昨今の投資ブームで、つみたてNISAやiDeco(イデコ)を始める人が増加しています。
つみたて投資は数十年単位が基本ですので、せっかくなら「お得」かつ「ストレスフリー」で続けていきたいですよね。
そんな方に向けて、今回はSBI証券口座と三井住友カードを保有していれば、簡単に積立投資が始められる「クレカ積立」についてご紹介していきます。
最近流行りの積立投資をSBI証券ではどれくらいお得に利用できるのか、クレカ積立は本当にお得なのか、について解説していきます。
これから「積立投資を始めるか迷っている人」「損をするのが怖くて始められない人」は読んでください。
目次
SBI証券のクレカ積立とは
SBI証券のクレカ積立は、三井住友銀行が発行するクレジットカードを使って積立ていくものです。
その際に、カードの表面に口座番号が書かれていないNL(ナンバーレス)のカードが必要となります。
主なカードの種類は以下の3種類から選ぶことができます。
≪画像元:SBI証券≫
- 三井住友カード(NL):通常カード
- 三井住友カードゴールド(NL):ゴールドカード
- 三井住友カードプラチナリファード:プラチナカード
SBI証券のクレカ積立のメリット
ダブルでポイントがもらえる
SBI証券でクレカ積立を行えば、0.5~2%の「Vポイント」が獲得できます。
Vポイントは三井住友カードが発行するポイントで、1pt=1円としてクレカ支払いに充当できたり、買い物や他社のポイントやマイルなどに交換したりすることも可能です。
10年間毎月5万円をクレカ積立した場合
還元率(%) | 総ポイント数(Pt) |
0.5 | 30,000 |
1 | 60,000 |
2 | 120,000 |
積立投資は数十年単位で行うものですので、貯めたポイントだけでちょっとした贅沢もできます。
またVポイント以外にも、SBI証券では「投信マイレージサービス」という、投資信託を保有していれば自動的に貯まるサービスも利用可能です。
年率0.1~0.2%相当の「Tポイント」もしくは「Pontaポイント」まで同時に貯めていくことができます。
例:500万円(月5万円 × 約8年分)の投信保有なら年間5,000ポイント獲得可能
月100円からOK
クレカ積立は、月100円~5万円まで自分で好きな金額を設定して始めることができます。
「損をするのが怖い」「まとまった投資資金がない」という初心者の方も多いのではないでしょうか?
そんな時は、100円から始めることで、投資信託を始めるハードルがグンと下がります。
もちろん後から金額を増減させられますので、自分の懐事情に合わせて柔軟に変えられます。
SBI証券のクレカ積立は、長期間コツコツと積み立てていくことで本来の力を発揮できる積立投資と相性バッチリといえるでしょう。
入金する手間なし
クレカ積立では、最初にクレジットカード登録を行えば、自動的にカード決済されます。
通常、証券口座から毎月積立投資を行っていく場合、口座資金が不足していると自動で積立てられないため、口座残高を常に気にしておく必要があり、振込手数料もかかってしまいます。
しかし、クレカ積立なら口座入金不要で、自動的に実行されるので、積立て忘れや別途振込手数料がかからないので、「うっかりミス」をなくせてお得です。
つみたてNISA対象
SBI証券のクレカ積立は「つみたてNISA」を利用して、節税しながら積立投資が可能です。
つみたてNISA:年間20万円分の投資による利益や投資信託から得た分配金が非課税になる制度。
通常であれば、分配金には20.315%の課税対象ですが、つみたてNISAを利用してクレカ積立を行えば、非課税なので税金を払わずに分配金を受け取れます。
もちろん、つみたてNISA利用でもVポイントは貯まりますので、節税しながらポイ活も可能です。
SBI証券のクレカ積立は本当にお得か?
本当にお得なのか、三井住友カードのランクごとに20年クレカ積立したシミュレーションをしてみました。
毎月の積立額 | 三井住友カード(NL) | 三井住友カードゴールド(NL) | 三井住友カードプラチナリファード |
10,000円 | 12,000 | 24,000 | 48,000 |
30,000円 | 36,000 | 72,000 | 144,000 |
50,000円 | 60,000 | 120,000 | 240,000 |
ちなみにクレカ積立還元率は、以下の通りです。
- 三井住友カード(NL):0.5%
- 三井住友カードゴールド(NL):1%
- 三井住友カードプラチナリファード:2%
積立額にもよりますが、3万円以上毎月積立していけば、毎年数千円~数万円分のポイントがもらえる計算となっています。
これに、投信マイレージサービスでもらえるポイントが数千円~数万円分ダブルでもらえます。
もしも損をしてもキャッシュバック分で補えるため、損をするのが怖い初心者の方でも始めやすいです。
ただし
- 買付タイミングが毎月第1営業日に固定
- 毎月の積立額が最大5万円まで
- 始めたい月の前月10日までに申し込み
- カードによっては年会費が必要(ゴールド(NL)は税込5,500円、プラチナリファードは税込3万3,000円)
などの制限もありますので、注意が必要です。
2022年4月30日(土)までに三井住友カードの申込を行えば、初年度年会費が無料になるキャンペーンを利用することで、コスト面をカバーできます。
他にも、同時期までにカードの新規作成・利用で、Vポイントを含めた最大1万6,000円相当が貰えるキャンペーンも行われています。
≪画像元:SBI証券≫
Vポイントはクレカ積立の手数料にも充てられるため、三井住友カードを持っていない方は作成してみてください。(執筆者:秋山さやか)