服の無駄を減らすために「JUSCLO(ジャスクロ)」というアプリを半年間使ってみました。
実際にアプリで服の管理をしてみてわかった、服の無駄を減らすアプリの活用法と、その節約効果をお伝えします。
目次
着ない服を知ることが、被服費を節約する第一歩
自分にとって着ない服、つまり必要のない服を知ることは被服費を節約する第一歩です。
その理由は2つあります。
まず、着ない服の傾向がわかるので、そのような服を買わなくなります。
いくらセールで安く買えても、買った後に着なくなってしまうのでは無駄な買い物です。
「このタイプの服は結局着なくなるな」と知っていると無駄な買い物をしなくなり、節約につながります。
次に、着ない服がわかるとそれを手放して、クローゼットの中をすっきり整理できます。
よく着る服だけが残されたクローゼットだと「服はたくさんあるのに、今日着たい服がない!」と困ることがなくなります。
焦って新しい服を買いに行かなくなるので、結果的に節約効果があります。
アプリを活用して、着ない服を知る
着ていない服はどれなのか、自分でもなんとなくわかるもの。
ですが、客観的に判断することが難しいです。
「着ていないな」とわかっていても、
「買う時に高かったから」
「もしかしたら着る機会がくるかもしれない」
とさまざまな言い訳を用意し、自分にとって不要な服だと決断することができません。
アプリを活用すると、着ている服と着ていない服がはっきりと数字で表されます。
事実に基づいた客観的な判断ができ、無駄のないクローゼットつくりに役立ちます。
JUSCLO(ジャスクロ)を使って無駄な服を減らす方法
≪画像元:ジャスクロ≫
私が使った無料アプリの「JUSCLO(ジャスクロ)は、手持ちの服を登録し、いつ何を着たかの記録ができます。
その記録をもとに、持っている服の傾向やよく着ている服、ほとんど着ていない服の分析結果がわかるようになっています。
服の無駄を減らすのに役立つと感じた5つのポイントを紹介します。
(1) 服を登録する時点で「これからもう着ないだろう服」がわかる
アプリを使いはじめてまずやることは、自分の持っている服を登録すること。
写真を撮って、サイズや色など服の情報を入力していきます。
手持ちの服すべてを一気に登録するのが面倒だったので、実際に着た服から順番に少しずつ登録していきました。
すると、全く着ていない服はアプリに登録されません。
アプリに登録さえされない服は、自分にとって不要な服であると判断できました。
(2) アプリの統計データで「着ていない服」がわかる
アプリを使いはじめて1か月もすればデータが貯まり、よく着る服と着ない服が分かれてきます。
「定着用頻度アイテム」の一覧に出てきた服は、無駄な服の可能性が高いです。
なぜ着なかったのかを明確にして、似たようなアイテムを今後買わないようにします。
(3) すでに持っている服と同じような服を買わなくなる
自分が持っている服のデータがひとめでわかるので、うっかり似たような服を買わなくなります。
店頭で「この服欲しい!」と思ったとき、アプリを開いて手持ちの服を眺めることで、「同じ色のボトムはもう持っているな」と判断できます。
(4) たくさん着た服のメンテナンスができる
季節が変わって衣替えをするとき、アプリの統計データの「高着用頻度アイテム」が役立ちます。
たくさん着た服を見直して、着倒したようだったら手放します。
また来年も着たいと思っても、時が経ってもういちど出したときにボロボロの服は、おそらくもう着ないからです。
捨てるべきタイミングを逃さないことで、洗濯やクリーニングの回数を減らせます。
(5) フリマアプリで売りやすくなる
あまり着ていないけど不要と判断した服はフリマアプリに出品すると良いです。
このとき、いついくらで買った服なのかを明記すると説得力が増し、出品した服が売れやすくなります。
ジャスクロに登録しておいた、服を買った時期・ブランド名・購入金額などの情報が役立ちます。
アプリを活用して手放した服と節約効果
アプリを使ってわかった無駄な服で手放したものを紹介します。
手放すことでどんな節約効果があったかも検証してみましょう。
ロングダウンコート
7~8年前から持っていたロングダウンコートは、着る機会が少なくなっていました。
冬を迎えても着ようと思えずにアプリに登録さえされない状態だったので、リサイクルショップの買取りに出しました。
節約効果
100円の値がついた、もし手元に残して数回着たら必要になっていただろうクリーニング代が浮いた
ユニクロの白いカシミアニット
たくさん着たので、洗濯で縮んでいました。
色が白で中に着るものが若干透けることもあり、最近は手に取ることがなくなっていたため、ユニクロの回収ボックスへ。
節約効果
試着してみて透けが気になる服は今後買わないと決めた
夏のトップス2着
夏に着倒したトップス2着は、傷んでいたのでゴミとして捨てました。
色味、形が似たタイプの服だったので、自分にとって必要な服と判断できます。
次の夏を迎えるときに必要な服が買えるように、どんな服だったのかメモを残しました。
節約効果
次は確実に必要な服を買える、捨てたのは2着だが同じようなタイプの服だったので新しく買うのは1着でよいとわかった
クローゼットの中を把握して、無駄を減らそう
着ない服を買わなければ節約につながるとわかっていても、自分ひとりで判断するのはなかなか難しいものです。
アプリの力を借りて客観的なデータがわかると、スムーズに判断できます。
節約しつつも気分のあがる無駄のないクローゼットをつくるために、アプリを役立ててみてください。(執筆者:福島 怜実)