安くて和洋中どのような料理にも使えるキャベツは食費節約の強い見方です。
この記事では、キャベツ料理がマンネリ化してしまって困っているという人のために、管理栄養士が考えた変わり種キャベツレシピを紹介します。
目次
キャベツはもやしよりもコスパ良し
キャベツの魅力は低価格で日持ちがすること、どのような料理にも使えることです。
節約野菜の代表とも言える「もやし」は非常にリーズナブルですが、冷蔵庫に入れておいても2~3日で悪くなってしまいます。
一方で、キャベツはカットしていない1玉の状態で買えば2~3週間は日持ちします。
もやしと比べるとグラムあたりの金額が少々高くつくこともありますが、腐らせて無駄にする心配が少なくて済むのです。
1玉150~200円くらいで購入できれば、もやしよりも断然使いやすいコスパ良好の節約食材だといえます。
キャベツの変わり種レシピ
それではさっそく、キャベツの変わり種レシピを紹介します。
1. 香ばしキャベツの絶品スープ
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キャベツを焼き目が付くまでじっくりと焼くことで、シンプル材料でもうまみたっぷりの美味しいスープが完成します。
材料(2人分・150円)
キャベツ:1/4玉
豚こま肉:100g
片栗粉:少々
サラダ油:大さじ1杯
水:600ml
塩コショウ:少々
にんにく:1かけ
コンソメ:お好みで適量
下準備
ニンニクは皮をむき包丁の背でたたいて潰しておく。
豚肉に塩コショウを少々振って、片栗粉を軽くまぶしておく。
作り方
(1) キャベツ1/4玉を半分のくし形切り(1/8)にカットして、葉が崩れないように爪楊枝を刺す。
(2) 深めのフライパンに油をひいて中火で熱し、キャベツとニンニクを入れてキャベツに焦げめがつくまで焼く。
(3) 裏返して分量外の油を少量追加し、豚肉をキャベツの横に入れて一緒に焼く。キャベツに焦げめが付いたら水と塩コショウを加えて蓋をし、キャベツが柔らかくなるまで15分ほど煮込む。
(4) 味をみてコンソメで整えれば完成。
ポイント
・ キャベツはぎゅっと上から押しつけながら焼きましょう。焦げめをしっかりとつけるのが美味しく作るポイントです。
・ シンプルな味付けが好みの方は塩を多めに入れればコンソメなしでも美味しく食べられます。
・ 豚こま肉の代わりに豚バラ肉やベーコン、ソーセージなどを使ってもうまみが出て美味しく仕上がります。
2. ザワークラウト
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ザワークラウトとはキャベツを塩で揉んで乳酸発酵させたドイツ発祥の発酵食品です。ソーセージなどの付け合わせに出てくる酸味のあるキャベツのことです。
輸入食品店では1瓶500gで400~500円ほどすることもありますが、手作りすれば65円で作れるので非常にお得です。
材料(65円)
キャベツ:1/2玉(500g)
塩:10g
あれば好みのハーブ:ローリエなど(ハーブがない場合には、砂糖小さじ1杯を入れても美味しく仕上がります)
下準備
瓶を消毒してよく乾かしておく。
作り方
(1) キャベツを千切りにする。
(2) ボウルにキャベツを塩を入れて清潔な手でしんなりするまで揉む。
(3) (2) にお好みでハーブを入れて(なければ何も入れないか、砂糖を小さじ1杯を入れて)混ぜ合わせる。
(4) 消毒した瓶に (3) を汁ごとぎゅうぎゅうに押し込み蓋をする。瓶に隙間がある場合には、お皿などの重しを入れて上から圧をかける。
(5) 蓋をして常温で3~7日ほどで完成(2~3日すると水があがってくるので一度蓋を開けて空気を抜きましょう。ぷくぷくと発砲していれば発酵がうまくいっている証拠です。発砲が収まったら味をみて、酸味が出ていれば完成です)。
ポイント
手作りすることで余計な物の入っていない体に優しい発酵食品に仕上がります。腸内環境を整えたい方にもオススメです。
そのまま食べてもスープやカレーなどに入れても美味しくいただけます。
今回は作りやすい分量のレシピを紹介しましたが、キャベツの量を調整しても作れます。その場合には、キャベツの2%の塩を使ってください。
3. キャベツのカレーソース炒め
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キャベツをたっぷりと使ったキャベツが主役の野菜炒めです。
マンネリ化する傾向にあるキャベツ炒めものも、味付けを変えることで新鮮なひと品に早変わりします。
カレー粉と中濃ソースで味付けすると、お弁当のおかずやお酒のつまみにぴったりの仕上がりになります。
材料(2人分・140円)
キャベツ:1/4玉
豚ひき肉または豚こま肉:100gほど
カレー粉:小さじ1/2杯~
中濃ソース:大さじ1杯~
塩:適量
サラダ油:適量
作り方
(1) キャベツは太めの千切りにする。
(2) フライパンにサラダ油をひいて弱めの中火で熱し、キャベツを炒める。
(3) ひき肉を入れて炒め合わせ、ひき肉に火が通ったらカレー粉とソースを入れて全体に絡める。
(4) 味を見て塩で整えて完成。
ポイント
カレー粉とソースは必要に応じて量を調整してください。
キャベツを使って食費を節約
キャベツの変わり種レシピを紹介しました。
コスパ抜群のキャベツを上手に使って、食費の節約をしてみてくださいね。(執筆者:佐藤 まゆこ)