ズボンを買うとだいたいの人が裾上げをすることになります。
この裾上げ、お裁縫の上手な人なら簡単にできるのかもしれません。
私は自他ともに認める不器用でいつも数百円払ってお店に裾上げをお願いしていました。
でも、少し前に100円ショップで画期的なアイテムを見つけました。
それはアイロン接着の「裾上げテープ」です。
これがあればもうお店で裾上げをお願いしなくても大丈夫になりました。
商品の特徴や使ってみて感じた使い方のコツ、ポイントなどをお教えします。
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目次
あなどれない裾上げ代
筆者は身長こそ平均より少し高めですが、デニムなどを購入するときはだいたいかなりの裾上げが必要になります。
最近は子育て中でヒールのある靴を履かず、ぺたんこの靴ばかりなのでなおさらです。
自分でまつり縫いやかがり縫いをして裾上げができれば良いのでしょうが、不器用なのでとても自分ではできません。
そのため、プチプラでボトムスを購入しても数百円かけて裾上げを依頼していました。
しかもだいたいが後日仕上がりとなるので、再びお店に行く手間と交通費も掛かります。
お店に裾上げを依頼しなければならないのでネットで安いボトムスがあっても購入をためらってしまいます。
ずっと「裾上げ代、仕方ないけどもったいないな」とモヤモヤしていました。
そんな時に100円ショップで見つけたのがアイロンで接着できる裾上げテープです。
これを使うと感単に、しかも安く裾上げができたのです。
100均の裾上げテープの特徴と使い方
裾上げテープは薄いリボンのような見た目をしています。
よく見ると片面にアイロンで溶ける糊が付いているのが分かります。
使い方はとっても簡単です。
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用意するもの
・ 裾上げしたいボトムス
・ 裾上げテープ
・ アイロン、アイロン台
・ 綿100%の当て布
・ ハサミ
(1) ボトムスを裏返し、裾上げしたい位置まで内側に折る
(2) ボトムスの裾と地の生地の境目に合わせて裾上げテープを巻き付け、1周分で切る
(3) 裾と地の生地の間に裾上げテープを置き、その上に当て布を置く
(4) アイロンを数十秒押し当てる。押し当てる時間や温度、ドライ、スチームなどは裾上げテープの注意書きに従う
(5) 裾上げ完了
慣れればアイロン掛けのついでにできてしまうほど簡単です。
裾上げテープは各100円ショップで取り扱っています。
いずれも1つでボトムス3本~4本分の裾上げができるくらいの長さが入っているので、ボトムス1本あたり30円弱で裾上げができる計算です。
プチプラファッションの代表格GUでは裾上げが1本300円です。
裾上げテープを使うと10分の1の費用で済むといえます。
裾上げテープはアイロン接着なので何度か洗濯すると一部分が剥がれてしまうこともあります。
そんな時もアイロン掛けのついでに再びアイロンを押し当てればだいたいは粘着力は復活しました。
裾上げテープを使うときのコツ
何度か裾上げテープを使ってみてつかんだコツがあります。
このひと手間で仕上がりがかなり綺麗にできました。
アイロンを使うのでまち針やクリップを使って位置を決めるより、チャコペンや鉛筆で印をつけておくのが個人的には簡単です。
購入した洋服は洗ってから着用するという人がほとんどかと思いますが、特に裾上げテープで裾上げをするボトムスは先に洗濯しておくのがおすすめです。
裾上げテープ自体は洗濯可の商品がほとんどですが、1度ボトムスを洗っておいた方が縮みなどが少なくて済むのか、長く剥がれずに着用できました。
裾上げテープを使う時の注意点
裾上げテープはアイロンを使って接着します。
ジャージなどアイロンの使えない素材でできたボトムスには裾上げテープは使えません。
裾上げテープは1度使うと剥がれてしまうことはあっても意図的に剥がすことはできません。
手縫いの裾上げなら解くことができますが、裾上げテープではそれができないということです。
例えば子供の成長を見越して大きめのズボンを購入した、しばらくは裾上げして成長したら元の丈に戻したい、という時には裾上げテープは不向きです。
1つあると簡単で、時短も節約できるアイテムなので、お試しください。(執筆者:金子 ゆかり)