物は、古くなって使えなくなってしまえば心置きなく買い替えることができます。
しかし、セットで購入したダイニングセットやセットの食器は、すべてが同じように古くなったり劣化したりすることはなく、使用頻度が高いものだけが劣化したり壊れたりするものです。
年々、パーツが減り再びフルセットで購入すると、残った古いものが「半端物」として家に増えていきます。
半端物を収納するために収納家具を購入することになり、余計な出費だけでなく収納場所も必要になるのです。
今回は、半端物を増やさないために総買い替えではなく「部分買い替え」「買い足し」できる意外なものを紹介します。
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目次
ハイブランドのバッグは持ち手の部分買い替えで節約
ルイ・ヴィトンなどハイブランドのバッグを長く使っていると、ハンドル部分(持ち手)が劣化します。
変色して擦り切れたハンドルはバッグ全体の印象を悪くするものです。
思い切って買い替える方法もありますが、出費は10万円以上になるかもしれません。
そんなときには、ハンドル部分だけの部分買い替えをします。
購入したブランドに依頼することも可能ですが、ハンドルと取り付け部品と技術料で5万円以上が相場です。
日常使いにするならば、ブランド直営ではなく町の修理屋さんに依頼すると費用を抑えることができます。
修理にもよりますが、おおむね2万円から3万円程度でハンドルの交換は可能です。
ハイブランドのバッグは耐久性があるため、ハンドルは傷んでもバッグ本体はきれいな状態であることが多々あります。
本当の富裕層は、高価なものをメンテナンスしながら長く使うと言われています。
ダイニングセットはイスの部分買い替えで節約
ダイニングセットの寿命は長く、10年以上は当たり前で数十年に渡って家族のだんらんの場となることもあります。
テーブルの多少のキズや擦れは家族の思い出であり、むしろ味になります。
しかし、イスは劣化すると座り心地が悪くなります。
しかも、イスはテーブルよりも劣化が早く、10年たてば座面のシートが切れたり、汚れがひどくなったりするものです。
「テーブルはまだ使えるけど、イスは限界」と思い、ダイニングセットの買い替えに踏み切る人も多いのではないでしょうか。
ダイニングセットは高額です。
10万円以上の品も多く総買い替えは家計の負担になります。
通信販売や生協では、お手頃価格でダイニングチェアのみの販売をしています。
1脚6,000円程度で、色やデザインは一般的なダイニングテーブルに合うようにデザインされています。
ダイニングセットは、高額なだけでなく、家族の思い出が詰まったものであり、簡単に総買い替えしにくい家具です。
イスだけの部分買い替えをすることでお金だけでなく心も無理なくリフレッシュできるのではないでしょうか。
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衣装ケースなら総桐でもお手頃
通信販売や生協では、総桐の衣装ケースも販売しています。
和服は和ダンスに収納しますが、和ダンスは高価で大きいです。
着物をたくさん持っている人ならば和ダンスも必要かもしれませんが、少しだけならば総桐衣装ケースを買い足すほうがお得です。
和ダンスは数段の小さなものでも3万円以上が相場です。
通販や生協の総桐衣装ケースは3段タイプが1万円程度でかなり手ごろになります。
中途半端に残ったセット食器は部分買い足しで節約
結婚するときや1人暮らしを始めるときに購入した食器やお祝いでもらった食器は、さまざまな大きさの食器がセットになっています。
柄やデザインがそろった食器を使うだけで、統一感のある食卓になります。
しかし、食器は割れたり欠けたりして徐々に減るものです。
セットで購入した食器は使用頻度が高い順に割れてしまい、食器棚には出番が少ない食器がきれいな状態で残ります。
使用頻度が高い食器がなくなると不便なため、結局買うことになるのですが、柄もデザインも違うものを買えば統一感がなくなります。
かといってフルセットで購入すれば使用頻度が低い食器はさらに増え、食器棚はあふれるでしょう。
そんなときにはフリマサイトで探してみてはいかがでしょうか。
フリマサイトでは、10年以上前に販売された食器や廃版になった食器のシリーズがたくさん出品されています。
結婚式の引き出物でもらった食器類ならば、フリマサイトで見つかる可能性は高いです。
しかも、箱がいたんでいたり、一部の食器だけ使用していたりということから破格になっていることもあります。
欲しいときに欲しいものをすぐに購入できないことがフリマサイトのデメリットですが、こまめに出品商品をチェックしてタイミングさえ合えば、総買い替えよりもずっとお得に購入することができます。
部分買い替えや買い足しを上手に使おう
総買い替えは、費用がかさむだけではなく「まだ使えるけど」と思いながら手放すもったいないパーツがあります。
部分買い替えや買い足しを上手に使ってお財布にも環境にもやさしい生活を始めてみてはいかがでしょうか。(執筆者:クリエイティブな節約家 式部 順子)