年が明けて年度末に向かうと、新生活への支出が増えてきます。
ついあれもこれもと買いたくなりますが、ちょっと待って!とブレーキをかけることで余分な支出を防ぐことができます。
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目次
【ちょっと待って1】似たようなものが家にあるのでは?
新年、新生活…新しいことが始まる時は、やっぱり新しいものが欲しくなるもの。
子供たちからも「あれが欲しい、これがいるかも」とせっつかれたりして、売場でもお財布がゆるんでしまいそうになります。
服や文房具、自分が使うコスメなど、購入前に1度ざっくりでもいいから在庫を思い出すようにしましょう。
もしかして、まだ使える同じようなものが家にありませんか。
筆者はこんな失敗をしたことがあります。
「新生活に向けて、新しくコスメが欲しい!そろそろアイシャドーを変えたいな」と思って、気に入った色を購入。
ウキウキしながら家に帰ったものの、コスメボックスには似たような色味のアイシャドーがすでに2~3個あった…。
コスメなどの色味の多いもの、アイテム数の多いものでやってしまいがちな失敗です。
好きな色や似合う色は決まってくるし、好みのブランドもある場合、「これは使える!」と思っても1度在庫を思い返してみるべきだった、と反省しています。
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【ちょっと待って2】実際に使う?
思いがけないものが安くなる、新年や新生活に向けてのセール品。
これは便利そう!と思って買ってみたものの、実際買わなくても良かったかも…と残念な気持ちになることはありませんか。
まずは自分が使っている姿を想像してみることが大切です。
1,000円のキッチン用品がセールで700円に!これは便利!と思って買ってみたものの、自分には合わなかったなら、それは700円のマイナスです。
お得を感じて買ったものの、使わないものだったらもったいないと思います。
お買い物の体験としても、良い思い出にはなりません。
ちゃんと使えそうか、使ってみて満足できそうか、購入前に1度使っている自分の姿や状況を思い描いてみることも大切です。
【ちょっと待って3】セール時期を待った方がいいのでは?
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洋服、靴などで多い場面です。
「この形かわいい!色も持っているものと違うし、毎回ここで購入した品物はハズレがないから買っちゃおう!」と思って買ったけど、1週間もたたないうちに3割引きになっていたというようなケースです。
筆者も実はよくやってしまいます。
セール時期を待ちすぎて好きな色やサイズがなくなってしまうかも!という心配から中途半端な時期に買ってしまい、その後すぐにセールになってしまうという残念なお買い物体験です。
ユニクロやGUなどセール時期がある程度リサーチ出来るアイテムなら、最安値まで待てる物は
と頭の中で声をかけましょう。
ただ洋服や靴は着る時期や流行もあります。
セールになるのが遅すぎて使う時期を逃してしまう恐れがあるものは、逆にシーズンの最初に買ってしまった方が何回も使えて、満足のいくお買い物ができるという可能性も。
5,000円のセーターを11月に購入して、週に1~2回、2月末まで15回着用する場合:約333円/回
5,000円のセーターが1月に3,000円に値引き、週に1~2回、2月末まで6回着用する場合:約500円/回
コスパで考えると、11月に購入した方がお得です。
いつも利用するお店で好みのアイテムが販売された場合、セール時期を待つか、すぐに購入するか、どちらがお得なのか販売開始の時期に判断した方が良いでしょう。
買う前に「ちょっと待って」を習慣にしよう
いったん立ち止まって考えてみると、似たようなものが家にあったり、実はテンションが上がっただけであまり使わないものだったり、セール時期まで待てるかもしれません。
頭の中で「ちょっと待って!」と声をかけて考えてみることで「買わなくても良かった」モノを洗い出し、必要なものを満足のいく価格で購入しましょう。(執筆者:松田 潔子)