにためらいは無用です。
どんなに小さなスペースにも、土地代があります。テレビを手放すことで得るスペースを有効利用してください。
年間の固定費を大きく削減
筆者は、すでにテレビを手放しています。今でも何の問題もなく、むしろ快適に過ごせています。
強いて後悔を挙げるとすれば、「もっと早く手放せばよかった」これに尽きます。
年間の節約額を見ると、それを切実に感じます。大きな固定費を節約できると、家計に大きな変化が生まれます。
あらゆる見直しをした方は、テレビの見直しも検討してみてください。(執筆者:遠藤 ゆかり)