テープ起こしとは、音声を聞いて文字起こしをするお仕事です。
初心者でも始めやすく、コツさえ押さえれば継続もしやすい副業でしょう。
「実際にどのくらいの収入になるのか知りたい」
テープ起こしの副業が気になった際には、このような疑問を持たれる方もいらっしゃることでしょう。
そこでこの記事では、「テープ起こし副業の詳細と収入例」についてまとめました。ぜひ、参考にしてください。
目次
テープ起こしの副業「仕事内容」「収入」
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テープ起こしを副業として行う場合、クラウドソーシングサービスを使って案件を受注するのが手っ取り早いと言えます。
たとえば、対談形式、グループディスカッションといったさまざまな形式の録音データを渡されます。
そこで聞いた内容を文章に起こし、場合によってはある程度文章の体裁を整える作業も必要です。
「初心者向け」は本当なのか
筆者もまだ副業を始めたてのころ、テープ起こしに挑戦したことがあります。
全く経験がなかったものの、案件をいただけたうえに継続もしてもらえました。
実際にやってみた感覚では、聞いた話をしっかりと文字に起こせるのであれば問題なく仕事できます。
ただし、最近ではそのような人気の高さから、競争率がかなり高まっている印象です。
その影響で単価の低い案件もあり、正直申しあげて、最初のうちはかなり割に合わない仕事しかないかもしれません。
最近では仕事の幅も広がっている
以前までは実際に対談した内容を文字起こしするという内容でしたが、最近ではYouTube関連の文字起こしがはやっています。
たとえば、YouTube動画のナレーション文字起こしや、ボイスロイドという入力した文字を読み上げるソフトを活用するものです。
動画関連での仕事が増えてきているため、今後もしばらく需要は続くことでしょう。
まとまった時間が取れないと厳しい
人によっては聞いた音声をスラスラ打てるのかもしれませんが、筆者の場合には「音声を集中して聞かなければ文字に起こせない」と感じました。
そのため、すき間時間に行うというよりも、ある程度のまとまった時間で集中して取り組むのに向いていると思います。
子育ての合間や、少しの時間を活用していく働き方とは相性が悪いかもしれません。
収入を上げていくにはどうすればよいのか
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テープ起こしで収入を上げていくのであれば、まずは単価が安くても案件を掴むことが大切です。
プロフィールを詳細に書き出し、とにかく案件に応募を出します。
そして、つながったクライアントさんに誠心誠意対応して、スピーディーな納品と丁寧なやり取りで継続を掴み取るイメージです。
継続さえしてもらえれば単価交渉をしていけるので、少しずつ信頼を積み重ねていくのが良いと言えます。
クライアント側からしても、いくら人気があるからといって新しい人にお願いするのは手間がかかるものです。
安定して仕事をこなしてくれる人なら、出費が多少増しても痛くはありません。
実際の収入例や労働時間
慣れた人なら10分の音源でも1時間くらいでこなせてしまうことでしょう。しかし、初心者であれば、その倍はかかる可能性があります。
また、40分の案件で報酬1,500円ほどだった場合、4時間でこなしたとしても時給は500円を下回ります。
しかし、筆者の場合には、継続案件で60分6,000円の案件を受けていたこともありました。
時給にしておよそ1,000円をキープし、月収1~2万円になっています。
継続と交渉次第では単価を上げることも可能なのです。
実際のところ、自分で文章を作るわけではありませんし、音声データによっては品質が悪くストレスが増えて長くやろうとは思えませんでした。
初心者が副業に初めて挑戦するという意味では、仕事としても成果が出やすく良いスタートになるかもしれません。
月収3~4万円も十分に狙える
最近では動画関連の文字起こしの需要が高まり、テープ起こしの難易度や報酬にも変化が見られます。
しかし、依然として人気が高く、案件獲得は競争が激しいといった印象です。
本記事を参考にしていただき、クライアントさんと信頼を少しずつ積み重ねて収入を伸ばしていけば月収3~4万円も十分に狙えます。(執筆者:奥泉 望)