4月になると、税金などさまざまな請求書がやってくると思います。
そんな請求書の支払いをスマホ決済ですると、ポイント還元が受けられます。
今回は、主なスマホ決済で請求書の支払いをして、どんな還元を受けられるのかを徹底解説します。
目次
【au PAY】0.5%還元

au PAY残高を使ってau PAY(請求書支払い)で支払うと、0.5%分のPontaポイントが還元されます。
au PAYの決済上限は「25万円/回、50万円/日、200万円/月」ですから、高額な税金などの支払いにも十分に対応可能です。
「au PAYゴールドカード → au PAY残高」へのチャージで+2%還元

さらに、au PAYゴールドカードからau PAY残高にチャージすると、さらに2%分(通常1%+ゴールドカード特典1%)のPontaポイントが還元され、合計2.5%還元となります。
チャージされたau PAY残高は、もちろんau PAY(請求書支払い)に利用可能です。
ゴールドカード特典の還元上限は「1,000ポイント/月」ですので、月10万円のチャージであれば満額還元されます。
高額な税金などの支払いをする際は、計画的にチャージするといいでしょう。
【LINE Pay】還元なし

LINE Pay残高を使ってLINE Pay請求書支払いで支払っても、LINEポイントが還元されません。
LINE Pay残高を使ったLINE Payは、請求書支払いに限らずLINEポイントが還元されないのです。
LINEクレカを使った「チャージ&ペイ」なら還元あり

Visa LINE Payクレジットカード(LINEクレカ)を使った「チャージ&ペイ」なら、請求書支払いでも還元があります。
チャージ&ペイとは、事前チャージ不要でLINE Payを利用できるサービスです。
LINEポイントクラブのマイランクに応じて、1~3%分のLINEポイントが還元されます。
ただし、5月からはマイランクに関係なく一律0.5%に改悪されるので、注意しましょう。
【PayPay】最大1.5%還元

PayPay残高を使ってPayPay請求書払いで支払うと、前月の決済回数や決済金額に応じて0.5~1.5%分のPayPayボーナスが還元されます。
「100円以上の決済回数50回以上」「利用金額10万円以上」が、1.5%還元の条件です。
還元上限は「7,500円相当/回、1万5,000円/期間」とたっぷりですので、問題ないでしょう。
「ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払い」でチャージすると、クレカのポイントがもらえる

請求書払いに使えるのはPayPay残高のみですが、ヤフーカードからPayPay残高にチャージしても、クレカのポイントは還元されません。
しかし、ソフトバンク・ワイモバイルユーザーが使える「ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払い」でクレジットチャージすると、クレカのポイントが還元されるのです。
ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いの利用上限は、契約内容・利用状況・支払い状況に応じて、最大10万円まで設定されます。

現在、最も高還元となる組み合わせは、「PayPay請求書払い+LINEクレカ」です。
LINEクレカを登録した「ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払い」でPayPay残高にチャージし、その残高4月中にでPayPay請求書払いをすれば、最大4.5%還元も可能です。
5月以降であっても、「LINEクレカ:2%+PayPay請求書払い:最大1.5%」で、3.5%還元も不可能ではありません。
【FamiPay】10円相当/件の還元(税金は対象外)

FamiPay残高を使ってFamiPay請求書支払いで支払うと、1件あたり10円相当のFamiPayボーナスが還元されます。
支払金額にかかわらず、1件当たり10円相当です。
ただし、税金をFamiPay請求書払いで支払っても、FamiPayボーナスが還元されませんし、一部税金はそもそも支払えません。
「ファミマTカード」でのチャージ+0.5%分のFamiPayボーナスが還元

FamiPay残高へのチャージは、「ファミマTカード」がおすすめです。
Tポイントが貯められるファミマTカードですが、FamiPay残高にチャージしてもTポイントは還元されません。
その代わり、毎月のクレジットチャージ200円につき、FamiPayボーナスが1円分還元されます。
【d払い・楽天ペイ】還元なし

d払い残高を使ってd払いの請求書払いで支払っても、dポイントの還元はありません。
また、d払い残高へのチャージでクレジットカードを設定することはできず、残高へのチャージでdポイントを貯めることもできません。
楽天ペイに至っては、そもそも請求書払いができません。
還元率だけでなく請求書の取扱先の多さも考慮に入れよう
ここまでさんざん還元率の話をして恐縮ですが、請求書支払いは還元率だけで測れません。
支払おうと考えている請求書が、スマホ決済で対応していない場合もあるからです。
還元率だけでしたらau PAYが最も有利ですが、取扱先も考慮に入れると、取扱先の多いPayPayが最もおすすめでしょうか。
次いでLINE Pay、au PAYといった感じです。
同じ支払うなら、お得な方法で支払いましょう。(執筆者:キャッシュレス研究家 角野 達仁)