クレジットカードには、大別すると2種類のものがあります。
・ 特定の商業施設でお得なもの
メインカードにしやすいのは、一般的には前者です。ところが、後者の中にもどこで使っても便利なカードがあるのです。
今回は、ヤマダ電機のカード「ヤマダLABIカード」を紹介します。
目次
「ヤマダLABI ANAカード」はメインで使える
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正式名称「ヤマダLABI ANAマイレージクラブカード セゾン・アメリカン・エキスプレス・カード」(以降、「ヤマダLABI ANAカード」)というカードを紹介します。
長い名前は、次のように整理できます。
・ ANAマイレージクラブカード
・ セゾンカード
・ 国際ブランドはアメックス
それぞれに分けて、汎用性の高い部分から説明します。
「ヤマダLABI ANAカード」はセゾンカード
「ヤマダLABI ANAカード」の特長は、
・ ポイント還元率常時1.0%以上
だということです。
「ヤマダLABI ANAカード」を発行しているのは、セゾンカードです。
セゾンカードのサービスも、おおむね付帯されています。たとえば、月3回程度「西友」で5%オフです。
「ヤマダLABI ANAカード」には、一般のカードの年会費に相当する「口座維持手数料」が設定(初年度無料・次年度以降500円)されていますが、毎年使っていれば無料です。
サービス豊富なセゾンカードは人気が高いものの、ポイント還元率が通常0.5%と決して高くないのが欠点です。
ところが、
なのです。
カードの性質が「ビックカメラSuicaカード」と似ていますが、ビューカードの代表格であるそちらに比べると、知名度は下がります。
2種類のポイント、そしてANAマイルが貯まる点で複雑そうに思われているかもしれませんが、実質的には、ヤマダ電機のヘビーユーザーではなくても、誰にでも得なカードなのです。
Wポイントで還元率1.0%
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ヤマダLABIカードを使うと、次の2種類のポイントが同時に貯まります(カッコ内は還元率)。
・ 永久不滅ポイント:0.5%
永久不滅ポイントは等価値でヤマダポイントに移行できるので、合計で1.0%の還元率です。
通常のセゾンカードの倍となり、「楽天カード」「Orico Card THE POINT」や「JCB CARD W」等、人気のカードに匹敵する実力があるというわけです。
ANAマイレージクラブは無視して構わない
ヤマダLABIカードの利用で貯まったヤマダポイントを「ANAマイル」に移行できるのですが、マイル還元率0.25%と決して高還元率ではありません。
こちらを無視すれば、カードの全体構造が分かりやすくなります。
アメックスブランドは意外と使える
このカードは、アメックスブランド限定です。
アメックスは日本国内においては、使えなくて困ることはそれほどありません。JCBと提携しているので、むしろ海外より通用します。
国内では、アメックス加盟店ではない通販サイトで利用できないことがある程度です。電子マネーやQRコード決済とも、問題なく組み合わせられます。
モバイルSuicaへのチャージも還元率1.0%です。
ヤマダ電機では最強の決済
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ここまでは、ヤマダ電機以外の通常利用時においての優秀さを見てきました。
しかし、もちろん、ヤマダ電機の利用において最強のカードです。店内利用の還元率は次の通りです。
・ 永久不滅ポイント:0.5%
合計で10.5%です。
ヤマダ電機では、雑貨などの細かい決済でも、このカードで買い物をするのがおすすめです。
「ヤマダLABI ANAカード」その他のメリット
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「ヤマダLABI ANAカード」のその他のメリットも見てみましょう。
・ 即日カードレス発行で、申込み当日にヤマダ電機で買い物できる
・ ヤマダ電機とIDC OTSUKAで、36回分割手数料無料
・ カードを持ち歩かずにスマホアプリでカード決済可能(ヤマダ店内)
・ コスモ石油、出光等でポイントアップ
このように使い勝手のよいカードであることが分かります。
「ヤマダLABI ANAカード」メイン候補の1枚
ヤマダ電機にたまに行く程度の人でも、「ヤマダLABI ANAカード」はメインの1枚にできます。
合算したヤマダポイントは、ヤマダ電機や大塚家具で使うのがおすすめです。ヤマダ電機の大型店なら、雑貨や食品、お酒や書籍も売っています。(執筆者:沼島 まさし)