ポイントは、使って初めて価値があります。
せっかく貯めたポイントも、有効期限切れで消滅してしまっては、意味がありません。
ここでは、3月末に有効期限を迎える主なポイントと交換方法を紹介しますので、確実に交換してください。
目次
「Go To Eat」のポイント(期限延長の可能性あり)

食事券の発行とともに、「Go To Eatキャンペーン」では、オンライン飲食予約でポイントが付くキャンペーンも実施されました。
オンライン飲食予約サイトを経由して、キャンペーン期間中に予約・来店すると、ランチは500円分、ディナーは1,000円分のポイントが付与されるものです。
当初、Go To Eatで付与されるポイントの有効期限はもっと早かったのですが、新型コロナウイルスが拡大して緊急事態宣言が発出されたことを受け、有効期限が3月末までに延長されました。
オンライン飲食予約サイトとして認定された全13事業者で、ポイントの有効期限が2021年3月31日となりました。
ただし、緊急事態宣言の発出や外出自粛で利用者が少ないため、Go To Eatポイントの有効期限は延長される可能性もあります。
各オンライン飲食予約サイトで5月31日までに利用可能

有効期限が2021年3月31日の場合、この日までに予約をすれば、2021年5月31日までのオンライン飲食予約サイト経由予約の来店時に、1ポイント=1円分として利用できます。
Go To Eatのポイントは他のポイントへの交換ができず、利用可能なプランも限定されているので、よく確認しましょう。
nanacoポイント

電子マネー「nanaco」の利用で、nanacoポイントが付与されます。
当年4月~翌年3月末に付与されたnanacoポイントの有効期限は、翌々年3月です。
例えば、2019年4月から2020年3月末までに付与されたポイントの有効期限は、2021年3月31日となります。
「残高+ポイント」の合計が5万円未満であれば、電子マネーに交換

付与されたnanacoポイントは、1ポイント=1円相当で電子マネーnanacoに交換できます。
交換方法は、レジ、nanacoモバイルアプリです。
ただし、交換前のnanaco残高と交換予定のnanacoポイントの合計が5万円以上だと、ポイント交換ができません。
合計5万円以上になるように、あらかじめnanacoを使って交換前の残高を減らしておきましょう。
・オムニ7での利用
・ANAマイル、ANA SKYコインへ交換
・募金
・トラノコポイントへ交換
・BOSAI POINTへ交換
ETCマイレージ

「ETCマイレージサービス」は、ETCでの通行料金額に応じてポイントが付与され、ポイントは無料通行分に交換の上、通行料金の支払いに利用できるサービスです。
ポイントは走行月の翌月20日に付与され、ポイントの有効期限は、ポイントが付いた年度(4月~翌3月)の翌年度末までです。
つまり、2021年3月31日に有効期限を迎えるポイントは、2020年3月1日~2021年2月28日に走行した分となります。
無料通行分に交換可能
ポイントを無料通行分に交換するには、以下の4つの方法があります。
・自動還元
・インターネットのマイページ
・自動音声ダイヤル
・ETCマイレージサービス事務局への電話
最も便利なのは自動還元ですが、以下のように所定のポイント数が貯まっていないと自動還元されません。

NEXCOや本四高速は5,000ポイント必要と、ハードルが高いですね。
レートは多少悪くなるものの、自動還元に必要なポイントが貯まっていなくても、手動で無料通行分に交換可能です。
還元額に有効期限はありませんが、ポイントや還元額に730日間増減がないと、マイレージ登録が取り消され還元額やポイントも消滅するので、注意しましょう。
メトロポイント

メトロポイントは、東京メトロの提供するポイントサービスです。
東京メトロの乗車や対象クレカでの支払いで、ポイントが貯まります。
毎年4月1日~翌年3月末日に付与されたメトロポイントは、翌々年の3月末日まで最長2年間有効です。
つまり、2021年3月31日に有効期限を迎えるポイントは、2019年4月1日~2020年3月31日に付与された分となります。
PASMO、ANAマイル、楽天ポイント、nanacoポイントに交換可能
貯まったメトロポイントには、以下の4つの交換先があります。
・メトロポイント10ポイント→PASMO10円分
・メトロポイント1,000ポイント→ANAマイル600マイル、メトロポイント100ポイント→ANAマイル90マイル(登録クレカによって異なる)
・メトロポイント500ポイント→楽天ポイント500ポイント
・メトロポイント500ポイント→nanacoポイント500ポイント
PASMOへの交換は多機能券売機で、それ以外のポイントへの交換はTo Me CARD会員専用サイトから可能です。
PASMO以外は、移行完了までに1~2か月かかります。
J-WESTポイント

J-WESTポイントは、JR西日本の提供するポイントサービスです。
在来線・新幹線の乗車や対象クレカでの支払い、ポイント優待加盟店での利用や他社からのポイント交換で、J-WESTポイントが貯まります。
毎年4月1日~翌年3月末日に付与されたJ-WESTポイントは、翌々年の3月末日まで最長2年間有効です。
つまり、2021年3月31日に有効期限を迎えるポイントは、2019年4月1日~2020年3月31日に付与された分となります。
SMART ICOCA、商品に交換可能

付与されたJ-WESTポイントは、JR西日本ならではの商品や特典と交換可能です。
また、以下のレートでSMART ICOCAにチャージすることもできます。
・1,000ポイント → 1,000円分
・3,000ポイント → 3,000円分
・5,000ポイント → 5,000円分
いずれの場合も、会員専用サイトより交換可能です。
パルシステム

生協の宅配「パルシステム」、巣ごもり需要の高まりで利用している人も多いのではないでしょうか。
500円利用ごとに、ポイントが1ポイント付与されます。
ただし、クレジットカード払いを選択すると、パルシステムのポイントは付与されません。
付与されたポイントの有効期限は、付与された年度から3年後の3月末までです。
例えば、2017年度(2017年4月~2018年3月)に付与されたポイントは、2021年3月末が有効期限となります。
利用代金、出資金振替、カンパ、景品交換に利用可能
付与されたポイントは、
・利用代金
・出資金振替
・カンパ
・景品交換
に交換可能です。
インターネットもしくは注文用紙で手続き可能で、1ポイント=1円相当で交換できます。
カンパ、景品交換は実施月が決まっており、未実施月には交換できません。
出資金は一口1,000円~2,000円(地域によって異なる)ですが、100ポイント未満の振替はできません。
Sポイント

Sポイントは、阪急阪神グループの提供するポイントサービスです。
対象クレカでの支払い、ポイント優待加盟店での利用や他社からのポイント交換などで、Sポイントが貯まります。
毎年1月1日~12月31日に付与されたSポイントは、翌々年の3月末日まで最長2年3か月間有効です。
例えば、2019年1月1日~12月31日に付与されたSポイントは、2021年3月31日が有効期限となります。
ポイント払い、クーポン、景品交換で利用可能

付与されたポイントは、ポイント払い、クーポン、景品交換で利用可能です。
Sポイント優待店で、特に手続きもなく1ポイント=1円相当でポイント払いできます。
阪急阪神クーポンへの交換(1,000ポイント=1,000円分)は、クーポン発券機、インターネット、電話で手続き可能です。
阪急阪神グループならでの景品として、宝塚歌劇団のチケットがあります。
交換に注意が必要なポイントもあり。確認は必須
今回は、3月末に有効期限を迎える主なポイントを紹介しました。
・Go To Eatポイント:各飲食予約サイトの対象プランでのみ利用可能(延長の可能性あり)
・nanacoポイント:「残高+ポイント」が5万円未満でないと交換不可
・ETCマイレージ:利用高速道路によって必要ポイントが異なる
・J-WESTポイント:「残高+ポイント」が2万円未満でないと交換不可
など注意点もありますので、よく確認してから手続きしてください。(執筆者:キャッシュレス研究家 角野 達仁)