乾燥わかめは1袋100円前後とお財布に優しく、常備しておくと便利なストック食材です。
わかめといえば酢の物やみそ汁などの料理が定番ですが、工夫次第でさまざまなメニューに使えます。
今回こちらではわかめを使ったおすすめのアレンジレシピ(お好み焼き・ペペロンチーノ・かに玉丼)を3種類紹介いたします。
目次
豆腐入りでヘルシー! 「たっぷりわかめのお好み焼き」

1人分の材料費はたったの88円です。
節約中もダイエット中も罪悪感なく食べやすい、わかめと豆腐を使ったお好み焼きのレシピです。
野菜は今回ニラを使っていますが、キャベツや玉ねぎなどご家庭の冷蔵庫に余っているものを使ってもいいでしょう。
材料2人前:1人当たりの材料費88円
・ 乾燥わかめ 大さじ1
・ 木綿豆腐 1丁
・ 卵 1個
・ ニラ 5本
・ ピザ用チーズ 50g
・ 鶏がらスープの素(顆粒)大さじ1/2
・ 醤油 小さじ1
・ 片栗粉 大さじ3
・ マヨネーズ 適量
・ お好み焼きソース 大さじ2
・ 青のり 小さじ1
・ サラダ油 大さじ1
作り方
(1) キッチンペーパー2枚で包んだ木綿豆腐を耐熱容器に乗せ、電子レンジで3分加熱します。
粗熱が取れるまでしばらく置きましょう。
(2) 乾燥わかめは水で戻し、よく水気を絞っておきます。
(3) ニラは3~4cm程度の幅にカットします。
(4) ボウルに1~3の具材と卵・ピザ用チーズ・鶏がらスープの素・醤油・片栗粉を加え、よく混ぜ合わせます。
(5) フライパンにサラダ油を熱し、4の生地を流し入れ木べらなどで円形状に形を整えます。
(6) フライパンに蓋をし、弱火で7~8分間加熱します。
(7) こんがりと焼き色がついたら裏返し、蓋をしてさらに5~6分程度加熱します。
(8) お皿にお好み焼きを盛り付け、お好み焼きソース・マヨネーズ・青のりをトッピングして完成です。
ポイント
こちらのレシピの隠し味はとろけるチーズと鶏がらスープの素です。
この2つを生地に混ぜることでお肉を加えたようなうま味が加わります。
ピリッとおいしい「わかめのペペロンチーノ」

わかめでイタリアンを使うのは意外性を感じるかもしれません。
わかめの磯の香りとオリーブオイルは非常に相性が良く、奥行きのある味わいを楽しむことができます。
材料1人前:材料費 170円
・ 乾燥わかめ 大さじ1
・ パスタ 100g
・ ウインナー 1本
・ にんにく 1片
・ 鷹の爪 1/2本
・ 醤油 小さじ2
・ 塩胡椒 適量
・ オリーブオイル 大さじ2
作り方
(1) ウインナーは斜め薄切りに、にんにくは薄切り、鷹の爪は中の種を取り除き、輪切りにします。
(2) 乾燥わかめは水で戻し、水気をよく絞りましょう。
(3) フライパンにオリーブオイル(大さじ1)を熱し、にんにくと鷹の爪を炒めます。
香りが立ってきたらいったん小皿に移りましょう。
(4) 3のフライパンに残りのオリーブオイル(大さじ1)を追加し、ウインナーと2のわかめをさっと炒めます。
アルデンテに茹でたパスタと3のにんにく・鷹の爪・パスタの茹で汁を大さじ2杯程度加えます。
(5) 仕上げに醤油と塩胡椒で味を整えて完成です。
ポイント
パスタを調味する際、醤油は鍋肌から注ぎ入れることで醤油臭さがなくなり、食欲をそそる芳ばしい香りが引き立ちます。
ごま油香る「わかめご飯のカニ玉丼」

わかめに引けを取らない節約食材、カニカマを組み合わせた「わかめご飯のカニ玉丼」のレシピを紹介します。
休日のランチタイムにはもちろん、パパッと簡単に作れるので仕事帰りで疲れている時にもおすすめの1品です。
材料1人前:材料費141円
・ 乾燥わかめ 大さじ1
・ 卵 2個
・ 白ご飯 茶碗1杯分
・ カニかま 2本
・ 塩胡椒 適量
・ 醤油、砂糖、酢 各大さじ1
・ オイスターソース 小さじ1
・ 水 100ml
・ 片栗粉 小さじ1
・ ごま油 大さじ1/2
作り方
(1) カニかまは細かく裂き、乾燥わかめは水で戻し水気をよく絞ります。
(2) ボウルに卵を割り入れ、1の具材と塩胡椒を加え、菜箸でかき混ぜます。
(3) 小鍋に水・醤油・砂糖・酢・オイスターソースを加え、中火にかけます。
(4) ふつふつしてきたら水溶き片栗粉(片栗粉小さじ1:水小さじ1)を加え、とろみがついたら火を止めます。
(5) 小さめのフライパンにごま油を熱し、2の卵液を加えます。
菜箸でぐるぐると円形状に混ぜ合わせ、半熟状になったら火を止めます。
(6) お皿にご飯を盛り付け、5をフライパンからスライドさせるようにご飯の上に乗せます。
(7) 卵の上に4の甘酢あんをかけて完成です。
ポイント
2の工程で卵をかき混ぜる際、空気を入れるようにして混ぜ合わせるとよりふんわりとした食感に仕上がります。
ミネラルたっぷりのわかめで健康的な体を手に入れよう
わかめはカルシウムやマグネシウムなどのミネラルが豊富で健康面においてもうれしい効果が期待できます。
バランスの良い食生活を続けることは病気知らずの体を作り上げ、数十年後の自分自身の医療費を節約することにもつながります。
人生100年時代と言われているこれからの長い人生を安心して過ごすためにも今回のアレンジレシピを参考に、日本古来のスーパーフード「わかめ」を日々の食卓にうまく取り入れてみてください。(執筆者:栄養士、おうちご飯研究家 池田 莉久)