ダイソーやキャンドゥなどの100均に置いてある「重曹ジェル」が焦げ落としに便利です。
110円だと思ってそれほど期待はせずに買ってみたところ、非常に強力に焦げを落としてくれました。
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画期的「ジェルタイプの重曹」が100均に登場
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100均のお掃除グッズは日々進化しています。先日はたくさんのトイレクリーナーを紹介しましたが、今回は重曹ジェルの紹介です。
コンロや鍋の頑固なこびりつきにはアルカリ性の洗剤が良いとされています。
重曹はアルカリ性で、油性の汚れと相性が抜群です。使用用途は、コンロや換気扇、浴室の掃除などです。
重曹ジェルはその名の通りトロっとしたジェル状なので、汚れ自体をしっかりと覆って浮かび上がらせてくれます。
重曹を水に溶かしたり、粉が飛び散ったりといった「重曹を使うハードル」を下げてくれる画期的なお掃除グッズだと言えます。
100均ではダイソーで「重曹ペースト」、キャンドゥで「重曹ジェル」として発売されています。
どちらも人気商品で一度売り切れるとなかなか再入荷しません。
ラップと重曹ジェルでコンロの頑固なこびりつきを除去
早速わが家の焦げついたコンロ周りに使っていきます。
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油モノ料理の多いわが家ではコンロ周りが汚れます。ちょっと掃除をさぼるとすぐに焦げ付きが出てしまいます。
厚みのあるしつこい焦げ付きにも、ジェル状のペーストがしっかりと効いてくれそうです。
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ジェルを塗った後はラップで覆って、汚れとジェルをなじませます。しばらくするとジェル自体が茶色く汚れてきます。
汚れが浮いてきたらラップのままゴシゴシとこすります。ジェル自体に研磨効果があるので、それほど力を入れなくても汚れがどんどん落ちていきました。
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5分ほど磨いたところ軽い焦げ付きはほとんど落ち、年季の入っているものだけが残りました。
週末や月末のまとまった時間にする掃除としては十分だと思います。
ジェルタイプの重曹のデメリット
ペースト、ジェルと名前がついているだけあって、流動性が低く容器から出にくいというデメリットがあります。
先端が細くなっているので、ジェルが固まっているとかなりの力を入れないと出てきません。
容器を逆さにしてもジェルが出ず、中蓋を開けてかきださなければならないこともあります。
使いたい量をすぐに思い通りに出せないというのは多少のデメリットだと思いました。
しかし、ジェル状の重曹はコンロや鍋の焦げ落としに手軽に使えるので、デメリットよりもメリットのほうが上回ります。
柔らかい容器なので、中身が少なくなってきたらハサミなどでカットして最後まで使い切れます。
足りないときには重曹に少量の水を足してペースト状に
広範囲の掃除の途中でジェルがなくなった場合には、重曹に少量の水を足して代用することも可能です。
家にある重曹で作ってみたところ「重曹2:水1」程度の割合でちょうどよいペースト状になりました。
重曹ジェルとの違いは、ジェル状形成材が入っていないことです。
重曹に水を足して作ったものはその場で使い切る必要があります。自分で作るものは量や出来がマチマチになってしまうこともあります。
100均の重曹ペーストや重曹ジェルはジェル状で安定しているので、いつでもそのまま使いたい分だけ使えるという点では時短できる手軽なお掃除グッズなのかもしれません。
手間も道具も最小限で3~4回は使える
重曹は、ナチュラルクリーニングへの使用でも人気です。ナチュラルでありながら洗浄力はなかなか高く、軽い焦げ付きなどをしっかりと落としてくれます。
また、ラップをかぶせてなじませた後にそのラップのままこすって掃除できるので、手間も道具も少なくて済みます。
今のところ、コンロの気になる箇所を2回、鍋の焦げ付きに1回使ってみましたが、まだ少し残っています。
普段の掃除にプラスして使うなら、3~4回くらいは使えることでしょう。1回の掃除で使う分は25円分程度です。
重曹ジェルは低コストかつ便利です。うまく使って、楽しくお掃除をしてください。(執筆者:松田 潔子)