ズボラな人は、家計が赤字になっていることも多いでしょう。
かつては私もその1人でした。
ひどい時は、最大で25万円の赤字を出したこともあります。
しかしそんな私でも、本格的に家計の改善を始めてから約1年半で超赤字家計を黒字家計にできました。
その実体験をもとに、私が実践して大きな効果があった「3つの赤字改善策」を紹介します。
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目次
【改善策1】1か月分のレシートの枚数を数える
私が最初に行った赤字改善策は、「1か月分のレシートの枚数を数える」ことです。
この方法はズボラな私でも無理なくでき、意外と大きな効果がありました。
レシートを数えることで「赤字の元凶となる3つの悪習」を発見
1か月分のレシートを数えた結果、私が何気なく行っていた「赤字の元凶となる3つの悪習」を発見できました。
レシートの枚数が非常に多いことに驚いた私は、「一体何を買ったのか?」と思わずレシートの内容を確認。
すると、そこから「3つの悪習」が浮かび上がり、それが赤字の元凶となっていることに気づいたのです。
以下がその「3つの悪習」です。
2. 食品や日用品などの重複買いが多い
3. レジ横商品の衝動買いが多い
その瞬間、「赤字の原因はこれか」と妙に納得したことを覚えています。
「3つの悪習」やめたら数か月で1万円の支出減
私は早速、「3つの悪習」を断つことにしました。
1度染みついた悪習を断つのは大変でしたが、家族の協力もあり、全ての悪習を断ちました。
その結果、最初の数か月で家計の赤字は約1万円減少、その状態を長くキープすることにも成功しました。
現在は家計簿をつける習慣までつきました。
しかし、それだけで超赤字家計を一気に黒字にするのはさすがに無理だったので、別のやり方も試すことにしました。
【改善策2】クレジットカード払いの制限を行う
次に行った赤字改善策は、クレジットカード払いの制限です。
ズボラな私にとってクレジットカード払いは支出の管理が難しく、それが赤字増加の大きな原因となっていました。
そのため、クレジットカード払いを制限して支出の管理を容易にし、少しでも赤字を改善しようと思ったのです。
具体的には、クレジットカード払いを公共料金など必要最小限の支払いに絞り、店頭での買い物はすべて現金払い、ネット通販も着払いやコンビニでの現金払いにしました。
※現在はスマホ決済も利用していますが、現金チャージ&プリペイド式で使えるスマホ決済の利用を原則としています。
以上のことを実行したところ、数か月で赤字がさらに1万円減少しました。
その状態を長く維持することにも成功しました。
しかし、それでも家計を黒字にすることはできなかったので、さらに次の一手を打つことにしました。
【改善策3】「5,000円 × 家族数」で1週間やりくりする
次に行った家計改善策は、1週間の生活費を「5,000円 × 家族数」と決めてやりくりする試みです。
これが、超赤字家計を黒字家計に変える決定打となりました。
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1週間なら挫折せずにやりくりできることを実感
やりくりの期間を1週間にした理由は、「短期であれば挫折せずにやりくりできそう」と思ったからです。
実際にやってみたら本当に挫折せずに続けられ、自分の考えは正解だったと実感しました。
「5,000円 × 家族数」は適当に決めたが初週からやりくりに成功
実は、「5,000円 × 家族数」という金額は適当に決めています。
テレビの情報番組で「2人以上世帯の食費の平均は外食費込みで約6万円」と言っていたのを聞き、
といった具合で適当に金額を決めたのです。
しかし、そんないいかげんな金額設定でも、最初の週からその範囲内でやりくりできました。
その理由はよくわかりませんが、事前に「厳密に守るべきルール」を設けたことが大きかったようです。
事前に決めた「3つのルール」を守ってやりくりを続けたら1年半で家計が黒字化
私が事前に設けたルールは3つです。
2. やむを得ぬ理由がない限り週の途中で追加の現金を引き出さない
3. 週末に余ったお金は必ず全額家計口座に戻す(そして1に戻る)
他には特にルールを設けませんでしたが、以上の3つのルールだけは守り続けました。
それまで無計画にお金を使っていたので挫折しかけた時もありましたが、初めの週にやりくりを成功させたことが大きな励みとなり、ルールを守りぬくことができました。
その結果、1年後には家計が黒字になる月も出てきました。
そして1年半後には完全黒字化に成功、その半年後には赤字の補填で失った25万円を貯蓄に戻すこともできました。
以来、ずっと黒字家計をキープし続けており、子どもが経済的に自立した後は貯蓄も大きく増えています。
ズボラな人でも容易にできる方法で赤字家計を改善しよう
最後に、ここまでお伝えしてきたことの要約を記します。
・ クレジット払いを制限するとさらに支出を抑えられる
・ 1週間に使える金額を決めてやりくりを続ければ超赤字の改善も可能
私のようにズボラな人でも、以上のことを知っていれば容易に家計の管理ができるようになります。
ぜひあきらめず、自分が無理なくできる方法で赤字家計の改善に取り組んでみてください。
そうすれば、きっと赤字家計を黒字にできると思います。(執筆者:元銀行員にしてベテラン主婦 大岩 楓)