節約で大きな効果が期待ができるのが通信費です。
この記事では私の経験をふまえ、通信費を見直す際のポイントをまとめました。
ご家族の皆さんはもちろん、1人暮らしの方も参考にしてもらえます。
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目次
まず携帯料金の見直し
まずは携帯料金の見直しを行いましょう。
ほとんどの人が3大キャリア携帯
日本で契約されている携帯電話のうち、86.7%がドコモ、au、ソフトバンクの3社で占められており、それ以外の格安スマホ業者(MVNO)は契約全体の13.2%となっています。
参照:総務省(pdf)
私は楽天モバイルを愛用で、3.1GBプラン月額1,600円で妻と子供と3人合計で6,000円超えない程度です。
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参照:楽天モバイル
※3.1GBプラン新規受付は2020年4月7で終了しています
同様の条件でドコモ携帯料金をシミュレーションしてみました(3人分)。
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参照:NTT docomo
7年前までドコモの携帯を使用していましたが、その頃よりは安くなった印象です。
それでも3人分で1万4,124円と比べると月8,000円以上、年間約10万円の違いがあります。
このシミュレーションはファミリー割などいくつかの割引をすべてつけた価格なので、条件次第で差額はもっと開きます。
私が乗り換えた時は妻と2人で年間15万円程安くなりました。
格安スマホは充実している
代表的な格安スマホ業者をピックアップしてみました。
・ 細かい容量プランと乗り換えやすさが特徴のmineo
・ SNSの使用、音楽を聴く方ならお得なLINEモバイル
各社3GBの容量だと月々2,000円以下のプランがほとんどで、1,000円を切るプランも中にはあります。
WEBサイトには数分で希望するプランシミュレーションできるものが多いので、簡単に月額のイメージがつかめます。
自分に合った通信容量を選ぶ
ここまで3GBの携帯電話プランを説明してきましたが、家族間3人以上で大容量の通信が必要な場合、「足りない容量はWi-Fiを組み合わせる」を読んでみてください。
1人暮らしの方向けの大容量の通信について、現状のお勧めは楽天UN-LIMITです。
1年間は無料、2年目以降は月額2,980円で容量無制限で使用できます。
先行発表されましたが、ドコモ系のahamo(20G 2,980円)やau系のpovo(20G 2,480円)、日本通信SIMはこれに対抗して通信20GBで70分電話かけ放題をつけて月額1,980円という驚異のプランを打ち出しています。
1人暮らしの方も20GB以下であれば大幅な節約が可能です。
足りない容量はWi-Fiを組み合わせる
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私は自宅でeo光を利用したWi-Fiを使っています。
在宅ワーク、YouTube閲覧や子供の学校、通信学習塾などで安定した大容量回線が必要なためです。
動画やダウンロードは在宅時にすれば携帯の容量は必要ありません。
おおむねどの光回線業者も月額5,000円ちょっとで、最初の6か月から1年間は少し安く使用できます。
速度安定性は光回線に劣りますが、携帯回線(テザリング)やポケットWi-Fiは移動できる利便性と固定Wi-Fiより月額の料金が安く、2,500円から3,500円で利用可能です。
格安スマホの短所は
皆さん気になるところだと思います。
自身と周りのユーザーから得た短所をまとめました。
・ 楽天モバイル回線に限り周波数が少ない(プラチナバンドがない)
・ お昼と夕方の時間帯、人が比較的多い(都心)場所は速度が落ちる
格安スマホは店舗がないためネットか電話での対応です。
携帯が使えないとどちらも難しいので別の末端でネットにつながる環境が必須です。
また、楽天モバイルについて人口カバー率が昨年12月時点で73.8%、プラチナバンド割当がない、など大手キャリアに比べると建物の中や地下だとつながりにくくなります。
参照:楽天モバイル(pdf)
資料をみてもこちらは今後改善されるでしょう。
速度の問題は利用時間をずらすか、Wi-Fiでの対応になります。
自分に合った格安スマホをみつけよう
・ 現在の大手キャリアと格安スマホの月額料金差は3人分で年間約10万円(3GB)
・ 格安スマホは月額2,000円(3GB)以下
・ 大容量が欲しい場合、家族はWi-Fi併用、単身者は楽天モバイルや今後リリースされる(20GBスマホがお勧め)
・ 格安スマホを使用するにあたり、他末端でのネットアクセスが必須、楽天モバイルは現状、一部つながりにくい場所がある
スマホの使い方や用途をしっかり分析し、自分に合った格安スマホを見つけましょう。
まずは通信料シミュレーションでどれぐらい節約できるか確かめてみましょう。(執筆者:永瀬 真人)