在宅時間が長くなったことで、トイレットペーパーの使用量が増えているというご家庭も多いのではないでしょうか。
毎日使うトイレにかかる費用は節約したいものですが、トイレットペーパーは商品によって1巻きあたりの長さや幅が異なるためコスパ比較が面倒です。
今回は、通常タイプと長巻タイプはどちらがお得なのかコスパを比較します。年間節約額やすぐにできるトイレの節約術にも触れるため、ぜひ参考にしてください。

目次
トイレットペーパーのコスパ比較
さっそく、トイレットペーパーのコスパを比較していきましょう。
通常タイプ・2倍巻き・5倍巻きのコスパを比較
イオンネットスーパーの商品を参考に、3タイプのトイレットペーパーの価格を比較します。

※3人家族の平均使用量 = 1か月12R(720m)で計算
2倍巻きと5倍巻きではさほど金額に差はありません。1mあたりの単価を比較すると、長巻タイプより通常タイプのほうがお得であることがわかります。
ただし、購入店舗や商品によってトイレットペーパーの価格には差があるので、できるだけお得な商品を選びたいときには1mあたりの単価を比較してみましょう。
年間いくらの節約になるのか
トップバリュの「再生紙シングル」「2倍巻きシングル」では、年間約1,200円の差が出ます。
わが家で使っている商品はドラックストアのPB商品(通常タイプ55M × 12Rで246円)で1か月のコストは約261円(年間約3,132円)の計算です。
また、ダブルとシングルは1枚紙・2枚紙の違いだけで価格面はほぼ同じですが、シングルのほうが使用量を抑えられるという調査結果があります。肌触りや使用感など好みは分かれますが、節約を目指したい人は商品を見直してみましょう。
長巻きタイプは省スペース + 手間が省ける
価格面では通常タイプのほうがお得ですが、長巻タイプには次のようなメリットがあります。
・ 災害時の備えにも重宝する
・ 交換の手間が省ける
・ 買い足しの頻度を減らせる
トイレットペーパーの1週間の使用量が1人あたり1Rの場合、家族の人数が多ければ2日に1回は交換が必要です。交換や買い足しの手間が省けるのは、大きなメリットだと言えます。
すぐにできるトイレの「3つの節約術」
トイレにかかるコストを節約するなら、以下の3つがポイントです。
1. 暖房便座の温度調節またはオフ
暖房便座の設定を「中」から「低」に切り替えるだけで、電気代が年間1,000円ほど安くなります。
ムダな電力消費を抑えるために
・ 夏場や暖房がいらない時期にはオフにする
のも効果的です。
2. 節約グッズを活用

導入コストはかかりますが、節水器や節約グッズの購入も水道代節約の1つの方法です。
「水洗トイレ節水器ロスカット」の導入コストは約3,000円ですが、1回5Lで年間1~2万円の節約効果を期待できると紹介されているので、この通りであれば2か月ほどで元が取れる計算です。
ただし、トイレに合わない商品を取り付けると故障やトラブルの原因になるので正しく使用しましょう。
3. 大小レバーの使い分け
トイレの流水レバーの「大」いは約8L、「小」には約6Lの水を使用します。水道代 = 1L約0.2円と考えると、1回あたりで0.4円の差です。
チリツモですが普段から用途に応じてレバーを使い分けることで節約につながります。
ただし、すべてを「小」で流そうとすると、詰まったり工事が必要になるので極端な節水は控えましょう。
ワンアクションでできる節約でトイレのムダを削減
トイレットペーパーにこだわりがなければ、1mあたりの単価を計算してお得度の高い商品を選ぶことでチリツモ節約につながります。
また、「暖房便座の設定」「節約グッズの導入」など、ワンアクションでできる節約術はその後の手間がかかりません。
何気なく使っているものや機能を見直して、トイレのムダを削減しましょう。(執筆者:成田 ミキ)