多めに炊いたご飯や余ったご飯を冷凍保存する場合には「ラップで包んでいる」という人が多いのではないでしょうか。
また、「ラップが無駄になる」「おいしさを保ちたい」などの理由で、保存容器を使っている人もいることでしょう。
今回は、ラップを保存容器に替えた場合に、どのおくらいの節約につながるのかをチェックしてみます。
保存容器のメリット・デメリットや選び方のポイントも紹介するので、保存容器を使おうかどうかを悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。

目次
ラップと保存容器それぞれのコスト
ご飯の冷凍に使える保存容器は、100均では1~2個入りで110円です。
ホームセンターなどには、5個入り440円で購入できる商品もあります。保存容器にかかるコストは、1膳あたり55~110円の計算です。
一方で、業務スーパーのラップ(22cm × 100m)258円をご飯の冷凍保存するために30cm使った場合のコストは、1膳あたり約0.8円です。
元を取るまでの期間:保存容器の節約効果
保存容器はエコにつながりますが、節約目的の場合には元を取るまでに少し時間がかかります。
保存容器の元を取るためには、
138回使い続ける必要があります。
毎日1膳ずつ冷凍する場合には4か月以上かかる計算です。
保存容器の活用はご飯を冷凍する頻度が高い人にとってはチリツモ節約につながりますが、頻度の低い人やメリットよりもデメリットのほうが大きいと感じる人には不向きだと言えます。
保存容器のメリット・デメリット
ご飯の保存容器の購入を考えている場合には、メリット・デメリットをチェックしておきましょう。
メリット
・ ご飯を保存するまでの手間が少ない
・ 容器のままご飯を食べることができる
・ ゴミを減らせる
デメリット
・ 容器を洗う手間がかかる
・ 容器がかさばって冷凍庫で場所を取る
・ プラスチック容器はキズやにおいがつきやすい
保存容器のデメリットを解決するには、洗いやすい商品やすっきりと重ねられる角型の商品を選ぶと良いことでしょう。
保存容器選びのポイント

使いやすい保存容器を選ぶポイントは、次の3つです。
(1) 形状
ご飯の保存用の形は、お椀型と角型が一般的です。収納のしやすさや使いやすさを考えて形を選びましょう。
ご飯をムラなく加熱できるように、容器の底面が凸型になっている商品もあります。
(2) 手入れのしやすさ
「食洗機対応」「パーツが少ない」「フラットな形状」など、洗いやすさも考慮して商品を選びましょう。
フラットな形状の保存容器は、洗いやすく乾きやすいためお手入れが簡単です。
(3) 容量
ご飯1膳あたり約250mlが目安です。小盛なら約130ml、大盛なら約370mlなど、普段の食事量や必要量に合った容量を選ぶことが大切です。
「ご飯冷凍」の頻度の高い人は保存容器を使ってみる
ご飯を冷凍する頻度の高い人にとって、保存容器の活用は節約とエコにつながります。
しかし、せっかく便利な容器を購入しても使いにくければ長続きしません。価格の安さだけではなく、使いやすさにも注目して保存容器を選びましょう。(執筆者:成田 ミキ)