「小銭貯金」は手軽で誰でも始めやすいので、挑戦したことがある人も多いと思います。
「小銭貯金」の経験はあるけど「長続きしなかった」「大した金額が貯まらなかった」という人は、自分の好きなタイミングで入金をしていてだんだんと貯金をしなくなってしまったというケースが多いようです。
「小銭貯金」の成功のコツは、自然と貯まるようにルールを作ることです。
この記事では、「小銭貯金」と銀行引き落としの「端数貯金」で無理せずに貯められる仕組み作りの方法を紹介します。
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目次
キャッシュレス決済派は小銭を全額貯金
キャッシュレス決済が普及して、ほとんど現金を使わなくなったという人も多いと思います。
そのような人におすすめなのが、
という方法です。
筆者はほとんどの支払いを楽天カードにまとめているのですが、
・ 病院
・ 美容室
・ 子供の習い事
・ コインパーキング
などはキャッシュレス未対応なので現金払いをしています。
小銭は持ち歩かずに1,000円単位で支払って残りを全額貯金箱に入れるようにしたら、毎月1,500~3,000円ほど貯まるようになりました。
どうしても入金するのを忘れてしまう場合には、現金があまり入らないミニ財布にすると収まりきらない小銭を財布から貯金箱に移すしかなくなります。
現金支払い派は財布リセット日を設ける
現金での支払いがメインの人の場合には、
方法がおすすめです。
毎週決まった曜日にリセット日を設ければ、月に4~5回入金できます。
筆者は500円玉貯金に挑戦したことがあるのですが、貯金しようと思った時に500円玉がないと入金できないので、いつの間にか貯金箱の存在を忘れてしまって長続きしませんでした。
貯金する日だけを決めて財布の小銭を全部貯金する方法は、硬貨の種類に関係なく入金できるので簡単です。
101枚以上は要注意「銀行に預け入れる」際の注意点
ある程度の小銭が貯まったら銀行口座に移したいと考える人も多いことでしょう。
ここで注意したいのが、入金方法によっては手数料がかかるということです。
三菱UFJ銀行やみずほ銀行では硬貨101枚以上を入金する際には手数料が発生します。
その他のメガバンクでも入金する硬貨の枚数によって手数料が発生する場合が多いと言えます。
ATMなら100枚までは手数料無料で入金できるので、こまめに入金すると手数料の心配がいりません。
また、ゆうちょ銀行では、窓口での入金手続きは手数料無料です。
小銭の確認には時間がかかるので空いている時間帯に来店するか、硬貨の枚数が多い場合には事前に電話連絡しておくなどタイミングには気を付けたほうが良いことでしょう。
引落専用口座で勝手に貯まる仕組みを作る
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「小銭貯金」とあわせて実践したいのが、銀行引き落としの「端数貯金」です。
引落専用の口座を作り、
という仕組みです。
わが家は光熱費や保険料もクレジットカード払いなので、引落額の1,000円単位は繰り上げてキリの良い金額で入金しています。
給与口座は必要経費のみ出金して端数は残しておく
引落口座だけではなく、給与振り込み口座でも「端数貯金」できます。
給与が振り込まれたら
という方法です。
ただし、大きな金額を貯金したいのであれば自動送金などを利用して給与から先取りで貯蓄をしていく方法が確実です。
貯金の習慣が身に付かない場合やちょっとしたお小遣いを貯めたい場合には「端数貯金」がおすすめです。
「小銭貯金」と「端数貯金」で無理せずに4万円貯まった
小銭を貯めても大した額にはならないと考える人は多いかもしれませんが、筆者は「小銭貯金」と「端数貯金」で半年間で4万円貯められました。
キャッシュレス決済が普及してきたことで、小銭を使う機会が減りました。
キリの良い金額を使って小銭(端数)は貯金していくという方法なら、無理なく貯金できます。
まずは財布に入っている小銭を貯金箱に移すことから始めてみてはいかがでしょうか。(執筆者:川井 奈央)