平成26年からスタートした「すまい給付金」
住宅購入者が最大50万円の現金をもらえる大変お得な制度です。
従来は年収が510万円以下の方が対象でしたが、令和元年10月の消費税増税に伴い年収775万円以下でも受け取ることが可能になりました。
ただ、すまい給付金は、用意する書類や申請書の記載も多く申請に戸惑う方が多いようです。
そこで、実際に給付金を受け取った筆者が申請のポイントをご紹介します。
目次
すまい給付金を受け取るまでの流れ
すまい給付金は必要書類をそろえ、郵送もしくは直接窓口で申し込みが可能です。
その後、すまい給付金事務局にて審査をおこわれ、申請者が指定した口座に現金が振り込まれます。
確定申告と混同される方がいますが、別ものですので給付金を受け取るには別途の申請が必要です。
すまい給付金申請のポイント
筆者もすまい給付金の申請をしましたが、意外と用意する書類が多く大変でした。
ポイントをまとめましたのでご参考ください。
【ポイント1】ハウスメーカーに頼めないか確認する
いきなりですが、すまい給付金は代理申請が可能です。
住宅取得したハウスメーカーなどで代理依頼できないか確認してみましょう。
筆者は個人で行いましたが、頼めるのであれば任せてしまった方が格段にラクです。
ただし、住民票の写しや課税証明書などは自分たちで取得する必要があります。
【ポイント2】まずは提出書類を先に集める
すまい給付金は、提出書類が多く個人では集められない書類もあります。
筆者も「施工中などの検査実施が確認できる書類」が手元にないことが分かり、後日ハウスメーカーに郵送してもらいました。
その他、住民票の写しや課税証明書など市役所に行く必要があります。
もう1つの理由は、すまい給付金の申請書には、提出書類がないと記載できない箇所が多いためです。
「提出書類を準備」 → 「申請書を記載」が1番効率的です。
【ポイント3】*印は必ず確認
すまい給付金の公式サイトからダウンロードできる申請手引きには、必要書類の一覧が掲載されています。
特に*印で記載されている注意事項は申請者の間違いが多い箇所です。
実は、筆者も「不動産売買契約書」の書類を送る際、「*約款部分も添付すること」の文字を見落としてしまい、再提出になってしまいました。
小さい文字なので少し読みにくいですが、間違えていないか必ず確認をしましょう。
【ポイント4】不明点はヘルプセンターに電話
申請で分からない事があればヘルプセンターに電話しましょう。
筆者も何度か電話しましたが、すぐにつながりましたしスムーズに回答して頂け大変有難かったです。
電話番号はすまい給付金の公式サイトから確認できます。
受付時間や年末年始の休業にご注意ください。
電話をかける前に、手元に書類を用意するのもお忘れないように。
【ポイント5】サポートセンターで対面相談も
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また、どうしても電話だけでは解決が難しい場合は、対面式で相談することもできます。
全国にサポートセンターが用意されています。
ただ、サポートセンターの数は少なく、各県に1~4つほど(2020年12月14日現在)。
最寄り駅にないと利用が難しいかも知れません。
サポートセンターの所在地も、すまい給付金の公式サイトより確認が行えます。
書類に不備があると差し戻し
申請した書類に不備があると、差し戻しに。
送りなおしの郵送代は自費ですので、お金も時間も無駄になってしまいます。
さらに、給付金の申請は、住居の引き渡しから1年3か月以内と期限があります。
再提出に時間がかかると、期限が過ぎてしまう可能性も。
申請書類は余裕を持って提出することをお勧めします。
特に現在はコロナ禍の影響で、書類の確認にも時間がかかっているようです。
筆者の場合は、申請してから書類不備の連絡がくるのに1か月。
さらに再申請から確認までも1か月かかりました。
無事に給付金の振込が終わるとはがきが届きます。
わが家は、30万円を無事に受け取ることができました!
申請が大変だっただけに、嬉しさもひとしおです。
以上、「意外とややこしい「すまい給付金」を現金で確実に受け取る5つのポイント」についてご紹介しました。
くれぐれも、書類不備と申請期間にはご注意ください。(執筆者:中島 ゆみ)