三井住友カードは、1月31日をもって「A」「アミティエ」「エグゼクティブ」の新規発行を終了します。
終了の内容とともに代替候補も紹介して、カード選びの参考にしていただきたいと思います(記事中の価格は税込)。
目次
【1/31まで】三井住友カードの「A」「アミティエ」「エグゼクティブ」の新規募集が終了

三井住友カードでは、2021年1月31日をもって以下のカードの新規募集を終了します。
・ 三井住友カード A
・ 三井住友カード A(学生)
・ 三井住友カード アミティエ
・ 三井住友カード アミティエ(学生)
・ 三井住友カード エグゼクティブ
「A」「アミティエ」には学生カードが設定されており、満18歳以上の学生が申込可能です。
学生カードは利用限度額が少ないですが、通常カードよりも審査を柔軟に行ってくれて、在学中は年会費などの優遇があります。
ただし、研究生・聴講生・科目履修生・語学学校生・予備学校生・認可校以外の専門学校生は、学生カードを申し込めません。
「A」「アミティエ」「エグゼクティブ」がどんなカードなのか、チェックしましょう。
旅行保険が充実の「三井住友カード A」

三井住友カード Aは、 年会費1,650円(初年度無料、学生カードは在学中無料)のクレカです。
いわゆる「無印」の三井住友カードと基本的には変わりありませんが、三井住友カード Aは旅行保険が充実しています。
無印は海外旅行保険の全項目において、カード利用しないと保険が付帯しないのに対して、三井住友カード Aはカードを使わなくても自動で保険が付帯します(一部利用付帯あり)。
補償金額も三井住友カード Aの方が高額で、国内旅行保険に至っては無印には付帯していません。
ケータイ利用料がポイント2倍でコスパの高い「三井住友カード アミティエ」

三井住友カード アミティエは、年会費1,375円(初年度無料、学生カードは在学中無料)のクレカです。
国内外の旅行傷害保険に関しては、三井住友カード Aと同等の補償内容となっています。
また、ドコモ、au、ソフトバンク、ワイモバイルのケータイ料金をアミティエで支払い、Web明細を利用すると、ポイント2倍の還元率1%になります。
非常にコスパの高いカードといえます。
ビジネスパーソンにうれしい「三井住友カード エグゼクティブ」

三井住友カード エグゼクティブは、年会費3,300円(初年度無料)のクレカです。
海外旅行保険は最高4000万円、国内旅行保険も最高3000万円が自動付帯(一部利用付帯あり)と、旅行保険が充実しています。
医師への24時間・年中無休の無料電話相談もでき、忙しいビジネスパーソンも安心です。
「A」「アミティエ」「エグゼクティブ」の代替候補を紹介
「A」「アミティエ」「エグゼクティブ」の新規募集が終了となりますが、有効期限までは使えます。
ただし有効期限を迎えると同じカードで更新はできないので、新たなカードを探した方が良いかもしれません。
ここからは、「A」「アミティエ」「エグゼクティブ」の代替候補を紹介しましょう。
三井住友カード Aの代替候補→「Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD」

三井住友カード Aは、年会費を抑えつつ旅行保険が充実しているクレカです。
特に、国内旅行保険の自動付帯が大きなメリットですが、この条件を満たす同程度の年会費のカードはなかなかありません。
数少ない代替候補の1つが、「Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD」でしょう。
年会費は1,986円と、三井住友カード Aよりも若干高額ですが、最高2000万円の海外旅行保険、そして最高1000万円の国内旅行保険が自動付帯します。
三井住友カード Aは自動付帯分の国内旅行保険は300万円しかない一方で、Orico Card THE POINT PREMIUM GOLDの国内旅行保険は1000万円全額が自動付帯です。
Mastercardブランドを選べば、Mastercardの優待特典も受けられるほか、各種トラベルサポートも充実しています。
三井住友カード アミティエの代替候補→「JCBカード W plus L」

アミティエは、元々女性専用のクレカだったこともあり、旧券面は女性向けのデザインでした。
女性にうれしいカードという観点で代替候補を探すと、「JCBカード W plus L」でしょうか。
女性向けカード「JCB LINDA」の優待サービスも対象となります。
ケータイ料金でポイント2倍はありませんが、JCBカード W plus Lは元々の還元率が1%なので、還元率は変わりありません。
年会費無料とコスパの高いカードですが、39歳までしか申し込めません。
三井住友カード エグゼクティブの代替候補→「TRUST CLUB プラチナマスターカード」

若いビジネスパーソン向けのカードともいえる三井住友カード エグゼクティブ、同程度の代替候補は「TRUST CLUB プラチナマスターカード」です。
「22歳以上で年収200万円以上」という条件が付いています。
どちらも年会費は3,300円で、旅行保険は三井住友カード エグゼクティブの方が充実しています。
しかし、TRUST CLUB プラチナマスターカードは、Mastercardの優待サービス「Mastercard Taste of Premium」を利用可能です。
空港ラウンジの無料利用で飛行機での出張も快適、国際線手荷物宅配優待サービスを使えば海外出張からの帰りは身軽、有名レストランで2名以上の利用で1名が無料など、充実しています。
終了予定のカードが欲しい人は、1月31日までに申し込みを
1月31日をもって、三井住友カードの「A」「アミティエ」「エグゼクティブ」の新規発行が終了します。
旅行保険が充実の「A」、コスパの高い「アミティエ」、若いビジネスパーソンにおすすめの「エグゼクティブ」と、それぞれが個性豊かです。
新たなカードを探すのもよいですが、どうしても終了予定のカードが欲しい人は、1月31日までに申し込んでください。(執筆者:キャッシュレス研究家 角野 達仁)