子供たちが1人で寝ることができるようになり、二段ベッドを検討しました。
大きな買い物だからこそ失敗したくないと思いつつ、失敗したと感じたポイントを紹介します。
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目次
二段ベッドの主な種類
二段ベッドの素材は、スチールなどのパイプと木製の二種類に大きく分類されます。
各タイプの特徴として、筆者や筆者の周りの人にも意見を聞いたところ
【パイプベッド】
・ フレームが細いのでスッキリして見える
・ 木製のベッドに比べると安い
・ シンプルなデザインが多い
・ 「大人っぽい」イメージがある
【木製ベッド】
・ フレームががっしりしていて安定感がある
・ ひのき素材など、素材にこだわっている分値段が上がる
・ 温かみのあるデザインが多い
・ 小さな子供にもぴったりのかわいいデザインもある
というイメージを持っている人が多いようです。
大きさ、素材、寝具との相性
二段ベッドはコンパクトタイプや少し大きめのタイプ、上段までの高さが高い/低いタイプなど、種類もさまざまです。
幅と丈のバリエーションだけでもこれだけ種類があります。
一般的なシングルタイプ 約97 × 195cm
一般的なシングルサイズより丈が長い SL【シングルロングタイプ】 約97 × 207cm
一般的なシングルサイズより丈が短い SS【シングルショートタイプ】 約97 × 179cm
一般的なシングルサイズより幅が狭い SSL【シングルスリム】 約87 × 195cm
一般的なシングルサイズより丈も幅も狭い SSS【シングルスリムショート】 約87 × 179cm
参照:わくわくランド
SSSタイプでは一般的なシングルサイズより幅約10cm、長さ約16cmも短くなります。
コンパクトサイズを選ぶ場合「子供がまだ小さい、子供部屋に十分なスペースがない」といったことが主な基準になるでしょう。
反対に、SLは「ある程度子供が大きい、中学生以上の成長期の子供に使いたい」というものが主な基準になるでしょう。
使う子どもの年齢や体型によって大きさを細かく選ぶことができる反面、それに気をとらわれすぎると「ベッドサイズに合う寝具がない」などの問題点も出てきます。
特にマットレスは、小さすぎるベッドだと種類もなく、値段も高めになる傾向です。
置けるスペースがあり長く使う予定なら、一般的なシングルタイプか、SLタイプを選ぶ方が良いでしょう。
パイプベッドにして、耐荷重をおろそかにした筆者の失敗談
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二段ベッドは安い買い物ではないので慎重になるべきですが、コストばかりに目が行くと失敗する可能性もでてきます。
わが家はスチールパイプがフレームの大半を占めているタイプの二段ベッドを購入しました。
メリットは、安くて子供たちも気に入ったシンプルなデザイン。
デメリットは耐荷重が低く揺れる、床板もスチールなのでマットレスに工夫が必要、といったところです。
また数年使っているうちに、はしごがこすれる部分の塗装がかなり剥げてきました。
ちょっと残念ポイントになっています。
【失敗1】体格が大きい子ほど、耐荷重基準に選ぶべきだった
値段も手ごろで主なフレームがパイプになっている二段ベッドを選んだのですが、耐荷重が上段90kgまでしかありません。
子供が小さい内はまだよかったのですが、中学生になるころには体重もどんどん増えてきます。
特に運動部などで体格が良い男の子だと、身長も体重もぐんぐん伸びる時期です。
寝具と併せて90kgを超えてしまうこともあるかもしれません。
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さらにパイプフレームが主流なので、寝返りをするごとに揺れて、ギシギシと音がします。
慣れるまでは子供たちも怖かったようです。
マットレスを置く部分はメッシュ状のパイプフレームになっているので、薄いマットレスだと背中が痛くなります。
【失敗2】値段以外のリサーチもしっかり早めにしておくべきだった
周りの知人に聞いたところ耐荷重を優先して500~700kgまで耐えられるものを選んだ人も多く、そちらにするべきだったと親子で後悔しています。
耐荷重が高いほど頑丈な作りになるので、ベッドそのものの値段も上がってきます。
平均約5~8万円が、耐荷重のしっかりしたベッドの相場になります。
反対にパイプベッドは2~3万円が主流です。
小学校高学年から二段ベッドに移行して、家を出るまで約10年使うと考えた場合、プラス3~5万円ほど出して耐荷重の大きなベッドにするべきでした。
金額よりも、耐荷重や寝具との相性を基準に選ぶ方が失敗は少ない
二段ベッドは使う年数も長く、大きさも部屋の中で使う家具としては最大級です。
子供の学童期から大学生あたりまで使うとなると10年以上です。
もしこれから二段ベッドを選ぼうと思う人がいるなら「値段よりも耐荷重や寝具との相性」を基準にして選ぶと失敗は少なくなるかもしれません。
長く使うからこそ、お金がかかっても、しっかりしたモノを買うと後悔が少なく満足度の高いお買い物ができると思います。(執筆者:松田 潔子)