豆苗は、価格が手頃で通年安定供給している緑黄色野菜です。
栄養価も高いのはもちろん、1度使ったあともすぐに育って、再収穫できるなど、節約にもってこいの野菜です。
でも豆苗のおかずって、
「バリエーションが少ない」
なんてことはありませんか。
今回は、そんな豆苗の簡単節約レシピをご紹介します。

目次
豆苗って、どんな野菜?
豆苗はえんどう豆(グリンピース)の若菜です。
シャキシャキとした歯ごたえが特徴的です。
ビタミンA(βカロテン)、ビタミンC、ビタミンE、食物繊維など、栄養も豊富です。
他の緑黄色野菜と比べてみても、

豆苗は栄養価が高いことがわかります。
手頃に購入できるのも、豆苗の魅力です。
筆者がよく利用するスーパー「オーケー」では、1パックで72円(税込み)、他のスーパーでも、100円前後で売っています。
再生可能な野菜
【切ってすぐ】

【切ってから5日経過】

そして、なんといっても「再収穫できる」というのが豆苗の最大のポイントでしょう。
1度カットした根の部分を水につけておくと、ぐんぐん成長して1週間ほどでまた収穫できます。
その後も、場合によっては2~3回ほど収穫できることもあります。(2回目以降は、少し細い茎になります)
水は毎日取り換えたほうが、育ちがいいようです。
冷凍保存もできる

1度に使いきれなかった分は、冷凍保存が便利です。
カットしてそのまま保存袋へ入れて、冷凍庫へ。
炒め物やみそ汁などに、すぐに使えて重宝します。
おすすめ簡単レシピ(1) 「豆苗ともやしの豚肉巻き」

野菜と一緒にたんぱく質もとれる、主菜になる1品です。(1人前199円、調味料分は除く)
【材料2人前】
・ 豆苗 → 1パック
・ もやし → 1/2パック
・ 豚バラ肉スライス → 200g
・ 塩コショウ → 少々
【作り方】
(1) 豆苗は根本を残してカットして軽く洗っておく。もやしも洗っておく。
(2) 豚バラ肉スライスを広げて塩コショウをふっておく。
(3) 豆苗ともやしを豚バラ肉スライスで巻く。
(4) 耐熱容器に入れ、ラップをかけて電子レンジで5分ほど加熱する。(肉に火が通るまで加熱)
味付けは、ポン酢&ごま油がおススメです。
ちなみに、肉巻きでポピュラーな野菜「アスパラガス」で作ってみると、1人前300円前後です。
かつ、栄養価は豆苗のほうが高いです。

おすすめ簡単レシピ(2) 「豆苗の中華風和え物」

シャキシャキとした歯ごたえと、ごま油の風味が食欲をそそります。(1人前36円、調味料分は除く)
【材料1人前】
・豆苗 → 1/2パック(50g~60g)
・ごま油 → 小さじ1
・醤油 → 小さじ1と1/2
・白ごま(いりごま) → 適量
【作り方】
(1) 豆苗は、食べやすい大きさに切ってサッとゆでる。
(2) よく水気をきった豆苗と、ごま油・醤油を和える。
(3) 仕上げに白ごま(いりごま)をかける。
味付けは、お好みで調整してください。
再収穫した豆苗で作れば、「ほぼタダ」で完成する節約満点な1品です。
おすすめ簡単レシピ(3) 「豆苗とチーズのトースト」

とろけるチーズに、豆苗の甘い香りと歯ごたえがおいしい1品です。(1人前82円、調味料分は除く)
【材料1人前】
・ 豆苗 → 20g
・ とろけるチーズ → 30g
・ 食パン → 1枚(6枚切り)
・ コショウ、オリーブオイル(お好みで)
【作り方】
(1) 豆苗は3cmほどの食べやすい大きさに切って洗っておく。
(2) 食パンに、豆苗とチーズをのせてオーブントースターで焼く。
(3) 仕上げにお好みで、コショウやオリーブオイルをかける。
アルミホイルの上にのせて焼くと、チーズがこぼれても安心です。
1品で、野菜もたんぱく質食材も、炭水化物食材もとれる、忙しい朝にぴったりなトーストです。
節約と健康維持を両立
豆苗は、他の緑黄色野菜と比べても栄養価が高く、かつ値段も手頃なので、節約と健康維持を両立できる優秀野菜です。
クセが少なくどんな料理にも合うので、何度食卓に上がっても、飽きがこないで食費節約できるのがうれしいです。(執筆者:中島 さゆり)