自宅で作るかき氷は、アイスクリームに比べると経済的な氷菓です。
かき氷機さえあれば、氷とシロップだけで作れるからです。
市販のかき氷シロップは、330gで約200円です。
1皿には30gほど使用するので、約20円となります。
かき氷シロップを購入せずに、手作りすればさらに低価格で楽しめるのではないでしょうか。
この記事ではかき氷シロップの作りかたと、その材料費を紹介します。
目次
かき氷シロップ「みぞれ」の作りかた(材料費:約5円)
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【材料】
水 100cc
砂糖 大さじ2~3
作りかた
(1) 鍋に水と砂糖を入れ、弱火~中火にかける
(2) よく混ぜながら、10分ほど煮詰める
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みぞれシロップは、水と砂糖だけでできます。
特別な材料はいらないから、思い立てばいつでも作れそうです。
費用もほとんどかかりません。
完成したシロップの量は、60gほどでした。
1皿分の価格を計算すると、約2.5円となります。
砂糖はグラニュー糖でも上白糖でも、何でも大丈夫です。
私は三温糖を使用したので、あめ色のシロップになりました。
みぞれシロップはアイスコーヒーやアイスティーのガムシロップとしても使えます。
お酒をたしなまれる人には、レモンサワーにくわえるのもおすすめです。
ジュースで作るかき氷シロップ(材料費:約50円)
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【材料】
オレンジやグレープなど、お好きなジュース 200cc
砂糖 大さじ2
作りかた
(1) 鍋にジュースを砂糖を入れる
(2) かき混ぜながら15分程煮詰める
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200gのジュースを煮詰めると、150gほどのシロップができあがります。
材料費は約50円ですので、1皿分の価格は10円ほどになります。
今回は炭酸入りのオレンジジュースで作りました。
炭酸が入っていても問題なく作れます。
手作りのオレンジシロップをかけたかき氷は、オレンジのシャーベットのような爽やかな味わいです。
市販のシロップよりも甘さ控えめで、さっぱりおいしく食べられました。
オレンジジュースだけでなく、ジュースなら何でも使えます。
リンゴジュースやグレープジュースなどお好きなジュースで、市販品にはない味のシロップを楽しんでみてはいかがでしょうか。
できあがったシロップは、冷めてから容器にうつしてください。
私が使用しているのは、100均のドレッシングボトルです。
ふたを開けると注ぎ口が表れるので、かき氷にも便利に使えます。
手作り練乳の作りかた(材料費:約45円)
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【材料】
牛乳 200cc
砂糖 大さじ3~4
作りかた
(1) 牛乳と砂糖を鍋に入れる
(2) 弱火~中火で、牛乳にとろみがつくまでゆっくり煮詰める
練乳を作るには、シロップを作るよりも時間がかかります。
なかなかとろみがつかないので火を強めたくなるかもしれませんが、焦げると風味が変わってしまいます。
気長に根気よく煮詰めましょう。
牛乳の量が半分くらいまで減れば完成です。
このときはサラッとしていても、冷めるととろみがついてきます。
市販されているチューブ入りの練乳は、120g入りで200円ほどです。
手作りの練乳の材料費は、45円程度でできました。
手作りの練乳は、市販のものよりもやわらかく、ミルクの風味を感じます。
かき氷にはもちろん、バタートーストに塗るのもおすすめです。
余ってしまったら! かき氷シロップの使い切りアイデア
せっかく作ったかき氷シロップですが、使い切れずに余ってしまうこともあるかもしれません。
グミやゼリーを作るという手もありますが、私のおすすめの使い切りアイデアは、炭酸水で割る方法です。
手作りのかき氷シロップに限らず、市販のシロップもおいしいジュースに変身します。
メロン味のシロップならメロンソーダに、レモン味のシロップならレモンスカッシュとして、おいしく最後まで使い切れるでしょう。
かき氷シロップと炭酸水の割合は、1:10が目安です。
この割合で作ってみて、味見をしながら調整してください。
かき氷シロップも手作りすれば節約に
かき氷は、安くておいしい氷菓です。シロップも手作りすれば、さらに低価格で味わえます。
定番のイチゴやメロンも良いですが、珍しい味のシロップを試してみるのも楽しいものです。
いろいろな味のシロップを作って、節約しながら夏を楽しんでみてはいかがでしょうか。(執筆者:陽山 あい)