子供の参考書や勉強ドリルなどの書籍代を節約する際には、購入の仕方を極めましょう。買い方次第で定価よりも格段にお得に購入できるのです。
参考書やドリルを「買わない」という選択肢を取りたくないご家庭も多いことでしょう。
ネットで買う、ポイントで買う、株主優待を利用するなど、本を購入したいときにどういった方法が最もお得なのかを考えてみました。

目次
書籍代:購入はどの方法がお得かを検討
書籍代を節約したいという際に、購入時にどの方法をとれば最安値で購入できるのかを考えました。
9つの方法を紹介しますが、どれも、定価で購入するよりもお得であったり、ポイントのつく方法です。
1.【金券ショップ】図書カードNEXTを購入して節約
金券ショップで「図書カードNEXT」を安く買って購入する方法です。独自調査ですが、1,000円券を950円で購入できました。
【割引率・還元率】5%
※1,000円券を950円で購入した場合
【向いている人】現金派の人
2.【ネットで買う】楽天ブックスで買う
書籍を楽天ブックスで買うことで、SPU +1倍、楽天お買い物マラソンやスーパーセール時には高還元でポイントを得られます。
SPU +1倍の特典もあるため、楽天市場をよく利用する人に有利です。
【割引率・還元率】人によって異なる
※7倍~8倍の場合、7%~8%
※買い回り時にはポイントアップも見込める
【向いている人】楽天市場をよく利用する人
3.【ネットで買う】Yahoo!ショッピングで買う
Yahoo!を利用する人は、Yahoo!ショッピングで書籍名で商品を検索できます。Yahoo!ショッピングには「bookfan PayPayモール店」があります。
【割引率・還元率】人によって異なる
※例としてPayPay残高払いで12%獲得(前月の条件達成で +4%を含む)
【向いている人】
Yahoo!ショッピングをよく利用する人、PayPay払いをしたい人
筆者の場合、2021年3月に「超P祭」を利用しPayPay利用の頻度が高かったため、ポイントが高くなっていました。ただし、「bookfan PayPayモール店」の取り扱いは少なく、欲しい書籍がない可能性もあります。
4.【auPAY】丸善・ジュンク堂・三洋堂書店で全額Pontaポイント払い
貯めたPontaポイントを1ポイント1円で利用できる書店があります。
「丸善」「ジュンク堂」や「三洋堂書店」です。書籍代を全額ポイント払いできます。お金を払わずにポイントで払えるのはメリットです。
【割引率・還元率】-
※全額ポイント払い
【向いている人】
Pontaポイントをためている人、au経済圏を利用する人
ポイント払いではなくても、Pontaポイントカード提示で0.5%のポイントがつきます。hontoポイントカードのポイントカードも併用できます。

5.【Tポイント】蔦屋書店で全額Tポイント払い
Tポイントを貯めている人は、蔦屋書店で全額Tポイント払いできます。
Tポイントは、1ポイント1円として利用できるので端数のみの支払いもできます。ただし、「ポイントを利用した場合のポイント付与」は「貯まりません」とあるため、できるだけ全額支払いがよいことでしょう。
【割引率・還元率】-
※全額ポイント払い
【向いている人】
Tポイントをためている人、Yahoo!経済圏を利用する人
ポイント払いではなくても、購入時にTポイントカード提示で200円につき1ポイント、0.5%のポイントがつきます。
6.【dポイント】丸善・ジュンク堂・紀伊国屋書店で全額dポイント払い
dポイントを貯めている人は、紀伊国屋書店や丸善、ジュンク堂書店で利用できます。全額ポイント払いできるほか、1ポイント1円として利用できます。
dポイントは、このほかにもフタバ図書、ブックオフなどで利用できます。
参照:NTT DOCOMO
【割引率・還元率】-
※全額ポイント払い
【向いている人】
dポイントをためている人
ポイント払いではなくても、dポイントカード提示で0.5%のポイントがつきます。
7.【株主優待】図書カードNEXTの株主優待
株主優待で「図書カードNEXT」を優待品としている企業もあります。株主優待が変更されない限りにおいては、定期的に「図書カードNEXT」をもらえるというメリットがあります。
ただし、コロナ禍の影響で、優待の変更も多いので注意してください。証券口座があれば、同じ銘柄の家族で複数権利取得もできます。
・ (3421)(株)稲葉製作所
・ (9740) CSP など

8.【株主優待】独自の金券・商品券優待
株主優待で割引特典を受けられる企業もあります。
ただし、「図書カードNEXT」とは異なり自社商品券や自社優待カードであるため、「優待を利用できる書店」が限られます。
書店が近くにあり、ポイントカードなどと併用できると更にお得です。
100株以上で500円の自社商品券がもらえる
・ 文教堂グループホールディングス (9978):
100株以上で5%割引の優待カード、1,000株で7%引き、1万株以上で10%割引
・ 三洋堂ホールディングス (3058):
100株以上で販売割引2%、200株以上で販売割引3%、1,000株以上で販売割引4%など、1年以上継続保有で「図書カードNEXT」の優待も
9.【株主優待】イオン株 (8267) オーナーズカードで「未来屋書店」キャッシュバック
未来屋書店では、イオン (8267) のオーナーズカードを提示のうえでの現金払いがキャッシュバック対象です。
イオンのキャッシュバックは、
・ 500株以上:4%
・ 1000株以上:5%
・ 3,000株以上:7%
保有株数に応じて、キャッシュバック還元率が変わります。半期に一度キャッシュバックされます。
お得な方法から書籍代の節約を考える
書籍代を節約しようと思った際に総合的に考えると、実店舗で購入するよりもインターネットで購入したほうが10%以上のポイント還元も見込め、ポイントの還元率が高くなるということが分かりました。
書籍を選ぶ際には、実店舗派の方もいるはずです。
実店舗で書籍を買う際には全額ポイント払いが理想ですが、できない場合であっても、あらかじめ金券ショップで「図書カードNEXT」を購入しておいて、ポイントカードと「図書カードNEXT」を併用するという方法があります。
・ 金券ショップ「図書カードNEXT」+ Pontaポイントカード提示
・ 金券ショップ「図書カードNEXT」+ Tポイントカード提示
・ 金券ショップ「図書カードNEXT」+ dポイントカード提示
1,000円の「図書カードNEXT」を950円で買えると仮定すると、
ポイントカード提示0.5%ポイント還元
で、実質5.5%相当割引で購入できる計算です。
また、株主優待でも「図書カードNEXT」が優待品となっていたり、自社優待カードをもらえる場合があります。本を多く読まれる方はご検討ください。
好みに応じた組合せで節約
今回は、「図書館を利用する」「買わない選択肢」は考えません。
検定の書籍、参考書、勉強ドリルなどの書籍は自宅学習も必要であるため、新品を「買いたい時」を検討しました。
ネットで購入する、実店舗で購入する、株主優待を利用するなど、いくつかの方法を駆使して節約できます。
書店で選びたい、ネットで家まで届けてほしいなど個々の好みに応じて選んでください。
ポイ活している人は、購入時に全額ポイントを使って書籍代にできます。参考書などを買う際に、参考していただけたら幸いです。(執筆者:節約への情熱は誰にも負けない谷口 久美子)