無料で使える家計簿アプリには、いろいろなものがあります。
入出金を記録するだけのシンプルなものから、資産を丸ごと管理できるものまで幅広くそろっています。
クレジットカードや銀行口座と連携できるアプリを利用するには、クレジットカードの番号や近郊口座の番号を登録しないといけません。
セキュリティはしっかりしているとはいえ、不安がある人も多いのではないでしょうか。
また、住所や氏名などの個人情報を細かく設定するのが面倒に感じる人にも、使いづらいアイテムかもしれません。
生活費の管理だけに使うなら、ごくシンプルな家計簿アプリで十分です。
今回は簡単便利に的を絞った、無料で使える家計簿アプリを3つご紹介します。
画像は私のスマホを撮影しました。
目次
(1) ゆめ貯金機能が楽しい「貯まるメモ」
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参照:Google Play
「貯まるメモ」は、赤ずきんちゃんのような女の子のアイコンがかわいい節約アプリです。
筆者も愛用しています。
貯まるメモには2つのコースがあります。
「がんばりやさんコース」と「おてがるコース」です。
がんばりやさんコースは家計簿経験者向けとされています。
筆者はいつもおてがるコースです。
おてがるコースは「お財布の中身をとりあえず設定する」ところからスタートします。
私は毎月ここに生活費を入力し、その範囲内でのやりくりを目標にしています。
入出金の入力するときは「きろく」をタップします。
まずは収入や支出のあった金額を入力しましょう。
そして食費や交際費などの項目を選び、現金やクレジットカードなどの支払方法も選びます。
あとはOKボタンをタップすれば入力は完了です。
残高をチェックするときは「チェック」をタップしてください。
インジケーター式に表示された残高を確認できます。
カレンダー表示もできるので、日々のお金の動きも確認しやすいです。
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貯まるメモには「ゆめ貯金」という機能があります。
かなえたい夢のための目標金額と目標期日を設定すると、月々の目標貯金額を教えてくれる機能です。
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「目標金額まであと〇円」と、かわいいキャラクターが励ましてくれるから、貯金するのが楽しくなります。
さらに毎月の残高をゆめ貯金に加える設定もできます。
これなら「残高で何かおいしいものを」なんて悪魔のささやきに抵抗できて、節約に役立ちそうです。
目標金額までの貯金も夢ではないかもしれません。
(2) とにかくシンプル「シンプル家計簿」
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参照:APP Store
「シンプル家計簿」は、とにかくシンプルな家計簿アプリです。
アプリのアイコンをタップすると、何の前置きもなく入出金の入力画面が現れます。
起動が早く、お金を使ったその場で記録できるのがメリットです。
たとえばカフェでコーヒーを待つ間や、スーパーで荷物を袋詰めする前にサッとその場で入力できます。
レシートをなくす暇もなく、記録を忘れにくいのです。
シンプル家計簿は、画面もシンプルで無駄な装飾はありません。
食費や日用品といったカテゴリーのアイコンもシンプルなイラストです。
でも「編集する」をタップすると新規カテゴリーが追加できますし、新規はもちろん既存のアイコンのカラー変更も可能です。
シンプルでありながらも、自分好みにカスタマイズできるのはうれしいポイントではないでしょうか。
シンプル家計簿での支出金の入力は、金額を入力してカテゴリーを選択し「支出を入力する」をタップするだけです。
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カレンダーのアイコンをタップすると、カレンダーが現れます。
日ごとの入出金が記録されたカレンダーの下には、その月の収入と支出の合計額が表示されます。
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円グラフのアイコンは「レポート」です。
支出や収入の内訳が円グラフで表示され、家計のバランスを視覚で把握できます。
無駄遣いをしていないかのチェックもしやすく、節約につながりそうです。
(3) レシート読み取り機能つき「レシーピ」
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参照:Google Play
レシーピには、レシート読み取り機能が付いています。
個人情報の細かい登録も必要なくレシート読み取り機能が使えるアプリは、かなり貴重ではないでしょうか。
ただ、簡単なユーザー設定は必要です。
必要な情報は、生年月日と性別、居住エリアです。
細かい住所や名前、メールアドレスは必要ありません。
カード情報や口座情報は登録しなくていいのでご安心ください。
ユーザー設定が終わったら、キャラクターを選択します。
ゆるかわいいアルパカやナマケモノ、ネコなどの中から、私はネコを選びました。
キャラクターを選ぶと、すぐにアプリが使えます。
さっそくレシートを撮影してみましょう。
「レシート撮影」をタップするとスマホのカメラが起動して、撮影法が画面に表示されます。
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レシートの日付の部分と合計金額が入るようにして、カメラのレンズを10cmほどの距離に近づけます。
長いレシートで四苦八苦しましたが、なんとか撮影できました。
商品名はところどころ違っていますが、金額は正確に読み取れています。
合計金額が合っていることを確認できたら、決定ボタンで入力終了です。
あとで確認してみたところ、レシートが長いときは「長尺モード」に切り替えて撮影すればよかったそうです。
撮影がうまくいかなかったり、レシートをなくしてしまったりしたときは、手動で入力もできます。
「手入力」ボタンをタップすると電卓式の入力画面が表示されます。
金額を打ち込み、決定ボタンを押します。
そして食材費や外食費などの品目を選び、決定ボタンで完了です。
記録した収支はグラフやカレンダーで確認できます。
費目ごとの内訳やお店ごとの買い物金額など、いろいろな視点から支出をチェックすれば、自分では気づかない支出癖を発見できそうです。

家計簿アプリで節約と貯金のモチベーションアップ
家計簿で支出を管理すると、無駄使いを省けるようになります。
さらに過去の家計簿を見直して以前よりがんばっていると実感できたら、モチベーションアップにもつながるのではないでしょうか。
でも、家計簿は続かなければ意味がありません。
続けるにはシンプルな家計簿アプリがおすすめです。
無料でも節約と貯金の役立つような、使いやすい家計簿アプリを見つけてください。(執筆者:陽山 あい)