基本料金0円で運用できることで人気の「povo2.0」。
大手キャリアからの乗り換え先として考えている方も多いです。
povo2.0の契約を考えている方の中に
「povo2.0の注意点やデメリットは?」
「メリットはある?」
このような疑問がある方もいるのではないでしょうか。
そんな方へ向けて、本記事では次の内容を解説します。
・ povo2.0の注意点やデメリットを解説
・ povo2.0のメリットを解説
・ povo2.0の注意点やデメリットからわかるおすすめできない人
・ povo2.0の申し込み方法を場面別に解説
・ povo2.0で利用できるキャンペーン
povo2.0の注意点やデメリットだけでなくメリットも解説するので、povo2.0が自分に最適な回線か判断したい方は確認してみてください。
目次
povo2.0の注意点やデメリットを解説
さっそく、povo2.0の注意点やデメリットをお伝えします。
povo2.0の契約を検討している方の中で、注意点を把握してから契約したい方は、参考にしてください。
注意点やデメリットは次のとおりです。
・ 速度制限後の通信速度が遅い
・ 家族割などの割引が適用できない
・ 端末が販売されていない
・ 契約やサポートがオンラインしかない
・ データ容量を翌月に繰り越せない
・ キャリアメールが使えない
・ 180日以上トッピングしないと利用停止になる
・ 留守番電話が利用できない
・ 海外で使えない
・ 法人と13歳未満は契約できない
・ クレジットカード以外で契約できない
1つずつ解説します。
注意点1. 速度制限後の通信速度が遅い
povo2.0は、速度制限後の通信速度が128kbpsとかなり遅いです。
格安SIMの中には、通信制限後も最大1Mbpsで通信できる回線もあるので、注意してください。
128kbpsでは、SNSはもちろんWebの閲覧すらできません。
かなり使いづらい状態になると理解しておきましょう。
しかし、povo2.0はいつでも好きな分のデータ容量を購入できるので、速度制限になった場合はデータ容量を購入すれば高速通信できます。
そのため、速度制限にかかったら翌月まで待たないといけないわけではありません。
注意点2. 家族割などの割引が適用できない
povo2.0は、家族割などの割引が適用できません。
auには「家族割プラス」という割引制度があり、2回線以上の場合は月550円割引、3回線以上の場合は月1,100円割引されます。
povo2.0はauのサブブランドではありますが「家族割プラス」は適用できないので、適用させてお得に契約しようと思っている方は注意してください。
ただ、povo2.0は割引を適用させなくても十分安いです。
1GB:390円から利用でき、大容量のトッピングもあるので安心してください。
注意点3. 端末が販売されていない
povo2.0では、端末が販売されていません。
povo2.0を契約すると同時に機種変更しようと思っている方は、注意してください。
ただ、povo2.0で機種変更する場合は、次のような場所で端末を購入すれば機種変更できるので、そこまでデメリットではありません。
・ auショップ
・ auオンラインショップ
・ 家電量販店
・ メルカリなどのアプリ
・ 中古ショップ
auのオンラインショップであれば、店舗に足を運ばずに購入できるのでおすすめです。
注意点4. 契約やサポートがオンラインしかない
povo2.0は、契約やサポートが全てオンラインです。
店舗で契約したい方や店舗のスタッフに直接相談したい方などは、注意してください。
また、電話でのサポートにも対応していないので、何か困ったことがある方はpovo2.0の公式サイトからチャットで問い合わせることになります。
しかし、チャットはAIではなくオペレーターにつながるので、電話や店舗でスタッフに相談する場合と何ら変わりはありません。
チャットでも十分解決できるので、そこまで心配する必要はないです。
注意点5. データ容量を翌月に繰り越せない
povo2.0は、データ容量を翌月に繰り越せません。
他の格安SIMを見ると、プランのデータ容量が残った場合は翌月末まで繰り越せる回線もあるので、povo2.0の注意点と言えます。
ただ、povo2.0は自分でデータ容量をカスタマイズできるので、普段消費する分のデータ容量をトッピングしておけば、大量にデータ容量が余ることはありません。
注意点6. キャリアメールが使えない
povo2.0は、auのキャリアメールを引き続き使えません。
キャリアメールとは大手キャリアが発行しているメールアドレスで、auの場合は「~ezweb.ne.jp」のメールアドレスがキャリアメールです。
これまでauを契約してきた方は、auのキャリアメールを使用しているので、メールアドレスを登録する場面などでキャリアメールを登録している方が多いのではないでしょうか。
そのような方は、povo2.0に乗り換えるとキャリアメール が使えなくなるので、Webサイトなどに登録しているメールアドレスを全てフリーアドレスに変更する必要があります。
フリーアドレスは、GmailやYahooメールなどで無料で発行できるのですが、登録しているメールアドレスを変更するのが面倒と感じる方が多いです。
povo2.0でも引き続きauのキャリアメール が使えると思っている方は、注意してください。
しかし、povo2.0を契約してもauに月330円支払えば引き続きキャリアメールを利用できるサービスがあるので、有料でよければ引き続き利用することも可能です。
注意点7. 180日以上トッピングしないと利用停止になる
povo2.0は、180日以上トッピングしないと利用停止になります。
povo2.0は基本料金0円なので、トッピングをしなければ無料で運用できると考えている方も多いですが、180日以上トッピングしないといきなり利用停止になるので注意してください。
トッピングの中には、220円/回のトッピングもあります。
そのため、180日に1回安めのトッピングをすれば維持できるのですが、面倒に感じる方も多いですよね。
利用停止になる場合は、povo2.0側から通知が来るので、通知が来たタイミングでトッピングをするのが面倒ではない方は、デメリットに感じないかもしれません。
注意点8. 留守番電話が利用できない
povo2.0は、留守番電話が利用できません。
仕事などの関係で、電話番号を使った通話を頻繁に行い、留守番電話をよく使う方などは注意しましょう。
ほとんどLINE通話しかしない方や留守番電話をしない方にとっては、デメリットではありません。
注意点9. 海外で使えない
povo2.0は、海外では利用できません。
特に、海外に頻繁に旅行へ行く方や、海外出張などで行く方などは、注意してください。
公式サイトを見ると「提供予定」と記載されてはいますが、現時点では提供されていません。
海外へ頻繁に行く方は、海外で利用できるモバイルWi-Fiをレンタルしたり、海外でも利用できる格安SIMを契約しましょう。
注意点10. 法人と13歳未満は契約できない
povo2.0は、法人と未成年は契約できないので、注意してください。
親が代わりに契約することもできません。
基本料金が0円で安く運用できるので、小学生の子どもにスマートフォンを持たせたい親御さんなども多いですが、povo2.0では契約できないので注意してください。
ただ、すでにauを契約している状態からpovo2.0に移行する場合は、13歳未満で利用できます。
1度auを契約し、プラン以降という形でpovo2.0を契約するのもおすすめです。
短期間にauからpovo2.0へ移行してしまうと、ブラックリストに載ってしまうので、少し期間を空けてから移行するようにしましょう。
注意点11. クレジットカード以外で契約できない
povo2.0は、クレジットカード以外で契約できません。
口座振替やコンビニ支払い、請求書払いなどには対応していないので、注意してください。
しかし、デビットカードで契約できる場合もあります。
公式にはクレジットカードのみと記載されていますが、デビットカードで契約できている方も多いです。
口コミ上で契約できたと言われているデビットカードは、次のカードです。
・ りそなデビットカード
・ PayPay銀行Visaデビットカード
・ スルガ銀行VISAデビットカード
・ ソニー銀行
ただ、上記のデビットカードでも契約できない可能性は十分あるので、確実に契約できるわけではないと理解しておきましょう。
基本的には、クレジットカードしか使えません。
注意点やデメリットだけではない! povo2.0のメリットを解説
povo2.0は、注意点やデメリットだけでなく、メリットもたくさんあります。
自分にとってメリットの方が大きい方は、契約を検討してみてください。
メリットは次のとおりです。
・ データ容量をカスタムできる
・ 通信速度が速い
・ テザリングが無料で使える
・ かけ放題が安い
・ 手数料がかからない
・ DAZNなどがお得に使える
・ auの割引を引き継ぐことができる
1つずつ解説します。
メリット1. データ容量をカスタムできる
povo2.0は、データ容量をカスタマイズできます。
今までにないトッピングという発想のおかげで、自分に最適なデータ容量の分だけトッピングできるので、無駄がありません。
「ちょうどいいデータ容量のプランがない」このように悩んでいる方も、povo2.0であれば1GB単位でトッピングできます。
自分に最適なデータ容量のプランを契約したい方は、povo2.0を契約してみましょう。
メリット2. 通信速度が速い
povo2.0は、通信速度が速いです。
povo2.0の回線は、auの回線を使用して運営されているので、安定した速度で通信できるのです。
格安SIMは、大手キャリアと比較して通信速度が遅いのがデメリットですが、povo2.0はその部分を克服しているので、大手キャリアからの乗り換え先としてかなりおすすめできます。
povo2.0と他の格安SIMの通信速度を比較すると、次のとおりです。
povo2.0 | 平均ダウンロード速度: 97.78Mbps 平均アップロード速度: 15.87Mbps |
mineo | 平均ダウンロード速度: 39.08Mbps 平均アップロード速度: 8.68Mbps |
OCNモバイルONE | 平均ダウンロード速度: 72.71Mbps 平均アップロード速度: 11.28Mbps |
LINEMO | 平均ダウンロード速度: 85.08Mbps 平均アップロード速度: 16.97Mbps |
ワイモバイル | 平均ダウンロード速度: 63.95Mbps 平均アップロード速度: 16.32Mbps |
※参照:みんなのネット回線速度
上記の通り、通信速度が早いと有名な格安SIMと比較しても、povo2.0の方が速いです。
通信速度が速い格安SIMを契約したい方にはpovo2.0がおすすめです。
メリット3. テザリングが無料で使える
povo2.0は、無料でテザリングが利用できます。
大手キャリアで使う場合は、月に数百円かかってしまう場合が多いので、メリットと言えます。
仕事の関係で外出先でパソコンを使ったり、電車の中でも動画視聴を楽しみたい方などにとっては、大きなメリットです。
メリット4. かけ放題が安い
povo2.0は、かけ放題が安く利用できます。
仕事などの関係で、電話番号を使った通話をよくする方などにとっては、大きなメリットではないでしょうか。
参考までに、povo2.0と他社のかけ放題の料金を比較すると、次のとおりです。
povo2.0 | 無制限かけ放題:1,650円/月 |
UQモバイル | 無制限かけ放題:1,870円/月 |
au | 無制限かけ放題:1,870円/月 |
ahamo | 無制限かけ放題:1,100円/月 |
※全て税込価格です
表のとおり、povo2.0が最安ではありませんが、他社よりも安い料金でかけ放題が利用できます。
メリット5. 手数料がかからない
povo2.0は、次の手数料が一切かかりません。
・ 契約事務手数料
・ 解約手数料
・ SIM発行手数料
契約するさいの初期費用が一切かからないので、契約のハードルがかなり低いです。
また、解約時も一切手数料はかからないので、どのくらいの期間使用するかわからない方なども安心して契約できます。
メリット6. DAZNなどがお得に使える
povo2.0は、データ容量や通話オプションのトッピング以外にも、次のようなコンテンツのトッピングも行っています。
・ DAZN(7日間使い放題):760円/回
・ smash(24時間使い放題):220円/回
DAZNやsmashを契約していないものの「この試合だけは見たい」「試しに少しだけ利用したい」という時に一定期間だけ契約できるので、かなり便利です。
メリット7. auの割引を引き継ぐことができる
povo2.0は、auの割引を引き継ぐことができます。
auの割引制度として「かえトクプログラム」という割引制度があります。
かえトクプログラムは、買い替える際に端末を返却することを前提に24回払いで端末を購入すると、端末の代金が大幅に安くなる割引制度です。
auユーザーでかえトクプログラムを利用していても、povo2.0で継続して利用できるのは大きなメリットではないでしょうか。
povo2.0の注意点やデメリットからわかるおすすめできない人
ここまで、povo2.0の注意点やデメリットをお伝えしてきましたが、契約しても損しないのかわからない方も多いのではないでしょうか。
以下に当てはまる人は、povo2.0に向いていないと言えます。
・ オンラインでの契約に不安がある人
・ 定期的にデータを購入するのが面倒な人
・ クレジットカード以外で契約したい人
povo2.0は、契約やサポートなど全てがオンラインで行われる回線なので、オフラインで契約やサポートをしてもらいたい方には向いていません。
また、povo2.0の特性上、定期的にデータ容量をトッピングする必要があります。
トッピングは簡単にできるのですがひと手間かかるので、面倒に感じる方には向いていません。
クレジットカード以外で契約したい方も注意が必要です。
povo2.0は口座振替やコンビニ支払いに対応していないので、クレジットカードで契約するしかありません。
逆に、上記に当てはまらない方は契約しても後悔しないのでおすすめです。
契約時の手数料や解約金が発生せず、0円で運用できるのでとりあえず契約するのも手です。
povo2.0の申し込み方法を3つの場面別に解説
povo2.0は、次の3つの場面によって申し込み方法が異なります。
・ 新規契約する場合
・ 他社から乗り換える場合
・ auやpovo1.0からpovo2.0にプラン変更する場合
上記の場面ごとに申し込み方法を解説している記事はこちらです。
自分がどの場面に当てはまるのか確認し、手順に沿って申し込んでみてください。
povo2.0で利用できるキャンペーン一覧
povo2.0のキャンペーンはかなり少ないですが、現在は2つ実施しているので内容をお伝えします。
FIND povo (2022年9月30日まで) | 街に隠れたpovoデザインのシェアリングサービスを探し、周辺にあるQRコードを見つけて参加すると、ギガが抽選でもらえるキャンペーン。 |
ギガおとな買いキャンペーン (202年6月30日まで) | 60GB以上のトッピングを購入すると、追加で10~30GBが無料でもらえるキャンペーン。 |
FIND povoは参加型のキャンペーンです。
抽選ではありますが、300MBかデータ使い放題のデータボーナスが当たるので、気になる方はpovoを契約して参加してみてください。
ギガおとな買いキャンペーンは、60GBのトッピングを購入すると追加で10GB、150GBのトッピングを購入すると追加で30GBが無料でもらえるキャンペーンです。
データ容量を大量に消費する方にとってはかなりお得なキャンペーンなので、ぜひ利用してみてください。
povo2.0の注意点を考慮しても大手キャリアからの乗り換え先に最適
今回は、povo2.0の注意点やメリット、申し込み方法などをお伝えしてきました。
注意点やデメリットを考慮しても、これだけ安い月額料金で高速通信が楽しめる回線なので、大手キャリアからの乗り換え先に最適な回線と言えます。
もう一度、povo2.0の注意点とメリットをお伝えすると、次のとおりです。
・速度制限後の通信速度が遅い
・家族割などの割引が適用できない
・端末が販売されていない
・契約やサポートがオンラインしかない
・データ容量を翌月に繰り越せない
・キャリアメールが使えない
・180日以上トッピングしないと利用停止になる
・留守番電話が利用できない
・海外で使えない
・法人と13歳未満は契約できない
・クレジットカード以外で契約できない
・データ容量をカスタムできる
・通信速度が速い
・テザリングが無料で使える
・かけ放題が安い
・手数料がかからない
・DAZNなどがお得に使える
・auの割引を引き継ぐことができる
povo2.0の契約を迷っている方は、注意点やデメリットを確認してみてください。
また、表のとおりメリットもたくさんあるので、自分にとってメリットがどのくらいあるのかも確認すると、最適な回線かわかります。(執筆者:吉野 光祐)