近頃は、ビールよりもチューハイを好む人が増えています。
ビールより飲みやすく、安いというのがその理由のようです。
キリンやサントリーといった大手メーカーの商品でも、350mlの缶チューハイは120円ほどで販売されています。
スーパーやドラッグストアのPB商品なら、100円以下で購入可能です。
100円以下となると、ジュースよりも安いかもしれません。
いくらPBとはいえ、そんなに低価格で販売して大丈夫なのでしょうか。
こちらの記事では、缶チューハイの安さの秘密を探りつつ、安くておいしい缶チューハイを紹介していきます。
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目次
高いチューハイと安いチューハイの違いとは?
まずは、高い缶チューハイと安い缶チューハイでは、何がちがうのかを調べてみました。
筆者がスーパーで見たなかで、もっとも高級な缶チューハイは、宝酒造の「CANチューハイ」です。
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100~120円代の缶チューハイが並ぶなか、160円ほどで販売されています。
CANチューハイは、1984年に誕生した日本初の缶入りチューハイです。
公式サイトには、「樽貯蔵熟成酒を贅沢に使用」と記載されています。
一方、低価格の缶チューハイには、醸造アルコールやウォッカが使用されています。
醸造アルコールとは、サトウキビやトウモロコシから作られる無色透明の甲類焼酎です。
ロックやお湯割りを楽しむ乙類焼酎より安価で、チューハイにはよく使用されています。
筆者は、チューハイの「チュー」は焼酎の「酎」だと思っていたため、ウォッカの使用を怪しんでいました。
でも、チューハイの定義とは
だそうです。
安いチューハイを作るべく、ルールを曲げてウォッカを使用しているわけではありませんでした。
でもやはり、低価格の缶チューハイの秘密はベースとなるアルコールにあると思われます。
CANチューハイに使用されているような上等な焼酎ではなく、醸造アルコールやウォッカを使用することで、100円以下の缶チューハイを可能にしているのでしょう。
安さの理由さえわかっていれば、安心して挑戦できますね。
筆者は、行きつけのコスモスで見つけた89円の缶チューハイを試してみました。
1本89円!コスモス薬品PB「ON365」の缶チューハイ
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コスモス薬品のPB「ON365」では、350mlの缶チューハイをわずか89円で販売しています。
目移りするほどさまざまなフレーバーがありますが、筆者が気に入ったのは次の3本です。
和歌山はっさくチューハイ
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原材料名:果糖ぶどう糖液糖、砂糖、はっさく果汁、醸造アルコール、酸味料、炭酸、香料
アルコール分:3%
果汁:6%
コスモス薬品のPB「ON365」の商品です。
和歌山県産のはっさく果汁が使用されていていますが、酸味よりも甘みを感じました。
炭酸もアルコール分も控えめで、まるでジュースのような味わいです。
お酒の弱い人でもおいしく飲めそうです。
宮崎日向夏チューハイ
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原材料名:果糖ぶどう糖液糖、醸造アルコール、日向夏果汁、オリゴ糖シラップ、炭酸、酸味料、香料、ビタミンC
アルコール分:3%
果汁:1.2%
宮崎県産の日向夏の果汁が使用された缶チューハイです。
和歌山はっさくチューハイに比べると、酸味がやや強くすっきりしています。
甘さもやはり強めですが、オリゴ糖シラップの甘みだと思えばヘルシーに感じます。
ラムネチューハイ
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原材料名:ウォッカ、エリスリトール、食塩、炭酸、香料、酸味料・甘味料
アルコール分:3%
昔懐かしいラムネの味がします。
ON365の缶チューハイでは珍しいウォッカベースです。
じっくり味わってみましたが、醸造アルコールとのちがいは分かりませんでした。
原材料にある「エリスリトール」とは、天然成分に由来した甘味料だそうです。
カロリーはほとんどなく血糖値もあげないとされていますが、飲みすぎないよう気をつけましょう。
節約しながら一息入れましょう
本当に節約をめざすなら、嗜好品であるアルコールは我慢したほういいのかもしれません。
でも、缶チューハイでホッとひと息入れるのも大切な時間です。
ON365に限らず、イオンや西友などのPBでも100円以下の缶チューハイを販売しています。
低価格でも口に合う缶チューハイを見つけて、節約しながらリフレッシュしてください。(執筆者:桧山 あい)