昨今は感染症の影響もあり実体経済の悪化が叫ばれています。しかし、株式の世界ではその影響は現時点では軽微です。
日経平均が3万円を目指すところまで来ています。同様に、米国株も最高値を更新しています。
日本株や世界株に投資をされている方は資産が大きく増えているのではないでしょうか。
一方で、今の株高がこれからも安定的に続くとは限りません。むしろ下落局面は必ず訪れます。
今回は、必ず訪れるであろう下落局面の迎え方と、投資でしっかりと利益を得るために必ず押さえておきたいポイントを解説したいと思います。

目次
投資で利益を得るための大原則:継続が1番
投資で利益を得るために1番大切なポイントは、継続することです。言い換えると「ほったらかし」です。「NISA」にしても「iDeCo」にしても同じです。
含み益になろうが含み損になろうが、とにかく目標とする時までひたすらに「継続 = ほったらかし」にすることが最も大切です。
投資で最も利益を出せている人は、
・ 亡くなっている人
だというのは有名な話です。
継続することがそれほど大事だということです。
これは世界経済が成長しているからこそ成り立つ理論ですが、今後も紆余曲折はあれど成長していくことは間違いないと思われます。
時には「〇〇ショック」などで停滞、不況に陥る局面もあることでしょう。それでも、これまで世界は何度となくそのピンチを乗り越えてきたのです。
長期的な視点で見れば今後も成長していくことは間違いありません。「とにかく継続すること」これが最も大切なことです。
ファンドの乗り換えも厳禁:優良ファンドは大差なし
継続するのが最も大切なことなのですが、それが1番に難しいことでもあります。
含み益(利益が出ている)の状況であればさほど難しくはありませんが、その含み益が日に日に減少していく停滞、暴落局面においては忍耐が必要です。
「あのファンドは調子が良さそうだから乗り換えようかな…」
「この世界の状況で良くなるはずがない…」
「継続」を邪魔するさまざまな思考で悩まされる場面があることでしょう。
そのような時にこそ「継続する」ことが利益を出すために大切なポイントなのです。
積立をしている場合には「安く買えるチャンス」でもあります。
世界恐慌もリーマンショックもITバブル崩壊も全て乗り越えて今があります。とにかく長期的に継続することを意識してください。
また、ファンドの乗り換えもあまりおすすめしません。
後に紹介する
してください。
長期投資には購入手数料ゼロのインデックスファンド

継続することがいちばんに大切なのは間違いありませんが、そもそも買ってはいけないファンドを持ち続けることは絶対に避けたいところです。
自身でファンドの目利きができる方の場合には問題はありませんが、そうではない初心者の方には次の条件を満たすファンドの購入をおすすめします。
・ 購入手数料:0円
・ 信託報酬(運用手数料)がなるべく安い
・ 信託財産留保額(解約手数料):0円
インデックスファンドとは、日経225やTOPIXのような指数に連動するタイプのファンドのことです。
一方にアクティブファンドがありますが、こちらは指数以上の成績を出すことを目標に運用を行うファンドです。
簡単に言うとアクティブファンドのほうが手数料が高いのですが、成績はインデックスファンドと大差ありません。
インデックスファンドを上回る成績を出すアクティブファンドも一部にはありますが、それを探すのは至難の業です。
したがって、初心者には手数料の安いインデックスファンドの購入をおすすめするのです。
インデックスファンドのほとんどが購入手数料、信託財産留保額(解約手数料)は0円です。
信託報酬とはファンドを保有し続けている間にかかる運用手数料のようなものですが、こちらはインデックスファンドの中でも異なります。
信託報酬がなるべく安いファンドを選ぶようにしましょう。
先進国の株式に投資する
です。
これらの条件を満たすファンドであれば、おおかたハズレはありません。
あとはとにかく継続するのみです。投資を始めた後にさらに手数料の安いファンドが発売されたとしても、その差は微々たるものです。
多少の違いで乗り換えるのはおすすめしません。とにもかくにも「継続すること」を意識してください。
手数料の安いファンドへの継続投資が1番
投資で利益を得るには、
・ 目標とする時点までは暴落が来ても現金化しない
・ ほったらかしのようにとにかく続ける
ことが大切です。
投資で損をするほとんどの理由は暴落局面での現金化にあります。不況の次には好況が訪れます。山があれば谷もあります。
その時点での利益ではなく、長期的な視点で見るように意識することを強くおすすめします。(執筆者:FP歴10年 冨岡 光)