「みんなの優待」は、会員限定の特別割引や特典サービスを利用できる、いわば福利厚生サービスの個人版です。
運営会社gooddoがベネフィットワンと提携し、企業向けの福利厚生サービスを個人でも使えるようにしたものです。
月額490円の利用料がかかりますが、使える特典の数は全国で120万件以上もあります。
この「みんなの優待」に実際に筆者が入会して特典を1か月使ってみましたので、お得になる金額やデメリットも併せて紹介します。
自分や家族の勤務先などで、すでにこのような福利厚生サービスに加入している人にはあまり必要がないかもしれません。
しかし、個人事業主などで福利厚生サービスを受けていない、または勤務先がこういったものと提携していない、という人はチェックしてみてください。
目次
「みんなの優待」で利用した特典と割引額

入会初月に利用した特典
「みんなの優待」に5月に入会し、以下の特典を利用しました。
(2) ディッパーダンクレープ「バナナチョコ400円が250円になるクーポン」:2つ購入して300円割引
月額利用料は初月無料なので、この2件で395円お得になりました。
他にポイント(ベネポ)が付くものとして以下の2件を購入しました。
(4) 株主優待モールで株主優待券を購入「みんなの優待サイトを経由するとポイント2%付与」:2,340円分購入で46ポイント
合計76ポイント獲得しました。
入会2か月目で使う予定の特典
(2) トランドール(パン屋)「10%割引クーポン」:購入予想額1,200円で120円割引
(3) 長崎ロープウエイ「10%割引」:家族4人分4,060円で406円割引
この3件で1,326円お得になる予定です。
月額利用料は490円なので、差し引くと836円お得です。
初月と2か月目を合わせると、利用料を引いてお得になった金額は1,231円、ポイントは76ポイントです。
その他のおすすめの特典

筆者が利用した特典の他にも、お得な特典が豊富にあります。
(2) ピザハット「5%割引(テイクアウト50%オフなどと併用可)」やドミノピザ「デリバリー30%割引」
(3) 全国各地の水族館の入館料割引(全国で47件の特典があります)
(4) 大手旅行会社のパッケージツアーが3%~8%割引
などです
「みんなの優待」のデメリット
ここからは、デメリットをお伝えします。
1. 利用料年払いに途中解約の払い戻しがない
初回登録の際に利用料の支払い方法を月払い「1か月490円」と年払い「1年4,900円」のから選びます。
年払いのほうがお得ですが、途中解約した場合には払い戻しがなく、損をしてしまう可能性もあるので注意が必要です。
2. チケット購入時に振込料や配送料がかかる場合もある
チケット購入時にはコンビニ支払いか銀行振込を選べますが、通常は手数料がかかってしまいます(銀行振込では手数料無料にできるケースがあります)。
電子チケットと紙製のチケットがあり、通常は紙のものには送料がかかります。
購入金額が少ない場合には、割引料よりも振込料や送料のほうが高くなってしまう可能性もあるので注意が必要です。
3. 映画チケットの割引内容はそれぞれ異なる
映画の割引チケットはお得なのですが、映画館によって割引額などの特典が異なるのでよく調べてから利用しましょう。
映画館によっては子どもの割引サービスがないところもあります。
4. ポイントについて
ポイントには有効期限があります。期限は3年と長いのですが、うっかり失効しないように注意しましょう。
また、ポイントは交換方法によって、1ポイント = 1円で使える場合と、1円未満になる場合があります。
外食やレジャーをお得に楽しむ
「みんなの優待」は、外食やレジャーに行く機会が多い人にとっては、割引などの特典を使う機会が多く、メリットのあるサービスです。
現在はコロナでレジャーに行く機会が少ないかもしれませんが、外食や持ち帰りのパンなどに使える特典も豊富です。
また、コロナが収束してレジャーに行く際には、特典もより多く使えることでしょう。
「みんなの優待」のお得な特典をチェックしてみてください。(執筆者:山口 智子)