配当金を管理できる無料アプリ「配当管理」が優待族や個人投資家の間で話題です。
アプリに保有株を登録すると、資産ポートフォリオ、1年間の配当総額、年利などを自動計算、自動表示してくれます。
コロナショックで優待株から高配当株にシフトしつつある主婦が、「配当管理」アプリを実際に体験してみました。
目次
「配当管理」アプリに保有株を登録した結果

優待族や個人投資家の間で話題の「配当管理」アプリでは、ポートフォリオ、配当グラフがわかります。
日本株、米国株が登録でき、「資産ポートフォリオ」のほか、配当グラフで「1年間の配当総額(税引き前)」「配当金の年利%」「1年間の配当総額(税引き前)」がわかります。
私の場合、評価額年利2.29%、取得額2.71%でした。
ツイッターで「#配当管理」のタグで公開している人では配当金が5%、6%の人も見かけます。
年間の配当グラフで「毎月配当金生活」も目指せる

配当グラフでは、1年間の配当を月別にグラフ化してくれます。
上手に利用すれば、毎月一定額を配当金でもらえる生活も夢ではありません。
配当金が多くもらえる月、少ない月も一目瞭然なので、配当金が少ない月の株を増やすなど対策を取ることもできます。
「配当管理」の使い方
「配当管理」は、Android、iOSのスマホで使える無料アプリです。
簡単に使い方を紹介します。
1. 保有銘柄追加
アプリを開くと「ポートフォリオ」画面になっています。
右上の「+」マークをタップします。
2. 銘柄名またはコード入力

「+」マークをタップすると配当管理画面に移ります。
「銘柄名またはコードを入力」欄に銘柄を入力し、右の「チェック」をタップします。
画像のように、銘柄の一部でも検索ができます。
緑色のチェックが入った銘柄はポートフォリオへ追加されます。
日本株の4ケタの数字で表されるコード、アメリカ株のアルファベットで表されるティッカーも利用できます。
ティッカーは大文字で入力します。
※AT&Tは「AT」入力でうまくいかず、「T」と入力しスクロール検索しました。
検索しづらい銘柄もあるかもしれません。
3. 保有株数を入力
ポートフォリオに戻り、銘柄名をタップし、保有株数を入力します。
資産ポートフォリオ、配当グラフが自動的に作成されます。
「配当管理」のメリット
「配当管理」のメリットを紹介します。
【メリット1】年間の配当金予測ができる
コロナショックで、配当金が下がる銘柄や、無配の銘柄もあります。
「配当管理」では登録しておけば、「1年間でいくらが配当金になるのか」「配当総額の年利は何パーセントか」を表示してくれます。
【メリット2】月ごとの配当金の金額を把握できる
配当金を毎月コンスタントにもらいたい場合、「配当グラフ」で何月に配当金の金額が多いか少ないかも見ることができます。
日本株だけでなく米国株を利用しながら、配当金が少ない月を強化していくこともできます。
【メリット3】株の管理が無料でできる
「配当管理」の最大のメリットは、わずらわしい株価の管理が簡単に無料でできることです。
保有株数だけでなく取得単価も登録しておくことで、株価、配当金、配当利回り、配当額、配当予定月、年利%までを表示してくれます。
「配当管理」のデメリット
「配当管理」のデメリットもあります。
【デメリット1】自動並び替えができない(銘柄が多いと把握しにくい)
ポートフォリオで表示される銘柄一覧は登録順です。
新規登録した銘柄は最後に表示されます。
長押しドラッグで並び替えができますが、保有株数が多いほど並び替えにも時間がかかります。
私は日本株、米国株の両方を登録しましたが、全て登録順に並んでいます。
証券会社のように自動並び替えができたりはしません。
そのため、後から取得単価を入力しようと思っても検索に時間がかかります。
また、売買をした時には銘柄の削除、追加をする必要があり、その時も手間がかかります。
【デメリット2】米国株の取得単価が日本円表記
配当管理の米国株の取得単価は日本円表記のみでした。
楽天証券で米国株を取引しているのですが、取得単価はUSD(USドル)のみで表示されています。
証券会社によって取得単価が円になるのかもしれません。
取得単価がドル表記の場合、入力しにくいです。
【デメリット3】家族分の登録ができない
登録で迷ったのは、家族分です。
家族名義の口座を保有していると、家族分の配当金計算もしたくなりますが、複数登録はできず、もし必要な場合は、別のスマホ等が必要です。
【デメリット4】広告表示がある
アプリには広告表示があります。
下部に表示されているのであまり気になりませんが、時々全画面表示広告になります。
この場合、閉じる手間があります。
「配当管理」アプリは無料なのに有能
「配当管理」は保有銘柄を入力するだけで配当金の管理ができる無料のアプリです。
年利2%台で全然大したことのない私ですが、優待族も無配の優待銘柄を見直して高配当株の購入計画を立てるきっかけにもなります。
売買しなくても配当金が入る夢の「年間配当生活」や「配当貴族」のためには、こういった無料アプリを取り入れていくことも大切です。
私自身も弱点を補っていきたいと考えています。(執筆者:節約への情熱は誰にも負けない谷口 久美子)