2021年4月5日、ネット銀行の「ジャパンネット銀行」は、「PayPay銀行」に社名を変更します。
今回は、社名変更に伴うメンテナンス、さらにはPayPayと紐づけるメリットなどを解説しましょう。
目次
2021年4月5日、ジャパンネット銀行は「PayPay銀行」に変更

2000年10月、ジャパンネット銀行は日本初のインターネット専業銀行として、営業を開始しました。
それ以降20年間、ネット銀行のトップランナーとして走り続けたジャパンネット銀行ですが、
スマホ決済のPayPayがデビューしたときも、個人的には「口にするのがちょっと恥ずかしいな」と感じましたが、「ペイペイ銀行」と口にするのはさらに恥ずかしいです。

アプリも一新され、「PayPay銀行アプリ」となります。
基本的なサービスはそのままですので、メンテナンス後に利用者が特別何かを手続きする必要はありません。
【4/4~4/5】社名変更に伴いメンテナンスを実施、全サービスを停止

社名変更に向けて、ジャパンネット銀行は全サービスを停止し、システムメンテナンスを行います。
2021年4月4日(日)21時~2021年4月5日(月)7時の時間帯は、
【4/2~4/5】他の金融機関との振込を停止

2021年4月2日(日)15時~2021年4月5日(月)8時30分の時間帯は、
メンテナンス中、このサービスは特に注意!

・ATMの出入金
・Visaデビットの利用
・振込、口座引き落とし
・FX、外貨預金、投資信託など
・ホームページやアプリへのアクセス・利用
・スマホ決済などへのチャージ
などのサービス利用は、特に注意してください。
停止時間中に他の金融機関から振込があった場合は、4月5日(月)7時のサービス再開以降、順次口座に入金されます。
Visaデビットは月額利用料金の引き落としも不可

全サービス停止中、Visaデビットは利用できません。
また、Visaデビットの月額利用料金の支払いでこの期間中に引き落としがある場合、引き落としができません。
月額料金の支払方法の変更を事前にしておきましょう。
さらに、Visaデビットを設定したGoogle Payなどの利用もできません。
Visaデビット以外の口座振替は、4月5日(月)7時のサービス再開以降、順次引き落とされます。
FXでは追証のための振込不可

FXで追加証拠金(追証)が必要となったとしても、全サービス停止時間中だけでなく、振込停止時間中も追証ができません。
その結果ロスカット(強制的な決済)となる可能性もありますので、レバレッジを低く設定する、事前に追証する、他の金融機関を設定するなどの対策をとるといいでしょう。
ジャパンネット銀行(PayPay銀行)とPayPayを紐づけるメリットとは?
ジャパンネット銀行とPayPayを紐づけると、以下のようなメリットがあります。
予想や願望なども合わせて紹介しましょう。
PayPayマネー出金の手数料が無料

PayPay残高にはいくつか種類がありますが、そのうちPayPayマネーは出金(現金化)が可能です。
PayPayマネーの出金には100円の手数料が発生しますが、出金先の口座がジャパンネット銀行の場合のみ、手数料がかかりません。
万が一チャージしすぎたとしても、安心して元に戻せますね。
PayPayフリマの振込手数料が無料

ヤフオクやPayPayフリマを利用して代金を振り込む際、ジャパンネット銀行ならば振込手数料がかかりません。
しかも、土日や夜間でも入金可能です。
【4/30まで】4,500円もらえるキャンペーン実施中

4月30日までの期間中、ジャパンネット銀行の口座を開設し、その口座に1万5,000円/回以上入金して、PayPayにこの口座を登録すると、現金4,500円がもらえます。
PayPayボーナスでなく現金がもらえるので、自由度が高いです。
【予想】PayPay銀行誕生キャンペーンがあるかも?
今後考えられる可能性としては、PayPay銀行誕生キャンペーンがあるかもしれません。
・PayPay銀行口座→PayPay残高へのチャージでボーナスプレゼント
・4,500円プレゼントキャンペーンのパワーアップ
期待は大いに膨らみます。
【予想】PayPayの高還元キャンペーンの条件になるかも?
また、PayPayのキャンペーンで高還元を得るための条件になる可能性もあります。
現在、PayPayのキャンペーンで高還元を得るための主な条件は、以下の通りです(キャンペーンによって条件は異なる)。
・PayPay残高で支払い
・ヤフーカードで支払い
・Yahoo!プレミアム会員
・ソフトバンク・ワイモバイルユーザー
今後は、「PayPay銀行との紐づけ」などの条件が加わるかもしれません。
今回紹介した以外の変更はほぼなし
PayPay銀行への社名変更に伴い、メンテナンスが実施されます。
メンテナンス実施中は不便になりますが、それ以外はURLが変更になる、通帳に記帳される金融機関名がPayPay銀行になるなどで、大きな変更はありません。
口座番号などの変更もありませんし、Visaデビットもこれまで通り使えます。
振込先をPayPay銀行とすべきところ「ジャパンネット銀行」としても、修正して振り込んでくれます。
メンテナンスが終わったらPayPayと紐づけると、PayPayの使い勝手がさらに良くなるでしょう。(執筆者:キャッシュレス研究家 角野 達仁)