季節の変わり目ごとに、色あせた服、サイズが合わない服、シミや汚れが落ちない服など、結構な量の古着が出てくると思います。
状態が良ければ、フリマアプリを使って売ったり、近くの中古ショップで買い取ってもらったりとちょっとしたお小遣い稼ぎになります。
しかしながら、かなり状態が悪いものや古くなった下着類などは、そもそも買い取ってもらえせん。
また状態が良い服であっても、あまり期待はできません。
特に人気のブランドものでない限りは、中古ショップでの買取価格の低さにガッカリすることの方が大半なのではないでしょうか。
あるいは
そんな場合には古着を活用して、その服に新しい役割を担ってもらいましょう。
以下にいくつかの方法をご紹介します。

目次
1. マスクを作る
古着の状態が良ければ、マスクを手作りしてみましょう。
服にシミや汚れがあっても、マスクを作る分だけの面積があれば大丈夫です。
最近では、布地で作られたおしゃれなマスクもよく見かけるようになりました。
手作りの布マスクは300円~2,000円が相場のようです。
近所のディスカウントストアでは、布マスクは安いものは1枚399円で販売されていました。
例えば5人家族の場合で考えてみましょう。
洗い替えも必要なので、1人あたり2枚の布マスクを作るとします。
399円 × 10枚 = 3,990円
上記で述べたように、ディスカウントストアで399円のマスクを10枚購すれば3,990円です。
お気に入りの古着を元にマスクを作れば材料代は無料ですので、約4,000円の節約になります。
またマフラーなどの小物類に作りかえるのもおすすめです。
作り方は、簡単に作れるものから凝ったデザインのものまで、ネット上にはたくさん公開されています。
YouTube動画だけでも1度、作り方を見てみると良いでしょう。
2. ペット用品としての利用
ペットを飼っていれば毎日の餌代、飼育環境を清潔に保つための掃除用具など、日々お金や労力がかかります。
それぞれのケージを拭き掃除するときには、適度な大きさに切り分けた古着を使っています。
惜しみなくふんだんに利用できるのでおすすめです。
またわが家のアイドルである猫はとてもさみしがりなので、私の古着をもとに作った座布団をケージ内に置いています。
以前、ペットを飼い始めたころに、市販の座布団(1個1000円)を2度購入したことがありますが、どちらの座布団も使ってはくれませんでした。
ならば
と思い、試しに古着をケージに入れてみました。
すると、あっさり服の上にくつろぐ姿がみられました。
それ以降はずっと私の古着を適度に折りたたみ、数か所縫い合わせたものをペットの座布団にしています。
ペットのために、もう市販の座布団を買うことはありません。
季節ごとに買い替えるのと比較して、年間4,000円の節約になります。
現在は古着の座布団を1~2か月で使い捨てるため、洗濯の手間も一切ありません。

3. 小物へのリメイクで趣味として楽しむ
古着をリメイクするならば、マスクやクッション(またはクッションカバー)のほかにもたくさんあります。
・ 女の子がいるご家庭ならシュシュ
・ 丈夫な生地ならバッグやきんちゃく袋、ポーチなど
古着をあくまでも「素材」としてとらえれば、いろいろなものに変化させられます。
創造力を高めながらの節約になり、モノづくりが好きな方であれば、楽しく取り組めるでしょう。
楽しめて節約にもつながり一石二鳥
古着を活用する上で、最も知られているものとしては、雑巾などの掃除用途です。
ここではそれ以外の、3つの活用術を紹介してきました。
1. マスクを作る
2. ペット用品としての利用
3. あらゆる小物にリメイクして趣味にする
古着の活用はダイレクトに節約へつながり、コロナ渦でも自宅で楽しみながらできるのが良いところです。
小さなお子さんがいるご家庭なら、学校などの長期休み期間に親子でリメイクを楽しんで節約につなげれば、浮いたお金でなにか新しい経験ができるかもしれません。(執筆者:遠藤 ゆかり)