3大キャリアの携帯料金値下げ合戦が盛んですが、格安SIM業界もプラン変更が相次いで発表されています。
在宅時間が増えWi-Fi通信で事足りるユーザーの増加から、低容量プランも再び注目されるようになってきました。
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BIGLOBEモバイルが最大25%の値下げ

格安SIMは、データ使用が低量~中量(1GB~10GB)の向けのプランを中心に展開しています。
大容量プランもありますが、3大キャリアが20GBプランを出してきているので格安SIMでこのクラスのプラン選択はメリットがありません。
2月19日にBIGLOBEモバイルより発表された新プランは、現行のプランよりも15~25%値下げし、3GBなら1,600円から1,200円の25%値下げで利用できるようになりました。
BIGLOBEモバイルと言えば、他社にはない特徴として、エンタメフリーのオプションが有名です。
対象のサービスなら、使用データをカウントしないというオプションで、今回の発表ではこちらも同時に値下げされています。

対象のサービスには、データ容量消費のナンバー1とも言えるYouTube視聴やSpotify、Amazon Musicも含まれていて、280円でこれら全てがデータ使用量にカウントされません。
動画閲覧や音楽配信サービスの利用のために大容量プランに加入している人は、3GBプラン+エンタメフリーでまかなえる場合もあるので、月間の使用量を確認してお得に利用しましょう。
IIJmio 従量制プランで無駄なく利用
現在は定額料金内での「パケットし放題」があたり前となっていましたが、ガラケー時代のプランや初期の格安SIMは従量制(使った分だけ料金がかかる)が主流でした。
定額プランは使用量を気にせずに利用できるのがメリットですが、毎月の使用量に変動がある場合には、無駄な料金を払っていることも多いでしょう。
IIJmio(アイアイジェー・ミオ)は1GB単位で使った分の料金が発生する従量制なので、無駄がありません。
1GB480円で1GB毎に200円加算される段階方式のプランです。

「使った分だけ料金がかかる」という制限なしの状況が不安という人は、上限値を設定することで使い過ぎを防止することもできます。
1GB単位で料金が設定されているので、毎月何となく3GBや5GBなどのプランに加入している人にとっては月額数百円の違いですが節約になります。
IIJmioで2GB使用した場合は1,400円で、BIGLOBEモバイルの定額3GBプランの方がお得です。
「テレワーク時と出社日の割合で月ごとの使用量が変動する」という働き方の場合は従量制プランで無駄なく利用するのもお勧めです。
格安SIMは光回線とのセット割でさらにお得
格安SIMを利用する前提として、自宅では光回線などの固定回線を利用することが挙げられます。
2つを同じ会社にすることにより格安の料金からさらに割引されるので、自宅の回線も検討しているのなら見逃せません。

BIGLOBEモバイル とビッグローブ光をまとめて使用すれば、月額300円の割引が適用されます。
格安SIM 3GB:1,200円
割引:300円
合計:4,880円

対して、IIJmio はIIJmioひかりと同時利用で600円の割引です。
格安SIM3GB:1,400円
割引:600円
合計:4,760円
格安SIM単体ならばBIGLOBEモバイルの方がお得でしたが、光回線とのセットになるとIIJmioが120円お得になります。
格安SIMを検討する場合は、固定回線のセット割も考慮するとさらに節約することができるので、合わせて比較しましょう。(執筆者:松山 涼子)