テレワーク・在宅ワークが推奨されるようになって、1年が過ぎました。
それまで通勤でよく歩いていた方も、家で仕事をするようになると必然的に運動量が減りました。
それとは裏腹に、いつでもおやつが食べられる…という環境になっている方も多いのではないでしょうか。
その結果、体重の増加が進んで、いわゆる「在宅太り」になってしまうこともあります。
でも、家で仕事をしていると、気分転換のためのおやつは欠かせません。
そこで今回は、太りにくいおやつの選び方のポイントと、高コスパの商品をご紹介します。

目次
おやつを選ぶときのポイントは「低糖質」
体脂肪が増えてしまう要因に「血糖値の乱れ」があります。
必要以上にとり過ぎた糖質は、中性脂肪(体脂肪)として蓄積されてしまうのです。
ですので、血糖値を上げにくいもの、つまり「低糖質」なものを選ぶということがポイントです。
おやつでの糖質量は【10g/1日】を目安にするといいでしょう。
パッケージの「栄養成分表示」の糖質が、【10g以下】のものを選んでください。

【おすすめ1】通のえだ豆「素材派チップス」(亀田製菓)

スナック菓子が食べたい時にぴったりです。
低糖質なスナック菓子を探すと、低糖質食品専門店では1パック300円~500円と通常のスナック菓子よりも割高に感じます。
しかし、スーパーやドラッグストアのお菓子売り場に陳列されている中にも、探すと意外と低糖質なものがあります。
こちらは、枝豆を使ったチップスで、かみしめると素材の風味が広がる満足感の高い1品です。
食感は堅めで食べ応えも十分です。
スナック菓子が食べたくなったら迷わずこれです。
1パック129円(税抜き・筆者購入時価格)で、個包装の6袋入りなので、1袋で22円(税抜き)という安さです。
糖質量は1袋8.1gです。
【おすすめ2】ハイカカオチョコレート70%(寺沢製菓)

ダイエット中でもチョコレートを食べたい時があります。
ハイカカオチョコレートは、通常のチョコレートに比べると少し高価なイメージがありませんか。
大手メーカーのハイカカオチョコレートは120gあたり350円前後と、買う時に少し迷ってしまう価格です。
今回ご紹介のこちらは1袋188円(税抜き・筆者購入時価格)と大変リーズナブルです。
内容量は122g、22粒前後入っています。
販売元の寺沢製菓さんは、チョコレート専門の会社ということで、味も非常においしいです。
1粒ずつセロファンで包んであるので、衛生的で食べやすいのも魅力的です。
3粒食べても糖質量約6gです。
よくあるミルクチョコレートは同じ量で糖質量は約45gなので、なんと40g近くの糖質摂取を減らすことができます。
適度な苦味が、仕事の合間のリフレッシュにぴったりです。
※ハイカカオチョコレートとは…チョコレートの主な成分「カカオマス」の含有量が70%以上で、砂糖やミルクなどを最大限に抑えています。
そのため低糖質であり、カカオ本来の苦味を楽しむチョコレートです。
カカオポリフェノールなどカカオマス本来の栄養がしっかり詰まっています。
【おすすめ3】みんなのおやつ ミックスナッツ(株式会社モントワール)

お求めになりやすい均一価格シリーズの「みんなのおやつ」から「ミックスナッツ」です。
低糖質なおやつと聞くとミックスナッツを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
ただ、大袋になっていて食べきる前に味が落ちたり、価格も高いものが多かったりと購入するには少し迷ってしまいます。
かといって、コンビニで小袋になっているものは、40gあたり平均170円ほどであり、割高感があります。
そこでこちらの「みんなのおやつシリーズ」から出ているミックスナッツです。
1袋で98円(税抜き・筆者購入時価格)と手頃な価格ながら、40g入っているので1回のおやつで十分な量です。
1袋食べても糖質量は8.3gと低糖質です。
ナッツ類には、悪玉コレステロールや中性脂肪を減らし動脈硬化を防ぐ作用があると言われている不飽和脂肪酸が多く含まれています。
他にも、ミネラル類(カルシウムやマグネシウム・カリウムなど)や食物繊維・ビタミンEや葉酸などのビタミン類も多く、不足しがちな栄養素をおやつで補うことができます。
※塩分が気になる方は、「無塩」のものを選びましょう。
【おすすめ4】おやつで元気 れんこんチップ からし味(株式会社ピアンタ)

まるでポテトチップスのような食感がたまりません。
素揚げしたれんこんに、からしの風味を効かせたという一品です。
サクッと歯切れのよい食感のあとに、ツーンとからしが効いてくる大人の味のチップです。
あの熊本の代表的な郷土料理「からしれんこん」を思い出させる本格的な味わいは、1袋の糖質量8.6gと低糖質で、98円(税抜き・筆者購入時価格)と低価格です。
同じようなチップス系のお菓子で比べると、低糖質と表示されている商品は平均して1袋200円前後しますので、お得においしくダイエットができます。
【おすすめ5】茎わかめ たっぷりお買い得パック(株式会社 壮関)

シャキシャキの食感が後をひく、手軽につまめるスキマおやつです。
「茎わかめ」とは、食卓になじみの深いわかめの芯の部分です。
私たちが普段みそ汁などに入れている部分が葉の部分「わかめ」で、中心の茎部分が「茎わかめ」です。
ちなみに、根本の部分は「めかぶ」になります。
葉の柔らかさとは違って、コリコリとしっかりとした歯ごたえが特徴です。
食物繊維や、カルシウム・マグネシウムなどのミネラルを豊富に含みます。
個包装になっていて食べやすく、仕事のちょっとしたスキマにサクッと食べられるのがいいです。
個包装1個あたり糖質量が約1gと超低糖質です。
コンビニで個包装の茎わかめを買うと100gあたり420円前後ですが、こちらはたっぷりお買い得パック1袋(104g)で279円(税抜き・筆者購入時価格)とうれしい低価格です。
常備おやつに最適です。
普段のおやつを「低糖質」に変える時の注意点
低糖質が良いといっても、急にすべてのおやつを変更するとその反動で「高糖質おやつのリバウンド」が来るかもしれません。
そうならないために、徐々に慣らしていきましょう。
まずは、自分が1日でどのくらいおやつ(食事以外の食べ物)をとっているかを把握します。
そして、その半分を「低糖質なもの」に変えてみましょう。
例えば、午前中のおやつはいつも通り、午後のおやつは低糖質に変えていくといった具合です。
それに慣れてきたら、週3回は午前中のおやつも低糖質にします。
徐々に低糖質おやつを増やしていくと、ストレスなく自然と変化していきます。
また、飽きがこないというのも大切なポイントです。
普段からお買い物の時に、パッケージの「栄養成分表示」を見て、【糖質量10g以下】のものを探し、いろいろな商品を試して自分好みのものに出会うのも、飽きがこないで習慣にできるポイントです。
節約とダイエットを両立しよう
在宅で仕事をしていると、1番のお楽しみがおやつという方も少なくないでしょう。
おやつを上手にとることで血糖値を味方にして、脂肪の蓄積「在宅太り」を解消できます。
ちょっと割高感のある低糖質商品ですが、スーパーやドラッグストアで探すと意外とリーズナブルで低糖質なお菓子がそろっています。
好みの低糖質お菓子を見つけて、節約とダイエットを両立させてください。(執筆者:中島 さゆり)