料理には、いろいろな調味料が必要です。
しょうゆや酒、味噌といった定番の調味料は、無駄になることはほとんどありません。
しかし、オイスターソースや甜面醤のような少し特別な調味料は、使い切れずにダメにしてしまうことがあるのではないでしょうか。
この記事では、少量だけ必要なときに便利な「調味料の代用レシピ」を紹介していきます。調味料を買い忘れたときにもぜひ、ご活用ください。
目次
調味料の代用「7つのレシピ」

1. めんつゆの代用調味料
めんつゆの使い道は、麺類のかけつゆ、つけつゆとしてだけではありません。野菜の煮びたしにかけたり、合わせ調味料に使うなど幅広く応用の利く調味料です。
いろいろなレシピに登場しますが、賞味期限が2~3日と短いために使いきれず無駄になることも多いのではないでしょうか。
めんつゆは500mlが200円程で販売されています。少量だけを使用したいときには、代用調味料があると便利です。
めんつゆは、次の材料を合わせて代用できます。
材料
・ しょうゆ:大さじ2杯
・ みりん:大さじ2杯
・ 水:3/4カップ
・ 顆粒だしの素:小さじ1/2杯
作り方
すべての材料を鍋に入れてひと煮立ちさせてください。粗熱を取ってから調理に使いましょう。
2. だししょうゆの代用調味料
だししょうゆは、しょうゆにかつお節や昆布で風味付け足したものです。おひたしにかけたり、煮物に使うなど使い道はめんつゆと似ているかもしれません。
めんつゆとの違いは、砂糖やみりんなどが入っていないことです。
だししょうゆの価格はピンからキリまでありますが、一般的なものは330g入りで350円ほどです。普通のしょうゆよりやや高めな印象です。
だししょうゆは次の材料を合わせて代用できます。
材料
・ かつお節:4g
・ 酒:40cc
・ みりん:40cc
・ しょうゆ:40cc
作り方
すべての材料を耐熱容器に材料を全て入れ、600Wの電子レンジで1~1.5分加熱します。
粗熱が取れたら茶こしやざるなどを使って、かつお節を濾してから使用しましょう。
3. 焼き肉のタレの代用調味料

焼き肉を食べるときにはもちろん、野菜炒めやピビンパにも使える焼き肉のタレは、常備しておくと便利な調味料です。
焼き肉のタレには高級なものもありますが、使いやすいものは400gを250円ほどで購入できます。
焼き肉のタレを手作りするときには、次の材料を合わせてください。
材料
・ しょうゆ:100ml
・ 砂糖:大さじ4杯
・ 酒:大さじ3杯
・ ごま油:大さじ1/2杯
・ しょうがのすりおろし:大さじ1/2杯
・ ニンニクのすりおろし:大さじ1/2杯
・ 白ごま:適量
作り方
材料を混ぜ合わせ、鍋に入れてひと煮立ちさせると完成です。焼き肉を楽しんでいる途中でタレがなくなってしまったときにも、ぜひご活用ください。
4. オイスターソースの代用調味料
オイスターソースは、牡蠣の煮汁を煮詰めて調味したものです。深いうまみと甘みが特徴的で「オイスターソース炒め」という冠メニューまで存在します。
あると便利な調味料ですが、頻繁には出番がなく、使い切れずダメにしてしまうことが多いのではないでしょうか。
名前こそウスターソースと似ていますが、ウスターソースで代用してしまうとかなり違った味わいの料理が完成してしまいます。
200gで330円とやや高級なオイスターソースは、次の材料で代用できます。
材料
・ しょうゆ:大さじ1杯
・ はちみつまたは砂糖:小さじ1杯
・ 顆粒中華スープ:ひとつまみ
作り方
上記の材料をすべて合わせれば完成です。砂糖よりもはちみつを使用したほうが、とろみがついてよりオイスターソースらしくなります。
5. 豆板醤(とうばんじゃん)の代用調味料
麻婆豆腐や担々麺には欠かせない豆板醤は、辛みが強いのが特徴です。
瓶や缶に入ったものやチューブに入ったものなどいろいろな豆板醤がありますが、チューブタイプは85gで250円ほどします。
豆板醤の代用調味料は、次の材料を合わせて作りましょう。
材料
・ 味噌:大さじ1杯
・ しょうゆ:小さじ1/2杯
・ 一味または七味:小さじ1杯
作り方
一味や七味の分量はお好みで加減してください。自分好みの辛さにできるのは、手作り豆板醤のメリットでもあります。
6. 甜面醤(てんめんじゃん)の代用調味料

甜面醤は、ジャージャー麺やバンバンジーなどに使用されます。甘くてコクがあり、辛くないのが特徴です。
甜面醤の代用調味料には、次の調味料を合わせましょう。
材料
・ 味噌:大さじ1杯
・ しょうゆ:小さじ1/2杯
・ 砂糖:小さじ1/2杯
・ ごま油:少々
作り方
甜面醤も豆板醤と同じく瓶入りや缶入りもありますが、使いやすいチューブタイプは100gで250円ほどです。頻繁に使用しないのであれば、代用にしておくと無駄になりません。
7. コチュジャンの代用調味料
コチュジャンは、ピビンパやダッカルビにあるとおいし調味料です。コチュジャンの代用には、次の2つを合わせます。
材料
・ 豆板醤:小さじ2杯
・ 甜面醤:小さじ3杯
作り方
豆板醤と甜面醤と2:3の割合で合わせると、コチュジャン風の調味料が完成します。辛みの強いほうがお好きであれば、豆板醤を多めに調整してください。
コチュジャンの価格は甜面醤と同じく100gで250円ほどです。一度にたくさん使う調味料ではないので、代用品を使うと便利でしょう。
無駄なく便利な代用調味料
代用調味料の良いところは、少量だけを用意できるところです。
めんつゆを「大さじ1杯」だけほしいときや、オイスターソースを「少々」ほしいときには代用調味料を使ってみてください。
わざわざ新しい調味料を購入しなくてすむので、食費を削減できるはずです。
代用調味料を上手に使って、食費の無駄を省いてください。(執筆者:陽山 あい)