3/1に楽天より楽天ポイント還元に関する衝撃的なニュースが2つリリースされました。
2. 共料金等の支払いを楽天カードで行った場合の獲得ポイントが大幅ダウン
という内容です。
楽天からは、2021年1月14日に楽天ゴールドカードのSPUが4倍から2倍に変更するという発表があったばかりで、度重なるサービス改悪が話題となっています。
今回発表された「楽天でんきSPU終了」と「共料金等の支払いを楽天カードで行った場合の獲得ポイントが大幅ダウン」について紹介します。
目次
楽天でんきに加入・利用でポイント0.5倍のSPUキャンペーンを終了

楽天でんきは電力自由化により楽天グループが開始したサービスで料金プランもわりやすく、楽天ポイントに関わるメリットがたくさんありました。
これまで楽天でんきはSPU対象だったため、加入・利用しているとSPU0.5倍のポイントアップがあり、一時新規加入を中止するほど人気のプランでした。
しかし今回楽天はSPUを5月31日で終了し、6月1日(火)からSPU対象外すると発表しました。
楽天でんきは他の電力事業者と比較すると電気料金については特別安価というわけではないので、他社と比較したときの優位性を失ったといえます。
ただ楽天でんきは、使い道・期間が限られている「楽天期間限定ポイント」を利用できるというメリットもあるので、自分のポイント傾向をみて解約するかを決定するとよいです。
今回の改悪によりポイントで恩恵がないので解約を検討されている方は、解約時期に注意が必要です。
5月31日以前に楽天でんきを解約した場合、5月に行った楽天市場でのお買い物はSPU対象外になってしまいます。
また他の電力会社へ乗り換えるには、切り替え期間に2週間から1か月ほどかかるので、計画的に変更手続きを行いましょう。
公共料金等を楽天カードで支払ったときの獲得ポイント・進呈条件の大幅ダウン
楽天カードで税金や公共料金を支払った場合、これまでは支払った料金100円につき1P進呈(1%還元)でしたが、6月より500円につき1P進呈(0.2%還元)と還元率1/5にダウンします。
【楽天ポイント進呈条件】
・ 変更前:100円ご利用につき1ポイント(1.0%還元)
・ 変更後:500円ご利用につき1ポイント(0.2%還元)
【変更の対象となるご利用分】
・ 公共料金(電気、ガス、水道)
・ 税金(自動車税、固定資産税、都市計画税、法人税、地方法人税、贈与税、源泉所得税、住民税)
・ 国民年金保険料
・ Yahoo!公金支払い
ただし公式HP上(ポイント還元率が変更となるご利用先)に掲載されていない公共料金事業者については、6/1以降もポイント還元率1%を継続します。
参照:楽天カード
【適用開始日】
2021年6月1日~
楽天カードのご利用明細に記載の利用日が6月1日以降のものが対象となります。
各種公共料金の支払いについては、各社クレジットカード会社も手厚いサービスを実施しているので、楽天カード払いでのメリットが薄れてしまいました。
今後の楽天経済圏の動向について
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SPU還元に関して2/1には「NBA Rakuten」がSPU対象外となり「+1倍」が中止となりました。
4月1日から楽天TV「Rakuten パ・リーグ Special」もSPUから対象外として、こちらも還元率1倍が中止となります。
さらに「楽天ゴールドカード」4倍から2倍へ還元率ダウンというニュースも発表されており、ここ数か月の間にSPUの軸となるサービスや楽天ポイントに関わる改悪ラッシュが続いています。
現状、楽天でんきがSPUの対象外になったとしても、楽天経済圏ほど各種サービスの連結・連動に優れて利便性の高いポイントプログラムはないので、継続することで恩恵はうけられることは間違いありません。
ただ数か月の間に連続する改悪はまだまだ続く可能性があるので、今後の楽天サービスへの動向は注意が必要です。(執筆者:太田 玲世)