povoを契約しようか悩んでいる方の中に、
「povoってテザリングできるの?」
「注意点はある?」
このような疑問がある方はいませんか。
結論からお伝えすると、povoで動作確認されている端末であれば、テザリングは無料で利用できます。申し込みも必要ありません。
iPhoneであればiPhone 6s以降のモデルは全て動作確認されており、AndroidもXperia X Performance SOV33やAQUOS sense3 liteなどの古めの機種以外は動作確認済みです。
本記事では、povoのテザリングに関する疑問がある方へ向けて、次の内容を解説します。
・ povoのテザリングの概要
・ povoでテザリングする際の手順を3つの方法別に紹介
・ povoでテザリングする際の3つの注意点
・ povoのテザリングができない時の5つの対処法
povoのテザリングの手順から注意点まで解説しているので、本記事でpovoのテザリングに関する悩みは全て解決できます。ぜひ参考にしてみてください。
目次
【結論】povoは無料でテザリング可能
ここでは、povoのテザリングに関する基本的な情報をお伝えします。
povoのテザリングは無料・申し込み不要
povoは無料でテザリングが利用できます。
また、申し込みも不要です。
大手キャリアは月額500円ほど支払う必要があるので、お得ですね。
PCやタブレットなどをテザリングで使用することが多い方は、povoを契約してみてください。
多くの端末がテザリングに対応
povoは、多くの端末でテザリングが利用できます。
キャリアによっては、対応していない端末が多い場合もあるので、手持ちの端末でテザリングできるのはかなりうれしいです。
iPhoneであれば、iPhone 6s以降のモデルは全て対応しています。
Androidもほとんどの端末に対応していますが、一部対象外のモデルもあるようです。
povoで動作確認されている端末であればテザリングが利用できるので、自分の端末がテザリングに対応しているか確認したい方は、povoの公式サイトに記載されている「対応機種・端末」を確認してみましょう。
トッピングのデータ容量内であれば消費するデータ容量の制限なし
povoは、購入したトッピング内であれば、テザリングで使用するデータ容量の制限がありません。
大手キャリアなどの場合は、テザリングで使用できるデータ容量の上限を決めていることも多いです。
例えば、auの使い放題MAX 5Gというプランは、月に30GBまでしかテザリングできません。
その反面、povoの場合は、トッピングで購入したデータ容量を全てテザリングで使用できます。
仮に20GBのトッピングを購入したとすると、20GB全てテザリングで使用できるのです。
外出先でPCなどを長時間使用する方などにとっては、かなり使い勝手が良いのではないでしょうか。
povoでテザリングする際の手順を3つの方法別に紹介
テザリングの方法は、次の3つです。
- Wi-Fiテザリング
- Bluetoothテザリング
- USBテザリング
どの方法でテザリングするかによって、通信速度に差が出るので注意してください。
通信速度は、USBテザリング > Wi-Fiテザリング > Bluetoothテザリングの順番です。
状況に応じて、どの方法でテザリングするのか決めてみましょう。
それでは、上記3つのテザリングの手順をiPhoneとAndroidに分けて解説していきます。
Wi-Fiテザリングの手順
まずは、テザリングの速度が最も速いWi-Fiを使ったテザリングの手順を解説します。
iPhoneの場合
iPhoneでWi-Fiテザリングする手順は次のとおりです。
ipadも次の手順でテザリングできます。
(1) テザリングしたい端末のWi-Fi設定をオンにする
(2) iPhoneの「設定」から「インターネット共有」→「ほかの人の接続を許可」と進みオンにする
(3) テザリングしたい端末のWi-Fi設定画面でiPhoneのネットワーク名を選択する
(4) iPhoneの「設定」→「インターネット共有」内に記載されているパスワードを入力する
Androidの場合
AndroidでWi-Fi接続する場合の手順は、次のとおりです。
(1) 「設定」→「ネットワークとインターネット」→「アクセスポイントとテザリング」内の「Wi-Fiテザリング」をタップする
(2) アクセスポイント名・暗号化タイプ・パスワードを設定する
(3) テザリングしたい端末のWi-Fi設定をオンにする
(4) 2で設定したアクセスポイント名をタップしパスワードを入力する
Bluetoothテザリングの手順
Bluetoothテザリングは、Wi-FiではなくBluetoothを使ってテザリングします。
iPhoneの場合
iPhoneでBluetoothテザリングする場合の手順は、次のとおりです。
(1) iPhoneのBluetoothをオンにする
(2) テザリングしたい端末のBluetoothをオンにしてペアリングを選択する
(3) iPhoneに表示される「Bluetoothペアリングの要求」の「ペアリング」を選択する
Androidの場合
AndroidでBluetoothテザリングする場合の手順は、次のとおりです。
(1) Android端末とテザリングしたい端末のBluetoothをオンにする
(2) テザリングしたい端末のBluetooth設定画面に表示されるAndroid端末を選択する
(3) Android端末でペアリングを要求されるのでペアリングを選択する
USBテザリングの手順
USBテザリングは、iPhoneやAndroid端末とテザリングしたい端末を、USBケーブルで直接つないでテザリングする方法です。
iPhoneの場合
iPhoneでUSBテザリングする手順は次のとおりです。
(1) iPhoneとテザリングしたい端末をUSBケーブルでつなぐ
(2) テザリングしたい端末のネットワーク設定画面からiPhoneのネットワーク名を選択する
(3) テザリングしたい端末でiPhoneの「設定」→「インターネット共有」内に記載されているパスワードを入力する
Androidの場合
AndroidでUSBテザリングする手順は、次のとおりです。
(1) Android端末とテザリングしたい端末をUSBケーブルで繋ぐ
(2) Android端末の設定から「無線とネットワーク」→「テザリングとポータブルアクセス」→「USBテザリング」と進みONにする
(3) テザリングしたい端末のネットワーク設定画面でAndroid端末のネットワーク名を選択する
povoでテザリングする際の3つの注意点
povoでテザリングする際は、いくつか注意点があります。
注意点を理解していないと後悔することが多いので、確認しておきましょう。
注意点は、次の3つです。
・ バッテリーの消耗が激しい
・ データ容量を大量に消費しやすい
・ データ使い放題24時間でのテザリングにも制限はある
1つずつ解説していきます。
注意点1:バッテリーの消耗が激しい
テザリングを使用していると、スマホのバッテリーを大幅に消耗します。
外出先などでスマホのテザリングでPCを使う方などは、スマホのバッテリーが大幅に消耗してしまい、困らないように注意してください。
バッテリーの消耗を抑えたい方は、Wi-FiテザリングではなくBluetoothテザリングを使用するのがおすすめです。
通信速度は落ちますが、バッテリーが減りづらくなります。
スマホの充電環境が整っている自宅ではWi-Fiテザリング、外出先ではBluetoothテザリングと使い分けてみましょう。
注意点2:データ容量を大量に消費しやすい
テザリングを長時間使用すると、データ容量を大量に消費してしまうので、注意してください。
テザリングは、スマホで加入しているキャリアのプランで決められたデータ容量を消費して通信する機能です。
そのため、テザリングを長時間使用してしまうと、プランのデータ容量を使い切ってしまい、速度制限にかかってしまいます。
通信制限にかかると、快適に通信できないのでかなり不便です。
例えば、テザリングでテレビゲームをしたり、PCで高画質な動画を視聴したりするとデータを大量に消費します。
こまめに、残っているデータ容量を確認しながらテザリングを楽しんでみてください。
注意点3:データ使い放題24時間でのテザリングにも制限はある
povoには、トッピングで「データ使い放題24時間」というトッピングがあります。
このトッピングを購入すると、24時間データ容量が使い放題になるのですが、完全に使い放題ではないので注意しましょう。
上記のとおり、公式サイトには「ネットワークの混雑時・動画・クラウドゲームなどの利用時に通信速度を制限する場合がある」と記載されています。
上限のデータ使用量が記載されていないので、どのくらい使用したら速度制限にかかるか明確ではありませんが、一応上限はあると理解しておきましょう。
povoのテザリングができない時の5つの対処法
povoでテザリングする手順をお伝えしましたが、手順通りに接続しても、テザリングできないことがあります。
そんな時は、次の対処法を試してみてください。
・ テザリングを切って再接続する
・ 端末を再起動する
・ 複数テザリングしている場合は他の端末の接続を切る
・ 端末のOSをアップデートする
・ APNに「,dun」を追加する
1つずつ解説していきます。
対処法1:テザリングを切って再接続する
まずは、いったんテザリングを切ってみましょう。
何か不具合が起きている場合は、テザリングをオフにしてまた接続するだけでつながることもあります。
テザリングを切る際は、テザリングする側とされる側の端末のテザリングを切りましょう。
テザリングを切ってすぐ接続するのではなく、数分時間をあけて再接続するのがポイントです。
対処法2:端末を再起動する
再接続しても解決しない場合は、端末を再起動してみましょう。
テザリングに限らず、端末の不具合が起きた場合は、再起動すると解消されることが多いです。
どちらの端末の不具合か分からないので、再起動する際もテザリングする側とされる側の両方の端末を再起動してみてください。
対処法3:複数テザリングしている場合は他の端末の接続を切る
複数の端末をテザリングしている場合は、他の端末の接続をいったん切ってみましょう。
端末によって、テザリングできる台数が決まっています。
そのため、上限以上の端末をテザリングしてしまうと、一部の端末がテザリングできなくなるのです。
端末によって異なりますが、テザリングの上限は5~10台ほどです。
余裕に感じるかもしれませんが、端末以外にもPCやタブレット、スマートテレビなどもつないでいる場合は、すぐに上限に達してしまうことも多いので、確認してみてください。
対処法4:端末のiOSやOSをアップデートする
再起動や他の端末の接続を切っても、テザリングできない場合は、端末のiOSやOSをアップデートしてみてください。
最新のiOSやOSになっていないと、テザリングできないことがあります。
テザリングする側だけでなく、される側の端末のiOSやOSも確認しておきましょう。
対処法5:APNに「,dun」を追加する
ここまでの対処法を実施してもテザリングがうまくいかない場合は、APNに「,dun」を追加してみてください。
一部の端末では、APNに「,dun」を追加しないとうまくテザリングできない場合があります。
端末の設定からAPN設定を開き、「APNタイプ」の項目に「,dun」を追加するだけです。
APNタイプにすでに記載されている文字列は消さずに、文字列の最後に「,dun」を追加してください。
例えば、APNタイプに「default」と記載されていたら、「default,dun」としましょう。
また、「BALMUDA Phone X01A」を使ってテザリングする場合は、他の端末とは異なる設定が必要です。
設定内容は、povoの公式サイトに詳しく記載されているので、確認してみてください。
外出先でPCやタブレットを使って仕事する方にはとても便利
今回は、povoでテザリングする方法や注意点、テザリングできない場合の対処法などを解説してきました。
povoのテザリングについてまとめると、次のとおりです。
・ テザリングは無料で申し込み不要
・ トッピング内ならデータ使い放題
・ テザリングの接続方法はWi-Fi・Bluetooth・USBの3つ
・ バッテリーやデータ容量の消費に注意
・ うまくつながらない時は再接続や再起動する
povoは無料・申し込み不要でテザリングが利用できます。
テザリングの制限もなく、トッピングしたデータ容量内であれば無制限に使い放題です。
外出先でPCやタブレットを使って仕事する方などにとっては、かなり便利な機能です。
povoを契約して、快適なテザリングを楽しみましょう。(執筆者:吉野 光祐)