三井住友カードのポイントプログラム「Vポイント」、利用している方も多いのではないでしょうか。
このVポイント、3月に大きな動きがあるので紹介します。
目次
【3/1より】Vポイントの新たな使い道「新キャッシュバック」が登場

3月1日より、Vポイントの新たな使い道として「新キャッシュバック」が登場しました。
交換レートがアップ
これまでも交換特典としてキャッシュバック(以下「旧キャッシュバック」。2月28日に交換終了)はありましたが、1ポイント=0.6円分と決していいレートではありませんでした。
しかし、新たなキャッシュバックは1ポイント=1円分とレートがアップしたのです。
クレジット払い・iD払いの両方に対応
これまでは、「iDバリュー」(2月28日に交換終了)という交換先は用意されていましたが、これはiD払い限定のキャッシュバックでした。
つまり、クレジット払い・iD払いを併用している人は、旧キャッシュバック・iD払いと異なる交換先でキャッシュバックを受けなければならなかったのです。
3月1日からは、新キャッシュバックがクレジット払い・iD払いの両方に対応することで、交換先が一本化されました。
有効期限があるので注意
いいことづくめのような新キャッシュバックですが、有効期限に注意してください。
カード利用がない場合、旧キャッシュバックは口座に返金されたため、期限はありませんでした。
新キャッシュバックでは、カード利用がない場合は翌月に繰越され、口座返金はありません。
そして、3か月経過するとキャッシュバックの残高は失効してしまいます。
iDバリュー・旧キャッシュバック残高を持っている人への対応
3月10日時点でiDバリューを持っている人は、3月18日に新キャッシュバックとして残高の付け替えをします。
その際、新たに3か月の有効期限も設定されます。
2月28日までに旧キャッシュバックを申し込んだ人は、遅くとも4月中に旧キャッシュバック(1ポイント=0.6円)としてキャッシュバックされ、新キャッシュバックへの付け替えはありません。
【4/1より】Vポイントの交換先に変更あり
4月1日より、Vポイントの交換先に様々な変更があります。
他社ポイント・マイレージなどの交換レートが変更
まず、以下の他社ポイント・マイレージの交換レートに変更があります。
WAONポイント(三井住友カードWAON)、ベルメゾン・ポイント、カテエネポイントなど

これまでは、Vポイント500ポイント → 交換先500ポイントと、1:1の等価交換ができました。
4月1日以降は、Vポイント500ポイント → 交換先400ポイントと、交換レートが「1:0.8」とダウンします。
PiTaPaショップdeポイントなど

これまでは、Vポイント500ポイント → 交換先5,000ポイントと、1:10の交換レートでした。
4月1日以降は、Vポイント500ポイント → 交換先4,000ポイントと、交換レートが「1:8」にダウンします。
Amazonギフト券、App Stores&iTunesギフトカード、Google Playギフトコード、自治体ポイント

これまでは、Vポイント500ポイント → 交換先500円分と、1:1の等価交換ができました。
4月1日以降は、Vポイント500ポイント→交換先400円分と、交換レートが「1:0.8」にダウンします。
ANAマイル(ANAカード会員以外)、フライングブルー(エールフランスKLM)、ブリティッシュ・エアウェイズ

これまでは、Vポイント500ポイント → 交換先300マイルと、1:0.6の交換レートでした。
4月1日以降は、Vポイント500ポイント → 交換先250マイルと、交換レートが「1:0.5」にダウンします。
ANAカード会員は、交換レートに変更はありません。
VJAギフトカード

これまでは、5,000ポイント → 5,000円分、1万ポイント → 1万円分など、等価交換できました。
4月1日以降は、5,500ポイント → 5,000円分、1万500ポイント → 1万円分など、交換ポイント数にかかわらず500ポイント余計に必要となります。
ポイント交換を終了
・ プレミアムバンダイプレミアムポイント(1ポイント → 0.8ポイント)
・ ミッレミリアマイレージ(アリタリア-イタリア航空。1ポイント → 0.6マイル。現在休止中)
については、3月31日をもってポイント交換ができなくなります。
Vポイントの交換はレート改悪前に
3月1日より、クレジット払い・iD払いのどちらにも充当できる「新キャッシュバック」が、Vポイントの特典に加わりました。
一方で、4月1日からVポイントからの交換レート改悪や交換終了をするポイントも、結構あります。
Vポイントを交換するなら、現行レートで交換可能な3月31日までに忘れず交換しましょう。(執筆者:キャッシュレス研究家 角野 達仁)