近年、テレワークの導入や副業の需要増でバーチャルオフィスに注目が集まっています。
とはいえバーチャルオフィスがなんなのか、少し分かりづらい面もあります。
「バーチャルオフィスって一体なに?」
「利用するメリットって何があるの?」
「おすすめのサービスがあれば教えて欲しい」
バーチャルオフィスが気になった方は、上記のような疑問を持たれる方もいらっしゃるでしょう。
そこでこの記事では、「バーチャルオフィスの概要や利用するメリットについて」をまとめました。ぜひ参考にしてください。
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目次
バーチャルオフィスとは? 需要増加中の理由
バーチャルオフィスとは、「仮想のオフィス」です。
似たようなもので「レンタルオフィス」もあります。
レンタルオフィスは実際のオフィスを借りられ、自社オフィスを契約しなくても仕事を行えるのがメリットです。
仮想のオフィスであるバーチャルオフィスは、下記のような方にメリットがあります。
・ 自宅で働く方で別の住所が欲しい方
・ 副業で一等地の住所を使い見栄えを良くしたい方
・ 起業予定だがまだオフィスを必要としない方
レンタルオフィスよりも機能を最小限にし、月々の負担を減らせる部分が大きいです。
自宅で働く際に別の住所が欲しい方
とくに最近では、YouTuberがファンレターや贈り物の住所に使うケースも増えています。
そのまま自宅の住所に使ってしまうと、場合によってはストーカー行為や住所バレとなってしまうでしょう。
そんなときにバーチャルオフィスで住所を借り、拠点を仲介することでリスクを最小限にしています。
またせどりで住所を表示しなければならないとき、自宅住所を公開するのは抵抗がある方にも人気です。
自宅以外で住所があると便利だなぁと思う方にとって、バーチャルオフィスを利用するメリットは大きいでしょう。
副業で見栄えを良くするために一等地の住所を使いたい方
なんらかの形で顧客へ自身の情報を開示する際、住所を気にしてしまう場合があります。
「こんな田舎の住所じゃなくて、一等地の住所だったら相手にもインパクトを与えられるのに」そう思う方もいらっしゃるでしょう。
そんなときにバーチャルオフィスを利用すれば、都内の一等地を確保することも容易です。
もちろん住所を借りるだけですし、必要な郵送物があれば送ってもらうサービスにも対応しています。
ホームページや名刺にもオフィスとして記載できるため、見栄えは非常に良いです。
ただし相手も住所を調べればバーチャルオフィスというのがすぐにわかりますので、あくまで最初の印象を良くする用途で活用できるでしょう。
起業予定だがまだオフィスを必要としない方
起業をする際、まだオフィスは必要なくとも住所がほしい場合もあります。
作業は自宅や外出先で行い、登記や外部に通知する住所をバーチャルオフィスでまかなうといった場合です。
いきなりレンタルオフィスを借りても良いですが、固定費が少し高くなってしまいます。
機能を最小限にしたバーチャルオフィスなら、固定費は最小限に抑えられるでしょう。
バーチャルオフィスでおすすめの会社
副業を始めようと思っていたり、バーチャルオフィスの利用を検討していたりする方は、実際にどんなサービスがあるか比較したいはずです。
そこで筆者が検討した3つのサービスをご紹介します。
いずれも気になるものがあれば、ぜひチェックしてみてください。
【おすすめ1】DMMバーチャルオフィス
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DMMバーチャルオフィスは、動画配信やオンラインゲームでも有名なDMM.comが運営しているバーチャルオフィスです。
なんと東京都内の一等地にある、洗練されたオフィスビルの住所を利用できます。
さらに料金は格安です。
・ 銀座店:2,700円 (税込2,970円)/月~
・ 渋谷店:2,300円 (税込2,530円)/月~
※ただし渋谷店は郵便物の来店受け取りNGです。
2021年8月時点で、入会金(税込み5,500円)は無料。
登記も可能なので、法人化を検討している方も利用しやすくなっています。
また今後、個人事業主や法人を対象としたバックアップサービスをリリース予定です。
副業で外部に住所を提示する必要がある方なら、格安なのでぜひ積極的に利用したいサービスです。
【おすすめ2】レゾナンス
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レゾナンスは、渋谷区周辺でバーチャルオフィスを提供しているサービスです。
なんといっても価格が安く、税込み月額990円より申し込みできます。
また価格が安いだけではなく、バーチャルオフィス顧客利用満足度、価格満足度、人気No.1の3冠を3年連続で達成しています。(ゼネラルリサーチ調べ)
現在ではキャンペーンとして、月額3,300円相当を990円で借りられます。
しかしキャンペーン期間中に申し込めば、キャンペーン終了後も同価格で更新可能です。
とにかく安く使いたいのであれば、間違いなくおすすめできます。
【おすすめ3】SERVCORP
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サーブコープは、国内26箇所の拠点を選べるバーチャルオフィスです。
上記で紹介したものと比べ、少し料金が高くなっています。(バーチャルオフィス月額税込み7,920円から)
その代わりサービスも高待遇で、一等地の住所を使えるほか秘書&ITサポートが付属。
必要な際にワークスペースも利用可能です。
とくに作業が必要となった際、全国各地のコワーキングスペースを1日1時間まで利用できます。
2021年8月現在では、初期費用が1か月無料です。
継続の義務もないため、実際に利用して試すこともできます。
バーチャルオフィスは副業とも相性がよく、メリットが多い
小さくビジネスを始める際は、どうしても自宅を拠点としてしまうでしょう。
しかし自宅の住所だけでは不便が多いのも事実です。
少しでも見栄えを良くしたり、自宅場所を公開したくなかったりする場合もあります。
その点、バーチャルオフィスなら気兼ねなく住所を公開できるでしょう。
利益が上がり、法人化を考えた際の登記先としても利用しやすいです。(執筆者:副業スペシャリスト 奥泉 望)