お家時間が多くなった今、バスタイムにこだわる人が増えていると言われています。
ただ、市販の入浴剤を買うとなると出費が膨らみます。
1袋100円のものを30日間使えば3,000円、年間だと3万6,500円もかかり、着色料や香料といった添加物も気になります。
そこで今回は入浴剤代わりに活用できる身近な食品を4種類ご紹介させて頂きます。
どれも低コストで節約にもつながり、美容に嬉しい成分が豊富に含まれているのでお風呂の中でエステ気分を楽しむことができますよ!
目次
【ビタミンCたっぷり】みかんの皮風呂

みかんの皮は「陳皮」という漢方薬として使われているほど優れています。
みかんの皮には美肌効果が期待できるビタミンCをはじめ、体臭を改善するクエン酸などの成分が含まれています。
みかんの爽やかな香りにはリフレッシュ作用があることから、みかんの皮風呂は心の疲れを癒したい時にも最適な入浴法です。
【準備するもの】
・ みかんの皮 お好みの量(※4~5個で浴槽1杯分)
・ ガーゼ
・ ざる
・ ひも又は輪ゴム
【作り方】
1. みかんの皮は流水でよく洗い、小さくちぎってざるの上に並べたらパリパリに乾燥するまで1週間天日干しします。
2. 1のみかんの皮をガーゼで包み、ひもや輪ゴムで縛ります。
3. 完成したみかん袋を湯船に入れ、香りを楽しみながらゆっくりと浸かりましょう。
みかんの皮風呂の楽しみ方
みかんの皮は生の状態でもそのまま入浴剤として使用できますが、あまり日持ちしないため、長く楽しみたい場合は下記の方法を参考に乾燥保存すると良いでしょう。
捨てるものを再利用し、漢方の代わりに使えるのでお得です。
【0円で賢く冬の乾燥肌を解決】米の研ぎ汁風呂
米の研ぎ汁もみかんの皮と同様に使い道がないように思えますが、保湿成分の「セラミド」や「モノグリセリド」という天然の海面活性剤が豊富であることから、入浴剤として利用することでお肌をツルツルにすることができます。
米の研ぎ汁風呂の楽しみ方
いつもの要領で米を研いで頂き、洗面器一杯ほどの研ぎ汁を確保したらお風呂に入れてかき混ぜるだけでOKです。
お好みでアロマ精油やオリーブオイルを加えてみたり、ちょっとしたアレンジを実践してみるのも良いですね。
また、無洗米はお米の研ぎ汁ができないので無洗米でないものを使用し、できれば洗ったその日のうちに使うようにしましょう。
【デトックス効果抜群♪】塩風呂
どこの家庭にも必ず常備されているお塩も入浴剤におすすめのアイテム!発汗作用が非常に強く、塩風呂に20分間入るだけで約1時間分の有酸素運動に匹敵する大量の汗をかきます。
塩風呂の楽しみ方と注意点
湯船にお湯を張ったら大さじ3杯程度を目安にお塩を投入しましょう。
入浴時間は10~15分程度が目安ですが、2~3分浸かるだけでもどんどん汗が流れ出てきます。
人工的に作られた精製塩はカルシウムなどのミネラルがほとんど含まれていないため、塩風呂に入る際は自然塩や天然塩と呼ばれている「粗塩」を使用することをおすすめします。
【絶世の美女、クレオパトラもお気に入り!】牛乳風呂

中途半端にあまりがちな牛乳ですが、そのまま捨てるのは勿体ないし、賞味期限切れのものを料理に使うの抵抗があります。
そんな時はお風呂にドボンと入れて牛乳風呂を楽しんじゃいましょう。
牛乳風呂はあの絶世の美女「クレオパトラ」も愛した入浴法で、牛乳には古い角質を除去し、シミやくすみといった肌トラブルを改善する「カゼイン」や皮膚と粘膜の健康を保つビタミンAなどの美容成分が豊富に含まれています。
牛乳風呂の楽しみ方と注意点
牛乳風呂のやり方は非常に簡単。浴槽にお湯を溜めたら500ml程度を目安に牛乳を加え、よくかき混ぜましょう。
お湯の温度が高すぎると牛乳の香りを強く感じやすいため、もし気になる場合は37~38度前後のぬるま湯に加えるようにすると良いです。
使用後のお風呂場はしっかりと洗ってください。
余り物を入浴剤にすればフードロスも減らせる
食べ残しや余った食品を捨てる「フードロス」はお金を捨てることとほぼ同じ行為です。
しかし、ちょっとしたアイディア次第で入浴剤や掃除用品など全く別のものに生まれ変わらせることが可能です。
家計の節約のためにもフードロスを減らすことを普段から心がけてみてください。(執筆者:池田 莉久)