クリスマスから年末年始の出費の多い時期に、この問題も毎年の悩みです。
そうしたストレスを減らすために、おせち料理代を節約する方法をお話しします。
購入する人、作る人の両方に合わせた内容で、少しでも節約をしたい人におすすめです。

目次
おせちは「購入」か「作る」か
おせち料理は購入と手作り、どちらを選ぶにしてもお金がかかります。
料理を用意するうえで最も避けたいのは「食べてもらえないこと」なので、家族が食べそうなおせちを用意しましょう。
食べ物を腐らせずに期間内に食べることが最大の節約です。
おせちのセットを購入する場合
おせち料理のセットはデパートや飲食店、近年ではコンビニからも注文ができるようになるなど、とても便利になりました。
子供など家族に「和風のおせち料理」を食べない傾向がある場合には、「洋風のおせち料理」のセットにすることも考えてみましょう。
早割りを狙う
おせち料理の注文は早くて9月から開始されます。安く手に入れるには、早割りで購入するのがおすすめです。
12月下旬の値下げを狙う
12月下旬になると、おせち料理が値下げされることがあります。
しかし、人気の商品は売り切れて値下げ対象にはならないことがあるため、希望の料理が手に入るかどうかは分かりません。
「予算内の金額で買えるおせち料理ならばOK」という人に向いています。
クレジットカード決済でポイントを稼ぐ
おせち料理をサイトなどで購入する際にはクレジットカード決済でポイントを稼げるので、その分がお得になります。
ただし、手数料が発生しないように一括払いか2回払いにしましょう。
よく利用するお店で購入する
注文ではなく直接お店で購入する人は、普段から利用するお店で購入するのがよいことでしょう。
スーパーやデパートなど頻繁に利用する店であればポイントが貯まるのでお得です。
特に、クリスマスやお正月の売り出し期間中にはポイントが倍になるお店もあるので、ポイントを貯めるチャンスです。

おせちを作る、または一部を購入する場合
おせち料理を自分で作ることの良い点は、安く用意できるところです。
また、家族の好みに合わせて味付けできるため、子供が好む味付けにもしやすいという利点があります。
さらに、量を調整できるため、食べたい料理を多めに作れます。
しかし、おせち料理は種類が多いため、すべてを作ることは難しいと思われます。
そのため、多く食べたい物だけを手作りして少しだけ食べたい物は購入するなどといった調整をすると、料理の手間が省けるうえに節約しやすくなります。
食べたいおせちを家族に確認する
おせち料理を作る場合には、家族や自分がほとんど食べない物はメニューから除外しましょう。
おせち料理は縁起担ぎの意味合いがあるため頑張っていろいろと用意する人もいますが、家族があまり食べないおせち料理は残る傾向にあります。
わが家ではおせち料理を毎年手作りしています。しかし、作る品数には限界があるため、メニューについては聞いてみるようにしています。
家族に「エビとカズノコはいらない」と言われ、その代わりに「伊達巻きを多めに食べたい」と言われました。
このように家族に確認してメニューを削ることも「手間が省けて、食べ残しも出ない」方法の1つです。
メニューを削る際には栄養が偏らないように気をつけるようにすると、栄養面でも安心できます。
食材は安いスーパーで購入
おせち料理を作る際には食材が大量かつ種類も必要で普段の料理よりも出費が増えるため、安いスーパーで買うのがおすすめです。
また、伊達巻ききや昆布巻きなど出来合いの物を一緒に購入するとさらに高額になり、場所によっては会計に1,000円以上の差が出ることがあります。
業務スーパーを利用する
安さと食材の量を考えるのであれば、業務スーパーがおすすめです。
業務スーパーの食材は業務用サイズであるため、量が必要な食材をお手頃価格で購入できます。
また、商品には筑前煮のセットやゴボウのささがきなどもあるので、下ごしらえの手間も省けて便利です。
ただし、食材は中国産など国産以外の商品が多いため、国産にこだわりがない人に適しています。

100均グッズを使って飾り付け
手作り料理の場合には重箱に入れても地味な印象になってしまいます。華やかにしたいのであれば、100均グッズを使ってみるのもよいことでしょう。
特に、重箱に入れる場合には仕切りが必要になるので用意しておくと便利です。お正月用の100均グッズは11月には販売されています。
和柄の彩り串やバラン、お料理カップなどいろいろとあるので、これらを2~3種類取り入れると料理が華やいで「高見え」します。
早割や業スの利用でおせち代を上手に節約
おせち料理のセットを買う場合には、早割を利用したり、クレカなどのポイントを稼ぐことでお得に購入できます。
手作りの場合には業務スーパーなどを利用すると食材費を抑えられます。100均グッズで料理に華やぎをプラスすることも可能です。
おせち料理は縁起担ぎの意味もありますが、食べ残さない工夫が節約のポイントです。(執筆者:藤代 聖子)